告発

告発

Murder In The First
1995年製作 アメリカ 122分 1995年4月22日上映
rating 4.1 4.1
85 18

『告発』とは

悪評高いアルカトラズ島の刑務所で行われていた虐待を告発し、同刑務所を閉鎖へと追いやった実話が元となるドラマ。若い弁護士と囚人の友情を軸に描かれている。監督は、『ハートブレイク・タウン』でドキュメントタッチの演出を見せたマーク・ロッコ。主演は、『トゥルー・ロマンス』のクリスチャン・レーターと、『トレマーズ』のケヴィン・ベーコン。共演は、『レオン』や『フィフス・エレメント』で悪役には定評のあるゲイリー・オールドマン。

『告発』のあらすじ

物語の舞台は1930年代後半のサンフランシスコ。新人エリート弁護士のジェームズが初めて担当した事件は、悪名高いアルカトラズ刑務所内で起きた殺人事件だった。被告は、25年の刑に服すヘンリー。徐々に心を開いてゆくヘンリーであったが、事件の核心については語ろうとしない。やがてジェームズは、その裏に、刑務所内で日常的に行われている虐待の数々があることを知る。ヘンリーは、所内の過酷な環境と副所長グレンのだが、虐待に耐えきれず脱獄、仲間の裏切りにあい、衝動的に相手を殺してしまったのだ。ジェームズはヘンリーの無罪を主張、刑務所の非人道的ふるまいが事件を引き起こした、と刑務所を告発する。だが、様々な圧力が若い2人に降りかかるのだった。

『告発』のスタッフ・キャスト

『告発』の感想・評価・ネタバレ

  • エミデブ
    エミデブ 4 2015年11月28日

    実話を基にしてる映画の中でも特に面白いと思った映画。レンタルしてきて1週間で2回観た。飽きやすい自分にとっては珍しいことなんだ。 でも、すごい面白いなと思ってこれが実話かとね、はぁすごい話があるものだと思って観終わって感心してて、興味が湧いて調べたんだけどこれがものすごい映画と違くてね。脚色の嵐だったわけよ映画は。それが、自分の好きな園子温みたいにあからさまな脚色でやってくれるんだったら良い。でもこの映画ですごい泣いて、主人公にも同情した。 どれくらい脚色がすごいかというと、まずこの映画の主人公は妹のために5ドル盗んで捕まる。でも実際は銀行強盗に殺人までやってる。 次にこの映画はラストで主人公が死んで終わるけど、現実だともう普通に出所してる。そしてこれが一番酷いと思うんだけど、この映画は囚人と弁護士が主人公で、この2人の友情っていうのが大きなテーマにある。だけどこれがまた綺麗にまとめられてて、弁護士が2人いるっていうね。そこまでも脚色するか。 伝え方によっては凶悪な犯罪者が可哀想な主人公になるんだから怖いもんだよ。 でもそこに目を瞑って観たら名作だとは思うよ #ネタバレ

  • Aki

    アルカトラズに関する映画はほとんど観たと思っていたけどこんな凄い映画があったとは恥ずかしながら知らなかった。しかも実話をもとにした作品らしい。。なんと酷いことしてたんだ。 終盤のジェームスとヘンリーのやり取り、涙が止まらなかった。

  • HM world-traveller
    HM world-traveller 4 2015年7月14日

    アルカトラズ刑務所での非人道的な虐待を暴き、刑務所を閉鎖に追い込むきっかけとなった実話を元にした映画。行政や司法、あるいは警察などの不正を取り上げた作品は珍しくないし、看守と囚人の癒着や施設内カーストを取り上げたものも観たことがある。が、この悲惨さは、過去に観た数々の作品の中でも抜きんでている。 5ドルだろうが生活に困窮した末のことだろうが罪には違いないけれど、5ドルを盗んだ罪の量刑が25年となれば、脱獄したくなるのも無理は無い。そして狭くて光のささない穴のような独房での3年。虐待が生む新たな悲劇。 法律とは何なのか、司法は?人権とは? そういうことを突きつけられる重い映画。実話ゆえの重みと衝撃はこれ以上無いほどに大きいけれど、やはり結末がどうしても咀嚼できず、心にいつまでも引っかかってしまう。 裁判に勝って人生に負けた、と言ったら言い過ぎだろうか? あまりにも救われないラスト。勝利がもたらした最終結果があれなのか。同刑務所の閉鎖のきっかけとなった事実は大きいけれど、ヘンリーという男の人生を考えた時、虚無感と怒りが混ざったような感情に襲われ、何か配慮や措置を講じることはできなかったのかという思いでいっぱいになる。

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