ピアノ・レッスン

rating 3.7 3.7
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「ピアノ・レッスン」のスタッフ・キャスト

「ピアノ・レッスン」の感想・評価・ネタバレ

  • mitaDVD
    mitaDVD 3 1月7日

    不倫

  • maipote
    maipote 3.5 2016年12月12日
  • HMworldtraveller
    HMworldtraveller 3.5 2015年9月23日

    官能的で本能剥き出しで昼メロばりのどろどろの三角関係愛憎劇と、美しい音楽や未開拓時代のニュージーランドの自然美とのコントラストが皮肉っぽく複雑な気分にさせる1本。 3人の誰にも感情移入も共感も全くできないけれど、なぜそういう心理になったのかはいずれも理解はできる。ただ、人には積極的には勧めません。特に男性は不快感を覚える作品ではないかと思います。 主人公エイダ(女) : 幼い頃に口がきけなくなった彼女にとってピアノは体の一部。なのに夫は彼女にとってのピアノの重みを理解しない、しようとしてくれない。運搬困難を理由にピアノを海岸に放置し挙句の果てに取引の条件としてピアノを他人に渡してしまう。元々親の決めた、顔も知らない結婚相手の最初の対応がこれでは心を閉ざし頑なになるのもわかる。学は無いがストレートに自分への欲求を露わにするベインズに傾くのもどうかと思うが気持ちはわからなくもない。 夫スチュワート: 相手の親との取り決めとはいえ夫婦は夫婦。新たな生活と初対面の自分に慣れない彼女に夫婦関係を無理強いせず徐々に彼女が心を開いてくれるのを待とうとする心遣いを少なくとも当初は持ち合わせていた。彼は彼なりのアプローチで夫婦になろうと努力していたのだと思う。 ベインズ: 文字も読めず入れ墨だらけで粗野な印象の地元の男。だが置き去りにされたピアノを弾くエイダの姿を見るうちに彼女にとってのピアノの意味を理解し、ピアノを入手後調律師を呼び音階を整える。そしてスチュワートよりもより能動的なやり方で少しずつ確実にエイダの硬い心の殻を剥がしていく。 しかし、しかし!エイダは夫の気持ちを少しでも理解しようとしたのか?家の外に娘を待たせて不倫行為に及ぶのも最悪だし全く受け入れ難い。スチュワートは気遣いは見せるものの妻の感情にダイレクトには寄り添えず、怒りに狂ってこれまた娘の前で妻に残酷で暴力的な仕打ちを仕返す、、。直接の原因は妻側にあるが、妻をそういう行動に走らせた一因はスチュワート側にもある。一方、ベインズのあの行動は計算づくとも取れる。。 そんなこんなで、心理状態はわかるが誰にも共感できない話だった。が、ピアノ、音楽、野性味溢れる自然など作品を彩るパーツのマジックというべきか、どろどろの愛憎劇が妙に美しく文学的に昇華されたような錯覚に陥る。芸術や文学と卑俗的なものの境界をどのあたりに捉えるかで大きく評価が変わり得る作品と言えるかも。共感はできないけれど役者の渾身の演技と心理状態の見事な炙り出しにスコアを献上。