ふたりのベロニカ
ふたりのベロニカ
La double vie de Véronique
1991年製作 フランス・ポーランド 98分 1992年6月20日上映
rating 4.1 4.1
8 4

『ふたりのベロニカ』のs_p_n_minacoの感想・評価・ネタバレ

s_p_n_minaco
s_p_n_minaco 0 2017年10月6日

古くはイザベル・アジャーニとかソフィー・マルソーやシャルロット・ゲンスブールとかのように、当時のイレーヌ・ジャコブありきで、彼女を観るためにあるような…。いや、油絵のような色彩や質感で撮られた街並や、時にダイナミックに動くカメラワークにもうっとりするが、何よりもドラマティックなのがイレーヌ・ジャコブだ。時に物憂げに時に溌剌と、歌ったり泣いたりつまづいたり、その繊細で儚げな表情と一挙手一投足を追うだけで映画になる。ポーランドとフランスに存在する2人のベロニカ、謎めくシンクロニシティはファンタジーというよりも、生々しい肉体を伴った身代わりの幻想。赤と緑が映えるし、既にイレーヌ=赤のイメージは強い。