フック

フック

Hook
1991年製作 アメリカ 142分 1992年6月20日上映
rating 3.6 3.6
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『フック』とは

名匠スティーヴン・スピルバーグ監督が40歳になったピーター・パンをSFXを駆使して描いたファンタジー・コメディ。ピーター・パンにはロビン・ウィリアムズ、フック船長にはダスティン・ホフマン、ティンカーベルにはジュリア・ロバーツ、ウェンディにはマギー・スミスといった名優たちをキャスティング。1992年第64回アカデミー賞で5部門(衣装デザイン賞、美術賞、視覚効果賞、メイクアップ賞、主題歌賞)にノミネートされている。

『フック』のあらすじ

アメリカの企業付弁護士ピーター・バニング(ロビン・ウィリアムズ)は、家庭を顧みない仕事人間。妻のモイラ(キャロライン・グッドール)や二人の子供たちはそんな父ピーターに日頃から不満を持っていた。そして迎えたクリスマス休暇、バニング一家はモイラの祖母ウェンディ(マギー・スミス)の元へ帰省。その夜、子供たちが忽然と姿を消してしまう。ドアには子供たちを誘拐したという脅迫状があり、差出人にはフック船長(ダスティン・ホフマン)の名が示されていた。その名に思い当たる節もなく、困惑するばかりのピーターだったが、彼がピーター・パンだった過去をウェンディから告げられ、ますます混乱する。そんな最中、妖精ティンカーベル(ジュリア・ロバーツ)が出現、子供たちを助けるため、ネヴァーランドへと旅立つのだが……。

『フック』のスタッフ・キャスト

『フック』の感想・評価・ネタバレ

  • けんしろー
    けんしろー 3 2017年1月12日

    ピーターパンが大人になってしまった。 ネバーランドからもいなくなった。 記憶が交錯する中でエリート社会人として生きるピーターは家庭よりも仕事優先 ある日、フック船長に子供を誘拐されネバーランドに戻る記憶を無くしていた社会人ピーターはピーターパンだった。 スピルバーグらしい映画でした。 誰もが考える事をリアルに再現。キャスティングもいいと思いました。子供の中でもみんな良い子ではなく難しい年頃の子の起用や愛しい黒人の太った男の子など 何よりピーターパン演じたロビンが子供の中に混ざり何の違和感もなく演じ切っていたのがとてもほっこりした。 一つ気になったのが正直すぎて展開が早かった所です。しかしこれが逆にフック船長との闘いで汚い手もつかう相手に活かされたのではないだろうか。 素敵な映画です。

  • まつり
    まつり 3 2016年2月21日

    ピーターパンが大人になったら?もしピーターパンがネバーランドからいなくなったら?そんな純粋な動機を感じる映画。 タイトルはフックだけど、物語の主軸はロビン・ウィリアムズ扮するピーター。子供のまま歳をとらない筈のピーターだけど本作では現代社会にくらし仕事人間のパパになっている。 ネバーランドの記憶がごっそり抜けていて自分が何者だったかも忘れているピーター。息子たちを拐ったのは宿敵フック船長だと言われたところで世迷い言だときって捨てる。そんな調子のピーターにキレたのがティンカーベル(ジュリア・ロバーツとは驚いた)、強制連行でピーターをネバーランドへ。やっと理解が追い付いてくるピーターだけど、ピーターパンとしての記憶は戻らない。遊び心を忘れた現実主義な氏はまったく不甲斐ない有り様。あと十数センチ手を伸ばせば息子たちを助けられるのに、恐怖と臆病さのうちに早々に手を下ろす。それを目の当たりにした兄妹はひどく失望する。拐ったフックですら戦意を喪失する。しかたない、しょうがない。そんなピーターをピーターパンにする訓練の日々とフック船長との決着、親子の絆が描かれている。 とくに面白かったのが、フック船長がピーターの長男を懐柔するところ。長男のジャックは仕事ばかりで構ってくれない父にもともと不満をもっている。そこをつきジャックを自分側に引き入れてしまえばピーターパンは窮地に立たされるはずだ……と画策したはずのフックに思わぬ誤算が。ジャックとの間に妙な絆が生まれ始める。配下を使った野球試合。見事ホームランを打ったジャックを抱えあげて全力で喜ぶ、まるで親子のようなフックとジャック。そのあともミニフックと言わんばかりにジャックに自分と同じ衣装を着せて船を闊歩したりする。 父失格のピーターと父になろうとするフックの対比が面白い。親子の絆の希薄さ、遊び心の喪失などなどメッセージに豊んだところがこの作品の良さであり一方で少々クサいところだと思う。 CG全盛の今と比べると圧倒的アナログ感!感動する!美術も演出も、知恵と工夫が垣間見える。メッセージを入れるぞ!という気概も感じる(少々暑苦しいほどに笑)。とても丁寧な作り。ラストは童話らしく、急速に、すみやかに、ハッピーエンドに収束していく。

  • ごとー
    ごとー 0 2015年12月19日

    2015/12/20 父を嫌い母を愛するピーターパンが憎むべき父親になってしまうというアイディアがもうたまらない。そして息子に一度は憎まれてしまう。現実のピーターはフックと同化してると考えるとタイトルのフックも納得だよな。もちろんこのピーターパンはロビンウィリアムスにしかできない!子供心を一生持てる人なんてこの人以外考えられない!ただ殺陣がね(笑)ちょっと残念だった。大人vs子供だからしょうがないのかな。

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