
『ヘンリー』のスタッフ・キャスト
『ヘンリー』の感想・評価・ネタバレ
-
人を殺し続ける男ヘンリーは友人と一緒に暮らしていた。そこに友人の妹が越してくる。 殺人鬼の映画にも関わらずショックシーンがなかなか出てこない。出てきたとしても抑制的。殺人鬼は決して映画の中だけの生き物ではなく、普通に人間として生活しているんだよ、という映画だ。近年は『フリッツ・ホンカ屋根裏の殺人鬼』などもこれに類される映画だと思うが、本作の公開は1986年なのでかなり先駆的である。「完成した86年当時、「13日の金曜日」のようなホラーを望んでいた出資会社は、「ヘンリー」の一切の感情を寄せつけない内容に唖然。」との紹介文はまさにその通りだろう。正に早すぎた傑作と言えるのではないだろうか。 この映画はカルト映画のように観られがちで、スリルの中に確かに所々コメディへの脱落もある。例えば電気屋でビデオカメラ買うシーンなど。だがこの映画のオチは大変に気味悪く、舌触りは最悪。さらにその直前に「明らかに映画が終われるタイミング」があるので、さらに最悪である。
-
ヘンリー・リー・ルーカスと言う実在した殺人鬼(ハンニバル・レクターのモデルだとか)の日常的殺人の映画化、胸糞悪くなります なにせ360人とも言われる被害者達は゛息をするように゛軽く殺されていきます、ヘンリーの悪の根源は間違いなく両親(特に母親)にあり 両親がヘンリーに行った事はネット検索すればいくらでも出てきます、しかしだからと言ってこの映画を観る時にヘンリーへ同情を向けないで欲しい 被害者にも家族や恋人が居たと想像する視点で観て下さい。
(C)1986 MALJACK PRODUCTIONS