
『12人の優しい日本人』のスタッフ・キャスト
『12人の優しい日本人』の感想・評価・ネタバレ
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どうしても時代感がでてしまうのは仕方ないけど、それを差し引いてもなかなか面白かったです。もう少し屁理屈をこねくりまわしたほうが面白かったと思う。
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三谷さんお得意のシチュエーションコメディ(?)。 1950年代のアメリカ映画「12人の怒れる男」へのオマージュ作品。 三谷作品でおなじみの俳優陣、若かりし頃大集合。 三谷さんは戯曲を書かせたら天下一品だな、と改めて思える作品。 悔しいけれど、ああ日本人ってこういうものだよな、私も日本人だよな、と納得してしまいそうになる。 人を思いやるふりしているけど自分が一番かわいいところとか、 論理的なように見えるけど実は全然論理的じゃない主張とか、 曖昧にしておけば他の誰かがいつかどうにかしてくれると思っているところとか。 自分はこういう人種じゃないと思いたいし、こういう人かっこ悪いと思うし、日本人みんながこういう人たちばかりじゃないと思う。 けれど、どこか自分を投影させられてしまうのだよなあ。 難があるとすれば、俳優たちの声の大きさや言い回しがぎゃんぎゃんキンキンと、うるさくてかなわないところ。 セリフのタイミングも、同時に複数名が話し動く場面が多くて耳障り。 落ち着いた作品が好きな方には、少しストレスがかかる映画かも。
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何度見ても脚本が秀逸。