『3-4X10月』のsouthpumpkinの感想・評価・ネタバレ

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southpumpkin 3 2017年1月23日

『その男、凶暴につき』で鮮烈なデビューを飾った北野武が続いて撮った本作。何をやっても冴えない青年がひょんなことから暴力団組織と敵対することに。彼は銃をもらいに沖縄へ行き、そこで北野武演じる暴力まみれの男と出会います。 これはもう仕方がないネタバレなのですが、この映画全てが終わった後にほとんど全てが青年の空想であったことが判明します。そのつもりだったのか、映画全編通してリアリズムを逸脱した暴力に終始しています。横にいる女をとにかく殴る北野武もまた、青年の秘めた暴力性の発現ということなのでしょう。 映画としては北野武作品群の中で面白い方であるとは言いづらいのですが、北野武が溜め込んだ映画的なアイディアを爆発させています。ハッとさせられるカット、(おそらく)複数の映画からの引用などヌーベルバーグの映画を見ているようです。