レビュー一覧 40ページ目

  • 京都滞在6日目。北の辺りに行きたい、とゲストハウスのオーナーに言えば「じゃあ『マザーウォーター』は観たのか」と。観てなかったので出かける前に鑑賞しました。この映画の舞台は京都の北のほう。数人の男女がお互いの店(カフェ、バー、豆腐屋、銭湯など)やその辺りをフラフラと出会い、仲良くなるお話。 空気感は大徳寺周辺の辺りとすごく似ており、映画を観てから実際にあの辺りを周ると感慨深く感じました。市川実日子が働いている豆腐屋も見つけたし。映画は日常を切り取った、というわけではなくどうもうまいことデフォルメされているように思います。何か、素晴らしい、形容しがたい空気感を纏った人間たちの生活感のない生活感を描いています。この微妙な雰囲気は文章にしづらい。一言で言うならば「『かもめ食堂』のスタッフが送る」です。そんなに綺麗に生活できないだろ、というツッコミを入れたらキリがない。本当に彼らはこの街で生きているのか不安になってくる。ただ憧れを抱くことはできます。楽しいんだよね。

  • 大学生たちは授業が終わると、カフェバーのエデンに集合する。そこに現れた一人の男の誘いで…。 アラン・ロブ・グリエ初のカラー作品。映像で散々遊んできた彼がカラー取れるってなったらそりゃ遊ぶに決まってるじゃないですか。これまで以上に情報量が多い。さらにわけわからなくなっています。しかもこの作品(前作『嘘をつく男』でも一瞬あったけど)目隠し、という彼のサディズムを解放したようなシーンがあり、この辺りも彼の作家性として楽しめるようにならないと難しい。主演のカトリーヌ・ジュールダンはかわいいな、それくらいです。そういえば、終盤でカトリーヌ・ジュールダンと似た姿の女の人と手を合わせるみたいなシーンがありましたが、これがすごく『アナイアレイション』っぽかった。

  • 3人の女(姉妹ではない)たちが住む屋敷に一人の男が現れた。彼はその家の息子と共にリベラルとして活動していたとされるが、どうも男は嘘をついているようで…。 アラン・ロブ・グリエ監督作品。辛い。イメージが抽象的に重ねられ、物語を追うのは困難でした。ただし意味はわからなくもない。映画の中で俳優は役を演じるという嘘をついているが、男はその役の中でさらに嘘をついている。ARGお得意の現実と虚構がぐちゃぐちゃとなるやつです。映画の中で嘘の銃で撃たれ、映画の中で本物の銃に撃たれる。なるほど、確かに面白い。さらに館にはたくさんの自画像が置かれており、動画なのに静止する人々の中でその自画像があるとどきりとします。絵も人物に対する嘘なのですね。 チェーホフによる戯曲「三人姉妹」を下敷きにしてるのかな?ちょっと似てる。

  • 2018/12/26

  • 異形の恋人ということで、『ゆれる人魚』もこれもシェイプ・オブ・ウォーター、いや言葉通りの意味ではデル・トロ以上にシェイプ・オブ・ウォーターだったのでは。 食べたものはどうなるんだとか透明人間の仕様については疑問だらけだけど、そこは完全にお伽話に振り切ってあって、あくまで邪魔なものは何も出てこない2人だけの閉じた世界。ガーゼっぽいテクスチャを被せたソフトフォーカスを多用し、夢見るようなエンジェルの視点に徹してる。 おそらく、ギミックに凝りがちなジャコ・ヴァン・ドルマル監督は『赤い風船』をやりたかったんだろう。宙に浮かぶブラシや触れる痕跡は今ならCGだろうが、映画らしいマジックと戯れているかのよう。ブランコを漕ぐ少女は『ピクニック』を彷彿。 とはいえ、やっぱ透明人間のすることといったら…。でもって、ずっと全裸だよねキミ。どうしても着ないんだ。むしろああなった後の方が面白そうだった。

  • 2018/12/24 GYAO!

  • 2018/12/23 Primeビデオ

  • 2018/12/23 Primeビデオ

  • 2018/12/23 Hulu

  • 2018/12/19 名古屋シネマテーク

  • 2018/12/19 名古屋シネマテーク

  • 2018/12/18 名古屋シネマテーク

  • 2018/12/14 Primeビデオ

  • 2018/12/10 Hulu 再見

  • 2018/12/05 Primeビデオ