ジブリ否定派がジブリ映画を観ない4つの理由

2017年7月6日更新

日本が世界に誇るアニメ映画と言えば、ほとんどの人がジブリを挙げるのではないでしょうか。そんな国民的アニメ映画であるジブリ好きからすると「ジブリを嫌いな日本人なんているの?」と思うでしょうが、意外とジブリ苦手派もいたりします。ここではジブリ否定派がジブリ映画を観ない理由をまとめてみました。

①絵や血の表現がリアルすぎてちょっと・・・

ジブリアニメの特徴の一つに、時間をかけて繊細に作り上げたグラフィックスの美しさがあります。ただそれは、あまりにもリアルな表現となってしまい苦手意識を持つ人も少なくありません。

その代表作品は、森を侵す人間たちとあらぶる神々との対立を背景として、山犬に育てられた「もののけ姫」を中心とした物語ですが、ストーリーには血がしたたり落ちたり、動物の肉が腐って落ちてくるようなグロテスクなビジュアルもあり、そのセンセーショナルさに引いてしまう人もいます。

他作品でも、ジブリNo,1ヒット作である「千と千尋の神隠し」では、ドブ川の主が汚れを滴り落としながら、旅館を闊歩したり、初期の名作「風の谷のナウシカ」でも、オウムが風化して腐ってきたりなど、繊細なグラフィックスだけにリアルすぎる描写になってしまっています。

②雰囲気や話が暗い作品が多いのはちょっと・・・

映画館でわざわざお金を払っているのだから、帰りにはハッピーな気分にならないとちょっと…と言う人だと、ジブリ映画はあまり向かないかもしれませんね。それだけ現実味を帯びていて、感情移入ができると言う人もいますが、ハッピーに映画館を出れなかった作品もあるのは事実です。

例えば、8月になると毎年テレビ放映されている印象がある戦争時の貧しき兄弟の葛藤を描いた「火垂るの墓」も、あまりにも悲しい結末に心がギュとされてしまいます。それだけ戦争の恐ろしさ、むごさを表しているのですが、苦手意識が出てしまう人もいるでしょうね。

また、宮崎駿監督最後の長編映画と言われる「風立ちぬ」も、ハッピーエンドのストーリーだったら、奥さんは亡くならず幸せにその後過ごした的になりますが、決してそうはならないあたりも同じく「話が暗い」という印象を持つ理由でしょう。

③物語が難しく、結末が曖昧でスッキリしないのがちょっと・・・

ジブリ映画の代表格「となりのトトロ」は、本当はサツキとメイが死んでしまっているなんていう都市伝説がまことしやかに広まったのを筆頭に、多くのジブリ映画は、その後都市伝説のように「実は…」という裏ストーリーが噂になっています。真実の程は分かりませんが、それだけ結末が曖昧でモヤモヤした終わり方なストーリが多い証拠かもしれません。映画にストレス発散を求めている人には厳しいかもしれませんね。

他にも宮崎駿氏の息子である宮崎吾郎氏初監督作品である「ゲド戦記」は、上記のようなエンディングがモヤモヤ以前の、始めからストーリーが難解すぎて、ジブリ映画として楽しみにしていた子供たちが上映途中で寝ちゃうほどだったなんて言われています。

④声優のチョイスがちょっと・・・

特に後期のジブリ作品は、より売れる為、知名度のある俳優さん・女優さんなどを起用する傾向があります。やはり顔がイメージされてしまう知名度のある人が声優を務めると、アニメ上の登場人物と、その人のパブリックイメージが少しでも異なると冷めてしまうものではないでしょうか。

その代表的なものが、(失礼ながら)「風立ちぬ」で主人公の堀越二郎の声を担当した庵野秀明さん。御存じのとおり、庵野氏は宮崎駿氏と同業であるアニメーター。声優に関しては全くの素人だけあって、抑揚のない単調な読み方に多くの批判が集まりました。

宮崎駿氏の考えでは、その抑揚の無さが狙いで、ある意味狙い通りだったらしいですが、物語の中にある違和感を感じる人が多かったのも事実です。やはり天才の考えは一般人には分からないのかもしれません。

他にも「ハウルの動く城」での木村拓哉さんや、倍賞千恵子さん、「おもいでぽろぽろ」の柳葉敏郎さん、今井美樹さんなどは、やはり知名度も抜群だけにその知名度が邪魔をしている印象があります。