2015年に公開された最高のイギリス映画10本まとめ!

2017年7月6日更新

アクション満載の超大作ハリウッド映画もいいですが、2015年はイギリス映画から数多く生まれています。今回はwhatculture.comより2015年に公開された最高のイギリス映画10本まとめ!を紹介します。

1.エドガー・ライト作品以外でサイモン・ペグのベスト映画!?『マン・アップ(原題)』

2015年5月29日全英公開、ベン・パルマー監督、サイモン・ペグ主演『マン・アップ(原題)』

『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ』などエドガー・ライト作品常連のイギリス人俳優サイモン・ペグ最新作です。

プロットはロマンティックコメディによくありがちな設定、ペグ演じる独身男性ジャックがブラインドデートをすることに。しかし、ひょんなことからブラインドデートする予定になっていた女性ではなく、レイク・ベル演じるナンシーに出逢うことになります。

クラシカルなプロットではあるものの、すれ違いの会話などセリフがよく練られているため、安心して楽しむことが出来るロマンティックコメディです。

主演ながら、サイモン・ペグがサポート役に徹していることも新鮮、今作でサイモン・ペグは、エドガー・ライト作を除き、ベストパフォーマンスを披露しています。

2.話題を他のスパイ映画に持っていかれて過小評価されている!?

niida スパイ・サスペンスというよりスパイ・スタイリッシュコメディ! ホームページにスパイ・サスペンスって書いてあって、サスペンスかぁ…ってなってたが、全然暗かったり重かったりはない。 冒頭からレトロな車でのカーチェイスでいい感じのスタートを切って、レトロな雰囲気、オシャレな音楽、テンポの良さ、それと「フォーカス」のような雰囲気もあり、飽きずに楽しめた。

ここからは余談。別にだからどうということはないけれどヘンリーカビルの方が美味しい役すぎてずっちいなぁって感じがあって、アーミーハマーを応援したいけれど、それでもやっぱりカビルカッコイイってなっちゃってずっちいなぁって思った笑。それと、本編前にバットマンvsスーパーマンの予告見ちゃったからカビルがスーパーマンにしか見えなかったのとカビルがポスターのシュッとした体ではなくゴリッゴリのフルガタイで、ハマーの方が身長は高いとはいえ、ハマーにカビルがパワー負けしてるような感じはどうしても気になってしまった笑

2015年11月14日公開ガイ・リッチー監督『コードネーム U.N.C.L.E.』

『コードネーム U.N.C.L.E.』は1960年代に放送されていたスパイドラマ『0011ナポレオン・ソロ』をガイ・リッチーがリメイクした作品。

2015年は『007 スペクター』『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』『キングスマン』などスパイ映画が豊作な年です。他のスパイ映画に埋もれてしまったためか、予想されていたほどは興行収入が伸びませんでした。

しかし、映画自体を過小評価すべきではありません。今作は最近のガイ・リッチー作品の中でベストとの声も上がるほどです。

ガイ・リッチーはオリジナルの雰囲気を残しつつ、スタイリッシュな映像とスリル溢れるプロットでアップデート。ヘンリー・カヴィル、アーミー・ハマーなどキャスト陣のパフォーマンスも申し分ありません。

手に汗握るカーチェイスやガジェットなどスパイ映画が押さえるべきポイントもしっかりと捉えている素晴らしいエンタテイメント作品です。

3.往年のボンド作品へのオマージュが満載の007最新作!?

HMworldtraveller スカイフォールで生い立ちに立ち返り原点を見つめ、自分の闇部分の写し鏡のようなシルヴァとの対峙を通して英国と自らのミッションへの揺るぎない忠誠心を再認識したボンドが、向かう相手スペクター。ダニエルクレイグ版の前3作の集大成にして、スペクターの首領と相まみえる本作は007を構成してきた要素を編纂するように組み入れ、スカイフォールと共に1つの到達点と言えるだろう。

最高に良かったのが、オープニング・シーケンス。メキシコの”死者の日”の祭りで ラテンの異国情緒と熱量に惹き込まれ、群衆の上でのヘリコプターでの格闘に釘付けになり、テンションが上がりまくって迎えるタイトル・シーケンス。 スペクターを象徴するタコ。その足が呪縛のように絡まる過去とこれから。甘美でしなやかな強さに満ちたサム・スミスの歌声は深い奥行きがあり、どこかミステリアスな空気もはらんでいて素晴らしいとしか言いようのない出来だった。

アクションの迫力も4作の中では一番だと思う。冒頭のヘリコプター、列車での格闘、終盤の針での拷問、砂漠の中での爆破など緊迫感溢れるシーンが次々に繰り出されスパイアクションとしての満足度は高かったと言える。

内容面で感じたのは ボンドの ”吹っ切れた感”。ダニエルボンドならではの人間臭さを変わらず漂わせつつも、前作で自分の立ち位置を確認し 母のようなMを見送り 気持ちの整理がついたのか、これまでよりはサバサバした印象。スペクターの首領が何者なのかを知った時も、その事実も含めて冷静かつ俯瞰的な視点を保っているように見えた。

ただ、このスペクターの首領の正体とボンドへの感情だが、正直なところ自分はこれがあまりしっくり来ず、強引な後付け感や違和感が否めなかった。組織の企みの世界規模のスケールと その中核の存在であるはずの人間の意識の小物感にひどくギャップを感じてしまった。クリストフ・ヴァルツは良かったけれど、スペクターの元締めとしての巨悪感がもっと欲しかった。心理戦が好きな自分としてはその点もやや物足りなさを感じた。

とはいえ、全体としては集大成に相応しい作品だと思う。硬派な顔にエロスが共存するダニエルクレイグもカッコいい。あのラストからの次作は果たしてどうなるのか? 早くも楽しみでならない。

2015年12月4日公開サム・メンデス監督『007 スペクター』

007シリーズ最新作『007 スペクター』は批評家やファンから賛否両論の作品のようですが、2015年イギリス映画ベスト10に選出しない訳にはいきません。

今までのダニエル・クレイグ版のボンド作品はシリアスに偏重していましたが、『007 スペクター』はショーン・コネリーのボンド映画の雰囲気を持った作品に仕上がっています。

ミスター・ヒンクスとボンドが列車で繰り広げるバトルは必見、素晴らしいアクションシーンも満載です。プロットの部分で欠点がいくつかあるものの、『007 スカイフォール』に足りなかった要素が補完された良作です。

さらに、今作には最近のボンド映画史上最高のプリクレジットシークエンスがあります。

4.トム・ハーディ主演、イギリス映画の記録を次々に更新した映画!?『レジェンド(原題)』

2015年9月9日公開ブライアン・ヘルゲランド監督トム・ハーディ主演『レジェンド(原題)』

現在最も勢いのあるイギリス人俳優トム・ハーディが1960年代ロンドンに実在した双子のギャングを演じています。

『レジェンド(原題)』は完璧な映画ではないものの、スタイリッシュな映像やトム・ハーディのパフォーマンスだけでも観る価値があります。

イギリスで9月に公開された映画の中で過去最高の興行収入を記録、スタジオキャナル作品史上最高のオープニング興行収入を記録、R18指定のイギリス映画史上最高の興行収入を記録するなど、数々の記録を更新しています。

イギリスギャング映画のクラシックとしてこれから語り継がれる作品になるかもしれません。

5.絶賛されたイギリス映画の西部劇!?『スロー・ウエスト(原題)』

2015年5月15日全英公開ジョン・マクリーン監督マイケル・ファスベンダー主演『スロー・ウエスト(原題)』

コディ・スミット=マクフィー演じる少年がマイケル・ファスベンダー演じる賞金稼ぎサイラスを用心棒に雇い旅に出る西部劇。

この作品の成功によって西部劇というジャンルがまだ終わっていないことが証明されました。西部劇にあまり親しみのない若い世代からも称賛されているようです。

よく練られた脚本によって、謎が残されたままストーリーが続くことで映画クライマックスまで観客の興味が途切れることがありません。ジョン・マクリーンの手腕によって今までの西部劇とは一線を画す映画に仕上がっています。

6.ハリウッド映画と勘違いしている人が多い傑作イギリス映画!?

toshibakuon エディ・レッドメインがアカデミー賞を受賞したのがすごく頷ける作品でホーキング博士を見事に演じきっていた。でもやっぱりホーキング博士を支えた奥さんの人生がすごいな。普通なら投げ出してしまいたくなるような闘病生活もあそこまでいくと愛と彼女の意地が垣間見え観ているこっちが苦しくなってもう死なせてやってくれって思ってしまった。実在する人物の話はやはりリアルだ。

2015年3月13日公開ジェームズ・マーシュ監督『博士と彼女のセオリー』

ロンドン出身の俳優、エディ・レッドメインがスティーヴン・ホーキング博士を演じ、アカデミー主演男優賞を受賞した作品。今作をハリウッド映画だと勘違いしている人も多いようですが、イギリス製作の映画です。

エディ・レッドメインのパフォーマンスが素晴らしいことはもはや説明不要でしょう。段々と身体が動かなくなる過程を見事に体現、彼のパフォーマンス無しにこの映画の成功はありませんでした。

また、ホーキング博士の妻ジェーンを演じたフェリシティ・ジョーンズも忘れてはいけません。ジェーンの物語がしっかりと描かれたことで作品に深みが加わっていました。それに関しては脚本家のアンソニー・マッカーテンを称賛するべきです。

『博士と彼女のセオリー』は2015年初めに公開された作品ながら、すでに往年のクラシック映画のような風格ある映画です。

7.最高に面白いイギリス映画ナンバー1!?

Hiromi_Harada 超超超面白かった!!めちゃ期待してたんやけどそれを上回った。展開がむちゃくちゃでB級映画感が満載。変な理屈抜きに映画って最高に面白い!ってことを再認識させてくれる映画。協会でのコリンファースのアクションシーンがかっこよすぎて最高。劇中の台詞 "Manners Maketh Man." (マナーが紳士を作る。)にしびれる。英国紳士素敵すぎる。もう一回観にいきたい。今年一番の作品だと思う。

2015年9月19日公開マシュー・ボーン監督『キングスマン』

スパイ映画が豊作の2015年、単に数が多いわけではなく、質もしっかりと伴っているようです。

『キングスマン』はバイオレンスやセックスに溢れた映画ですが、保守的な映画ファンも楽しめるスパイ映画に仕上がっているため、幅広い観客が満足出来る作品です。

もしもこのリストが“2015年最高に面白いイギリス映画ベスト10”ならナンバー1に輝く作品かもしれません。

イギリスの映画製作会社がアメリカの20世紀フォックスのサポートを受けて制作したことで、イギリスのセンスのユーモアにハリウッドブロックバスター映画のアクション要素が上手く融合した結果となりました。

言うまでもなく、イギリス人俳優コリン・ファース、マーク・ストロングは素晴らしいパフォーマンスを披露しています。

8.シェークスピアの戯曲に新たな息吹を吹き込んだ傑作!?『マクベス』

2015年10月02日全英公開ジャスティン・カーゼル監督マイケル・ファスベンダー主演『マクベス』

シェークスピアの戯曲を原作にジャスティン・カーゼルがメガホンを取った『マクベス』。

マイケル・ファスベンダーが暴君となるマクベスを鬼気迫るパフォーマンスで体現、マリオン・コティヤールはマクベス夫人をどこか不気味なパフォーマンスで見事に体現、これほど良質なパフォーマンスを同時に観られる作品は滅多にありません。

スコットランドの美しいロケーションで繰り広げられる激しいバトルシーンも大きな見どころとなっています。

誰もが知るシェークスピアの戯曲の映画化は決して簡単ではありません。しかし、今作は400年以上も前に発表された物語に新たな息吹を吹き込み、2015年を代表するイギリス映画となりました。

日本では2016年初夏に公開される予定です。

9.シアーシャ・ローナンキャリアベストのパフォーマンス!?『ブルックリン(原題)』

2015年11月6日公開ジョン・クローリー監督シアーシャ・ローナン主演『ブルックリン(原題)』

アイルランドとアメリカを舞台に主人公のアイリーシュが二人の男性の間で心が揺れ動く物語。

『つぐない』『ラブリー・ボーン』などで知られるシアーシャ・ローナンが主人公のアイルランド人女性アイリーシュを見事に演じ、多くの人が彼女を称賛、”この役を演じるために生まれてきた女優”との声が上がるほどです。

キャラクターの心情を深く捉えるためにクロースアップが多用されていることがひとつの特徴です。『ブルックリン(原題)』は間違いなく2015年最高のイギリス映画の1本、いや、イギリス映画に限らず2015年公開された中で最高傑作の内の1本でしょう。

10.2015年イギリス公開の中で見逃すべきではない1本!?

pixieazchan 若手プログラマーが作り出した最高のロボットのお話。最近、ロボットネタの作品が観られますが、こちらはゾクッとくる作品に仕上がっています。登場するロボットは美しくって謎めいています、、観ているうちになんとなく結末が見え隠れします。人間の欲で作ったロボットの最後の行動は?!

2015年1月21日全英公開アレックス・ガーランド監督『エクス・マキナ』

ドーナル・グリーソン、オスカー・アイザック、アリシア・ヴィキャンデルなど素晴らしいキャストが出演、『28日後…』『わたしを離さないで』などの脚本を務めたアレックス・ガーランドが初めてメガホンを取ったSF作品です。

グリーソンとヴィキャンデルが抜群の相性をみせているため、二人のシーンは特に必見です。

恋愛、スリラー、SFなど様々な要素が複雑に絡み合った難しいプロットを書き上げ、それを見事に映像に収めたアレックス・ガーランドは称賛に値します。『エクス・マキナ』が監督デビュー作だとはとても思えません。

2015年公開(イギリス)のイギリス映画の中で見逃すべきではない映画の1本です。