12年間同じ俳優が演じた話題作『6才のボクが、大人になるまで。』感想・評価まとめ

2017年7月6日更新

第64回ベルリン国際映画祭、リチャード・リンクレイターに二度目の監督賞(銀熊賞)をもたらしました。12年間に渡り、少年の成長の過程を撮影し、「21世紀に公開された作品の中でも並外れた傑作の1本」(NYタイムズ)と評された、話題の本作を実際に鑑賞した人の感想、クチコミ、レビューをまとめてみました。

12年の歳月がもたらすもの

主人公は、テキサス州に住む6才の少年メイソン。キャリアアップのために大学で学ぶと決めた母に従ってヒューストンに転居した彼は、そこで多感な思春期を過ごす。アラスカから戻って来た父との再会、母の再婚、義父の暴力、そして初恋。周囲の環境の変化に時には耐え、時には柔軟に対応しながら、メイソンは静かに子供時代を卒業していく。やがて母は大学の教師となり、オースティン近郊に移った家族には母の新しい恋人が加わる。一方、ミュージシャンの夢をあきらめた父は保険会社に就職し、再婚してもうひとり子供を持った。12年の時が様々な変化を生み出す中、ビールの味もキスの味も失恋の苦い味も覚えたメイソンは、アート写真家という将来の夢をみつけ、母の手元から巣立っていく。
引用:6sainoboku.jp

海外大手映画レビューサイトの評価

IMDB(インターネット・ムービー・データベース)では10点満点中8.6点。これは歴代映画の中でもトップ100に入るほどの好評価です(11月3日現在48位)。

またRottenTomatoesでは批評家支持率は99%(平均10点中9.4点)、一般人の支持率も89%(平均5点中4.4点)とまさに絶賛。

また海外メディアもローリング・ストーン誌やガーディアン紙をはじめ軒並み絶賛。海外では非常に受けている作品の一つなようです。

いつのまにか子どもは大人へ。評価は高め。

『6才のボクが、大人になるまで。』試写@東宝東和試写室♪キメるとこはバシッとキメる家族の良さに共感できるようなとこがすごく好きだった(о´∀`о) 人生は良い事だけでも悪い事だけでもない!って自然と今を受け入れて前を向けるようなね。
引用:twitter.com
『6才のボクが、大人になるまで。』子供目線で見ていたのが、知らぬうちに大人目線で見るようになってしまったり、子供の成長を映画を通して感じられるのは同じ俳優が演じているからに他ならない。12年後にこの続きが見たい!
引用:twitter.com

晴れの日もあれば、雨の日もあるように、人生は良いことばかりでもなく、悪いことばかりでもない。繰り返される日常生活の中で、時々忘れてしまいそうになる、そんな当たり前のことを思い出させてくれる映画のようです。

中には「淡々としすぎて退屈」などの意見も見られますが、全体的には評価は高めな印象。

12年間かけて撮影されたドラマ。やはり画期的!

引用:www.askmen.com
cafelyjp これは名作。12年の年月かけて撮っているだけあって、時間の流れが感じられた。見ている側の視点が最初は子どもだったのが、気づいたら大人に変わってる感じ。
6才のボクが大人になるまで の試写。素晴らしい!撮影期間が12年!主演の男の子とその家族の成長を観客が見守る映画です。ママ役のパトリシアが良かった。子供が自立するときの気持ちがもう!私も覚悟しなくちゃなあと考えました!
引用:twitter.com

子供にとって12年間というのは、大きな成長と変化をもたらします。それを映像で観ることができる本作は、やはり斬新で、画期的との意見が多数。同じ俳優が12年間も演じたなんて前代未聞です。

父役のイーサン・ホークに称賛の声が多め

久し振りに文句なく素晴らしい映画を観た!“同じ俳優で12年間という長い年月をかけてヒトツの家族を描写した”かなり珍しい撮影方法。父役イーサン・ホークがステキ!
引用:twitter.com
『6才のボクが、大人になるまで。』6才のメイソンの12年間を12年かけて撮影。メイソンだけでなく若くして親になった父母の変化も描く。キャストはずっと一緒。イーサンホークが渋く魅力的になっていく様がこの1本で知ることができてうれしい。
引用:twitter.com

多方面で才能を広げる、名優イーサン・ホーク。本作では、主人公メイソンの父親役で出演しています。もともとイーサン・ホークは、アカデミー賞受賞作『いまを生きる』で注目を集め、その後トニー賞やアカデミー賞で数度候補に上がり、多彩な演技で世界を湧かせる一方、小説家、脚本家、監督にも挑戦しています。

2002年には、アントワーン・フークア監督の『トレーニング デイ』(01)でデンゼル・ワシントンと共演し、アカデミー賞と全米映画俳優組合賞の助演男優賞候補となりました。輝かしいキャリアと共に、本作でもその演技が冴え渡ります。

北米流な育て方もみどころ

主人公の成長を通して、日本とアメリカの子どもの育て方ってやっぱりなんか違うなあと。アメリカは小さい頃から子どもに対して政治の話をしたり、きっちりと役割を与えたり、はっきりと物事言ったりと"自立した個"を作り出す環境に思えた。それにしても主人公の環境は複雑すぎる...。そしてあんなに可愛かった少年がこんなふうになるなんてってのもある意味衝撃wこの予想外さも長期で撮ったからこそ観れる味かなとw (口コミより抜粋)
引用:filmarks.com
いままで味わったことのない感覚の映画。メイソンの成長を側で一緒に見守っているかのよう。北米の複雑な家庭や教育環境がよくあらわれてるなーと。
引用:filmarks.com

子供であっても、「個」を尊重する考え方、人としての自立を促すというのは、欧米的な発想と言えるでしょう。一人の少年のアイデンティティの確立を、一緒に成長しているような感覚で見られる稀有な作品。 また、自分の人生と重なり、振り返るきっかけになるという声もあるようです。