2017年7月6日更新

ブラック・スワンは本当にリアルなのか?7つの視点から検証

『ブラック・スワン』

2010年ダーレン・アロノフスキー監督『ブラック・スワン』はナタリー・ポートマンがバレリーナを素晴らしいパフォーマンスで体現しているサイコスリラー作品です。今回はwww.mtv.comよりブラック・スワンのバレエ描写の現実離れしている点、忠実な点を紹介します。

『ブラック・スワン』のバレエ描写はどれだけリアルなのか!?

ダーレン・アロノフスキー監督『ブラック・スワン』はバレエ白鳥の湖の主役に抜擢されたバレリーナ、ニナがそのプレッシャーによって次第に精神が崩壊していく模様を描いたサイコスリラーです。

ニナを演じたナタリー・ポートマンは撮影前に激しい役作りに取り組み、見事にアカデミー主演女優賞を獲得しました。

今回、元プロのバレリーナから見て、『ブラック・スワン』のバレエ描写がどれだけリアルなものなのか検証しました。

1.バレエの衣装はリアル!

ララ・コスタ(オークランドバレエ団):

映画冒頭の場面は本当に正確です。スタジオの静けさや、集中力、そして衣装。トゥシューズが駄目になる場面は本当にリアルです。
引用:www.mtv.com

ジェシカ・ベントン・ケリー(フロリダバレエ団):

ニナが正しい衣装を着ていて安心しました。『フラッシュ・ダンス』のような衣装ではなくて本当に良かった、今作の衣装はとてもリアルです。
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2. リリーのようなバレリーナは実在する!

ララ・コスタ:

バレエの世界にはタトゥやピアスをした人物はいないと思うかもしれません。でも、私は実際リリー(ミラ・クニス)のようなファンキーなバレリーナを見たことがあります。彼女は本当に身体を自由自在に動かす、素晴らしいバレリーナでした。
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3.劇中の嫌がらせはやり過ぎ!?

ララ・コスタ:

私の経験上、あれほど挑発的なビッチはいませんでした。実際は相手に直接的に攻撃するというより、もっと裏側で陰口を言っていました。
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ジェローム・ヴィボナ(アメリカンシアター、アーティストディレクター):

あそこまでやると、まるで高校生のようで、誇張され過ぎです。
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オマール・シャバズ:

この映画のレベルほど酷い嫌がらせはありません。ライバルのダンサー同士が互いにシカトしたり、その程度です。
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4.バレエのステージ、バックステージの会話、スタッフはリアル!

ララ・コスタ:

この作品のバックステージスタッフは大好き。スワンが取れて、彼らが“最悪”という場面はとてもリアルです。あと、ステージ上の会話は完璧です。
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5.仲間同士でくっつくことはしょっちゅう!

ララ・コスタ:

私が知っているほとんどのダンサーは尻軽でした(笑)。バックステージスタッフやツアースタッフとくっついたり、クレイジーなパーティを開いたり。
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ジェシカ・ヴィヴォナ:

自己陶酔的な世界において、身体が全て。セックスはゲームのようなものです。彼らが認めるかどうか分かりませんが、多くのディレクターたちがセックスを道具として使っています。
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6.クレイジーな母親は存在する、でも誇張され過ぎ!?

ジェシカ・ベントン・ケリー:

ニューヨークのアパートで描かれた母と娘の関係の場面はとても良いとは思いますが、少しやり過ぎですね。でも、同じような家族を持ったダンサーをたくさん知っているので。この映画はその部分を上手く捉えているとは思います。
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オマール・シャバズ:

よく若いダンサーが母親の運転する車でスタジオに通っています。でも、プロのダンサーになれば、たいてい母親たちは深く関わらなくなっているものです。
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ブライアン・ケトロン(リッチモンドバレエ団):

ニナの母親は私の大好きなキャラクターです。あのような母親はたくさんいますから。でも、ニナの母親は少なくても10倍は誇張されていますね。
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7.精神を崩壊してしまうバレリーナはいる、でも映画のようにはならない!?

ジェローム・ヴィボナ:

かんしゃくを起こしたりする人、ケンカをする人、他の人にとって居心地の悪い空間にする人物たちを目撃してきました。実際に踊れる時間はとても短いものです。激しい競争があり、多くの人が振り落とされていきます。そして想像の世界を作り上げ、頭の中で構築していく。それはとてもドラマティックな世界で、この映画はそれを上手く捉えています。
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ララ・コスタ:

わたしは拒食症の人、楽屋を壊す人をみてきました。ある少女はジゼルを演じることになって、精神が崩壊してしまいました。バレエの主役はショーが始まってから終わるまで踊り続けなければなりません。精神的にも身体的にも極限状態ですから。
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オマール・シャバズ:

羽根が生えることは除いて、あのような出来事はいつも起きています。
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