【スタジオジブリ】宮崎駿がアカデミー名誉賞を受賞!監督が語る4つの「これから」

2017年7月6日更新

2014年11月、スタジオジブリと共に名を知られるアニメーション監督宮崎駿がアカデミー名誉賞を受賞しました!日本人としては黒澤明以来24年ぶり二人目という快挙です。

アニメの巨匠がついに快挙。

数々の名作アニメを生み出してきた宮崎駿がなんとアカデミー名誉賞を受賞しました。現地時間2014年11月8日に、LAで行われた授賞式及び会見に出席。日本人としては黒澤明以来24年ぶり二人目という快挙です。

アカデミー名誉賞とは

1928年から続くこの賞は、「アカデミー賞」を選考する映画芸術科学アカデミーの理事会によって決定され、映画会への貢献を認められた人物・団体を称えるための賞となっています。

歴代では、ウォルト・ディズニーやチャールズ・チャップリン、ジャン=リュック・ゴダールなど名だたる巨匠や映画関係者が名を連ねている映画賞なのです。

1989年に巨匠黒澤明監督が日本人としては初の受賞。宮﨑駿はその後に続いた形となりますが、日本人アニメーション監督としては初の快挙。

プロフィール

1941年に生まれ現在73歳の宮崎駿。『ルパン三世カリオストロの城』で映画監督デビューを果たし、それ以降も『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』、『もののけ姫』など名作の数々を生み出してきました。

アカデミー・長編アニメーション映画賞やベルリン映画祭の最高賞である金獅子賞を受賞するなど世界的に評価されている人物の一人です。

宮崎監督が語る「これから」

本賞を受賞するに当たって、宮崎監督は、ジブリ・宮崎監督の今後や若手クリエーターへのアドバイスなどを語っています。

現時点でジブリはアニメを作っていない

海外メディアのインタビューでは「現時点で新作アニメは作っておらず、また今後も劇場用作品を作ることは無いだろう、私の意向ではないが」とのこと。

宮崎監督のこれから

アニメーションに関しては、

もう大きなものは無理だが、小さいものでチャンスがあるときはやっていこうと思う。あまりリタイアとか声に出さず、やれることをやっていこうと思う
引用:www3.nhk.or.jp

ということで、彼が監督した映画を劇場で観ることが叶うことは無いかもしれませんが、テレビ用作品や短編作品なら可能性がありそう。

また引退は表明したもののアトリエには毎日通っており、何かしら作品にとりかかっていると語っています。友人のプロジェクトやスタジオジブリミュージアムのための仕事などで非常に多忙な様子。

さらにイラストやマンガを書き続けていて、これは今後ずっと続けていくそうです。

できなくなっても、とうとうとやっていくと思います。そういうふうに生きようと決めていますので。それが仕事としてなのか、道楽になってしまうのか、そこらへんはまだ判断つきません

趣味に留まるか、何かしらの形で発表されるかはわかりませんか、少し期待しておきたいところですね。

若きクリエイターに向けて

授賞式後の会見にて、日本の若いクリエイターへエールを求められた監督の発言です。

「貧乏する覚悟でやればなんとかなります」
「職業で絵を描く人間を画工って呼ぶんです。それになるわけですから、目の前に広々とした道なんか広がりっこない」と断言。「アニメの仕事っていう道路じゃなくて、結局何もないところを歩くことになる。その覚悟を持って一生懸命やるしかない。それはいつもそう」

セルアニメについて

ジブリはセルアニメとして数々の名作を生み出してきました。しかしもう大多数のアニメ作品はデジタルに移行し、従来の伝統的な手法で作られるセルアニメは消滅に近づいています。

授賞式前のインタビューにて、海外メディアの「セルアニメの手法は続いていくと思いますか?」という質問に対して彼は、「もしクリエイターがセルアニメーションを作りたいならきっと機会は訪れるだろう。しかしきっと金銭的な問題で困難に陥る。私が思うに鉛筆と紙で作る映画という時代は終わりに近づきつつあるんだ。」と述べています。