海賊版が最もダウンロードされた2015年の映画10選

2017年7月6日更新

巷に出回る映画の海賊版は、毎年映画業界に大きな損失を与えています。また、違法視聴はれっきとした犯罪です。知らず知らずのうちに、罪を犯さないように気をつけましょう。今回は、2015年に海賊版が多く違法ダウンロードされた映画を10選を、ランキング形式でお伝えします。

海賊版は犯罪!まずは海賊版映画について解説!

映画泥棒

海賊版とは、正規の流通ルートを経て市場に出回ったものでない、違法な映画や音楽CDなどのコンテンツ、ソフトウェアのことを指します。古くは映画館で隠し撮りした映像や、テレビで放送したものを録画してパッケージングしたものが多かったですが、現代では、インターネット上に動画データや映画そのものをアップロードする方法が主流です。

2011年に日本国際映画著作権協会(JIMCIA)が行った調査によると、海賊版の氾濫による映画産業が被った損害は年間235億円、日本経済全体に与えた打撃は564億円だという結果が出ています。もともと、こうした違法アップロードは10年以下の懲役、または1000万円以下の罰金が課せられる犯罪行為でしたが、調査の翌年にあたる2012年の著作権法が改正されて、それが海賊版だと知りながらダウンロードをすることも刑罰の対象となりました。

自分自身の身を守るためにも、これからもすばらしい映画を鑑賞していくために、今自分が観ようとしている映画が海賊版でないかどうか、しっかりチェックしたいですね。

【10位】『キングスマン』3090万ダウンロード

最も違法ダウンロードされた映画作品、10位はそのブッ飛んだ内容とアクションで話題をさらった、マシュー・ヴォーン監督の新感覚スパイ映画『キングスマン』です。制作にかかったお金は約95億円でした。

世界最強のスパイ組織を敵に回したくないなら、その活躍はきちんとお金を払って鑑賞しましょう。

【9位】『ターミネーター:新起動/ジェニシス』3100万ダウンロード

アーノルド・シュワルツェネッガーが主演に復帰した大人気映画『ターミネーター』シリーズの第5弾が、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』です。かかった制作費が日本円で約180億円という大作映画ですので、これだけ多くの違法ダウンロードは頭が痛いところ。

シュワちゃんに無事「I'll be back」してもらうためにも、違法ダウンロードはやめましょう。

【8位】『ホビット 決戦のゆくえ』3160万ダウンロード

J・R・R・トールキン原作、ピーター・ジャクソン監督による『ロード・オブ・ザ・リング』の前日譚、『ホビット』三部作の完結編『ホビット 決戦のゆくえ』。制作にははおよそ300億円もかかっています。

全世界興行収入1100億円という大ヒットにより、制作費の回収は問題ありませんでしたが、多くのお金と時間と労力がかった映画ですから、きっと制作者達も、正規の方法で鑑賞してほしいと思っていることでしょう。

【7位】『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』3210万ダウンロード

『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』はイギリス人の主婦、E・L・ジェイムズがインターネットに投稿した官能小説の映画化作品です。原作はネット上で瞬く間に評判となり、翻訳版が日本でも発売されました。

映画も、45億円というハリウッド映画としては低予算での制作ながら、全世界で600億円近い興行収入を上げています。まさにインターネット時代の映画作品ではありますが、それはネットを利用して違法視聴して良いという話にはなりません。

【6位】『アメリカン・スナイパー』3310万ダウンロード

実在のアメリカ軍特殊部隊ネイビー・シールズの元狙撃手クリス・カイルの自伝を、クリント・イーストウッド監督が映画化した『アメリカン・スナイパー』は約70億円をかけて制作されました。そこに実在した人間の栄光と苦悩が込められていると思うと、タダで映画を視聴しようというのは、少し気が引けるのではないでしょうか。

【5位】『マッドマックス 怒りのデス・ロード』3640万ダウンロード

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、前作から実に27年という時を経て復活した『マッドマックス』シリーズ第4弾です。

2003年の制作発表から実に12年、撮影だけでも2012から3年、制作費は180億円をかけて作り出された映画です。この違法ダウンロード数にはマックスもさぞやお怒りでしょう。

【4位】『ジュラシック・ワールド』3690万ダウンロード

シリーズの生みの親、スティーブン・スピルバーグが制作総指揮を取った『ジュラシック・パーク』シリーズの第4弾『ジュラシック・ワールド』はオープニング興行収入で『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』を抜いて、約630億円という数字を叩きだし、2015年最大のヒット作となった映画です。

制作には推定約180億円がかけられたと言われています。2015最大の話題作を違法な手段で観ようというのは、少しもったいないのではないでしょうか。

【3位】『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』4160万ダウンロード

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』は、マーベルコミックスのヒーロー達が集結するブロックバスター映画『アベンジャーズ』の続編です。かかった制作費は今回紹介した中でもトップの約330億円。

ある意味、話題作故のダウンロード数なのでしょうが、話題作だからこそ、作品に経緯を示すべきとも言えます。

【2位】『ワイルド・スピード SKY MISSION』4470万ダウンロード

本作で通算7作目を数える、人気カーアクション『ワイルド・スピード』シリーズの最新作『ワイルド・スピード SKY MISSION』は、主演のポール・ウォーカーがクランクアップ前に交通事故でなくなり、その遺作となったことでも知られました。また、約230億円という制作費をかけてつくられた大作映画です。

これだけ違法ダウンロードが氾濫している状況では、故ポール・ウォーカーも浮かばれません。

【1位】『インターステラー』4680万ダウンロード

2015年、最も違法ダウンロードの被害にあったのは、『ダークナイト』シリーズ、『インセプション』などで知られる、クリストファー・ノーラン監督の最新作、『インターステラー』でした。こちらも、制作に約200億円がかかった大作となります。

ノーラン監督の描く宇宙の映像美は、お金を払うだけの価値があるものです。違法視聴で済ませてしまうにはあまりにもったいないでしょう。