2017年7月6日更新

アラジンについてあなたの知らない14のこと

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アラジン

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1.ジーニー役のバックアップがいた!?

ジーニーは初めから声優を務めたロビン・ウィリアムズをイメージして作られたキャラクターだと言われています。しかし、お金やタイミング、細かな契約など超一流俳優を声優として起用するためにはクリアすべきハードルが様々ありました。 万が一ロビンがジーニー役のオファーを断った時のため、ディズニーはバックアップを考えていました。 ジョン・キャンディ、スティーブ・マーティン、エディ・マーフィ、マーティン・ショート、ジョン・グッドマンなどがジーニー役の候補に挙がっていたそうです。

2.ロビン・ウィリアムズのコメディを参考にしていた!?

ジーニーのアニメーターチームを率いていたのはエリック・ゴールド・バーグという人物でした。ゴールドバーグは初めて脚本を渡された時、監督からロビン・ウィリアムズのコメディアルバムを参考にするようにと言われていたそうです。 初め、アニメーターチームはロビン・ウィリアムズのコメディアルバムを参考にして、ジーニーのテストシークエンスを制作。その後、ロビン・ウィリアムズがその場面の試写に現れたと言います。 ロビン・ウィリアムズがそのシークエンスに可能性を感じたことがひとつの決めてとなり、ロビンとの正式契約に至ったそうです。

3.歌唱力は二の次だった!?

王女ジャスミンを演じたのはリンダ・ラーキンでしたが、ジャスミンの歌唱パートはリア・サロンガが担当していました。 『アラジン』はロビン・ウィリアムズ(ジーニー)中心に構築された作品だったため、歌唱力よりもロビンのパワフルな演技に対応できる能力がキャスティングにおけるプライオリティだったそうです。 オファーをされた時、リンダ・ラーキンはディズニー関係者とこんなやり取りをしていたそうです。
ディズニー関係者:“あなたは歌えますか?” ラーキン:“歌えるけど…プリンセスのようには歌えません”

4.アラジンが魅力的な理由!?

アラジンはただのハンサムではなくユーモアがあって勇敢、時に狡猾さが垣間見えるところが大きな魅力。アラジンはそれまでのディズニープリンスと一線を画したキャラクターでした。 アラジンを担当していたアニメーター、グレン・キーンは白雪姫や眠れる森の美女がなぜプリンスと恋に落ちるのか疑問に思っていたそうです。 グレンはアラジンがただのシンボルではなく、ジャスミンが恋せずにはいられないキャラクターとして描くことを心がけていたそうです。

5.アラジンのモデルになったハリウッドスター!?

制作初期段階の時、アラジンは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』マーティン役として知られるマイケル・J・フォックスを参考にデザインされていたそうです。 しかし、ディズニーはフォックスでは子供っぽ過ぎると感じて方針転換していました。その後アラジンのモデルになったのはもっとセクシーなイメージのトム・クルーズだったそうです。

6.ジョー・ペシがイアーゴを演じる可能性があった!?

皮肉屋のオウム、イアーゴの声優を務めたのはギルバート・ゴットフリートですが、元々はダニー・デヴィート(『ツインズ』)ジョー・ペシ(『グッド・フェローズ』)がファーストチョイスだったそうです。 ふたりがオファーを断ったため、ギルバート・ゴットフリートがイアーゴの声優を務めることになりました。

7.アラジンはDJの恋人!?

アラジンの声優を務めたのはスコット・ウェインガーです。スコットはアメリカの大人気シットコム『フルハウス』でDJの恋人役を演じていた俳優です。 『フルハウス』のディズニーランドに出掛けるエピソードで、スコットがDJの恋人とショーのアラジン役で登場していました。

8.20パターンのジーニー!?

ロビン・ウィリアムズは超一流俳優のため『アラジン』のレコーディングに割ける時間はごくわずかでした。限られた時間で効率的にレコーディングを進めるため、ロビン・ウィリアムズはひとつのセリフを複数パターン演じ分けてジーニーの声を吹き込んでいました。 時にロビンは1つのセリフで20パターンのジーニーを演じ分けることがあったそうです。

9.『アラジン』にリアリティは必要ない!?

『アラジン』の1作前のディズニー作品『美女と野獣』はキャラクターのリアリティにトコトンこだわったことで知られています。 一方、魔法の世界を舞台にした『アラジン』は2次元であることが強調されたキャラクター造形になっています。ジャスミンは洋ナシ、ジャファーはTのボディラインが基本だったそうです。 ちなみにガストンを担当していたアニメーター、アンドレアス・デジャがジャファーのアニメーションを担当していました。

10.劇場版とビデオ版で楽曲の歌詞が違う!?

『アラジン』をビデオリリースする際、『アラジン』劇場公開版で流れたいくつかの楽曲の歌詞を変更しなくてはならなかったそうです。 アラブ系アメリカ人団体が『アラジン』の楽曲に差別的発言が含まれていると指摘したことが原因でした。オープニングに流れる『アラビアン・ナイト』もビデオ版では歌詞が変更され、劇場版よりもマイルドな歌詞になっています。

11.続編が初めてビデオスルーになった作品!?

1994年ディズニーは『アラジン』の続編『アラジン ジャファーの逆襲』をビデオリリースしました。本作はディズニー史上初めて劇場公開されずに直接ビデオスルーになった作品です。 1996年までに1000万本の売り上げを記録していますが、声優キャストの変更などによって作品の評価は高くありません。

12.ロビン・ウィリアムズとディズニーの関係が悪化していた!?

『アラジン』公開後、ディズニーとロビン・ウィリアムズの関係が悪化したと噂されていました。続編でジーニーの声優を務めたのはダン・カステラネタでした。 噂ではギャラ交渉が上手くいかなったことが原因と言われていましたが、どうやらそれは違うようです。ロビンは吹き込んだジーニーの声を映画『アラジン』以外では使用してほしくないと思っていました。 しかし、ディズニーが商品を売るための広告にジーニーの声を使用したため、ロビンは裏切られたと感じたそうです。 ディズニースタジオの社長がジェフリー・カッツェンバーグからジョー・ロスに変わった際、ディズニーはロビン・ウィリアムズに向けた公式の謝罪を発表しました。

13.『アラジン』は遠い未来の話!?

これはファンが作り出した仮説でしかありませんが、『アラジン』は現代よりも昔の世界ではなくて遠い未来を舞台にしている可能性があると言います。 ジーニーが初めて登場した時に”1万年ランプの中にいた”と発言していたことから、こんな仮説が考えられています。 地球環境が急激に変化して世界は終末期を迎える。1万年後、荒廃した世界で環境に適応出来たのはアラブの砂漠の住人のみだった。世界には魔法の絨毯、話せる動物など文明が進んでいた時代の名残が存在した。

14.ジーニーとあるキャラクターが同一人物!?

『アラジン』にはもう1つ仮説が存在します。ジーニーとオープニングに登場するペドラーが同一人物ではないかとファンは考えました。 その根拠はペドラーは魔法を使って一瞬でお店を出すことが出来ます。加えて、ペドラーの声優はジーニーと同じロビン・ウィリアムズでした。 監督のジョン・マスカーとロン・クレメンツはこの説を認める発言をしています。元々、ペドラーとジーニーの関係が明らかなシーンを含める予定だったそうですが、最終的にカットになったそうです。