2017年7月6日更新

戦争に翻弄された2人の8年の純愛。ラブストーリーの名匠が描くフランス恋愛映画『暮れ逢い』

愛のマエストロ、パトリス・ルコメント監督が送る静かで官能的な大人のラブストーリーのフランス恋愛映画『暮れ逢い』。やさしく裕福な実業家ホフマイスターの若妻ロットのもとに現れた一人の才能あふれる青年秘書フレドリック。次第に惹かれあいながらも素直に思いを伝えられない二人。そんな二人をを引き裂いたのは、秘書フレドリックの2年間の突然の転勤だった。

第一次世界大戦に翻弄された二人が8年の時を超え紡ぎあう珠玉の大人の純愛ストーリー

映画『暮れ逢い』は愛のマエストロ、パトリス・ルコメント監督が送る静かで官能的な大人のラブストーリーです。

やさしく裕福な実業家ホフマイスターの若妻ロットのもとに現れた一人の才能あふれる青年秘書フレドリック。次第に惹かれあいながらも素直に思いを伝えられない二人。そんな二人をを引き裂いたのは、秘書フレドリックの2年間の突然の転勤だった--。

許されない恋、だからこそ静かに燃え上がる二人の恋の行方にドキドキしてしまいます。

ラブストーリーの名匠・パトリス・ルコメント

映画『暮れ逢い』

映画好きなら誰もが知っている監督ではないでしょうか。『仕立て屋の恋』『髪結いの亭主』などで知られる抑圧されたフェティシズムを感じさせる作風が特徴のパトリス・ルコメント監督。

彼の作品に登場する女性は本当に美しく、魅惑的。男女の愛を官能的に描けば、右に出るものはいないはず。

ヴァネッサ・パラディや、シャルロット・ゲンズブールなど女優の魅惑的な一面を切り取ってきましたが、今回も、レベッカ・ホールの新たな魅力を引き出す演出術が光っています。

主演女優レベッカ・ホールと期待の新星リチャード・マッデン

『アイアンマン3』『それでも恋するバルセロナ』等出演のレベッカ・ホール

映画『暮れ逢い』に出演したレベッカ・ホール

天真爛漫ながらも、どこか孤独と喪失感を抱えるロッドを見事演じきったのは、『アイアンマン3』や『それでも恋するバルセロナ』に出演しているレベッカ・ホール。

舞台演出家・映画監督の父と、オペラ歌手の母親という芸能一家にうまれたレベッカは父親の演出する舞台に数多く出演し、その演技力は高い評価を獲得。『それでも恋するバルセロナ』ではヒロインを演じ、ゴールデングローブ賞にノミネートされた人気女優でもあります。

ディズニー実写版『シンデレラ』王子役!リチャード・マッデン

映画『暮れ逢い』出演のリチャード・マッデン

そして、有能な秘書を演じるのはディズニーの実写版『シンデレラ』でも王子役に抜擢された今最も注目されている若手俳優のリチャード・マッデン。品のある顔立ちに、知性と男性的な色気を交え、見る者の心をとらえる演技を披露しています。

映画を支える深い味わいのアラン・リックマン

映画『暮れ逢い』出演のアラン・リックマン

年の離れたやさしい夫を演じるのは、『ダイ・ハード』で悪役のテロリストを見事に演じ、『ハリーポッター』シリーズでは、スネイプ先生役でダントツの存在感を見せたイギリスの名優アラン・リックマン。

しびれるような、その声を聴くだけでも、映画の世界を一回りも二回りも深くさせてくれる演技は「さすが」の一言に尽きます。今回は、挿入音楽にベートーベンのピアノソナタ第8番ハ短調「悲愴」第2楽章アダージョ・カンタービレが使われています。

ベートーベンが難聴を自覚した時期に作られたこの曲は、深い悲しみが表現され、緩急の入り混じったテンポはまるで、この映画のように切なくやさしい甘美なメロディー。

忍ぶ大人な愛に浸りたい、そんなあなたにぜひ見ていただきたい作品です。