米国が生んだ知的エンタテイメント『神は死んだのか』をすすめる3つの理由

2017年7月6日更新
アメリカでわずか780個所の公演からスタートして、ついに全米4位にまで登り詰め、アメリカでは既に、続編の撮影が始まって話題沸騰の本作。『神は死んだのか?』というタイトル通り中身も刺激に溢れた今季大注目の知的エンターテイメントの魅力を3点にしぼって、ご紹介します。

■たった60分で神を証明?キリスト教信者の学生に振られた無茶ぶりから、壮絶ディベード合戦勃発!

【あらすじ】 ニーチェ派の無神論者の哲学教授には向かったせいで、『神の証明を』しなくてはいけなくなった主人公。その後、進化論を持ち出したり、ビックバン説などを使ってなんとか神の証明を試みるが、教授に尽く論破されてしまう。しかし、それでもあきらめない主人公。神の証明は果たして成るのか?

神は死んだのか

哲学や神学に興味がなくても、ディベートの面白さだけで観客を引っ張り続けるという、今まで誰も見たことの無かった、まったく新しい映画です。

■無神論者でも面白い!現代における『神』の存在意義

神は死んだのか

本作は、実際にアメリカで起こった訴訟事件を基にしています。この事件以降、神についての論争は宗教学の観点いがいから行ってはならないとされてきたのですが、それを大真面目に考えていくことに挑戦。神を信じることを許されなかった中国人学生や、キリスト教徒の家に生まれながら、イスラム教徒である女学生など、現在世界をとりまく宗教事情が見え隠れしており、無神論者が多くを占める日本人にも考えさせられる内容になっています。

■大学教授がおもわず唸った、宗教と人との関係性

神は死んだのか

本作のもう一つのテーマは「宗教」と『人』との関係だ。宗教を信じるひとと、信じない人との関係を描くことで、なぜ神を信じるのか、なぜ神を信じないのかといった現象を非常に面白く描いています。その出来は教材としても優秀だとして、すでに大学で講義に使用したいとレビューする教授が現れるほど。学生ならずとも、知的刺激に飢えた人は正に必見です。