2017年7月6日更新

染谷将太の子役から軌跡、演技力の秘密まとめ【23歳で映画出演作は60本以上!】

多数の出演作と受賞歴のある若きベテラン俳優・染谷将太。『ヒミズ』や『寄生獣』など数多くの映画に出演し、自身も映画をこよなく愛する実力派俳優・染谷将太出演のおすすめ映画からその高い評価を受ける演技力のヒミツまで彼の魅力に迫りました。『バクマン。』をはじめとした最新作も見逃せません!

『ヒミズ」』『寄生獣』等で知られる俳優・染谷将太。

染谷将太

染谷将太は、1992年9月3日生まれの東京都出身の俳優です。身長は172cm。

『BUMP OF CHICKEN』などの多くのアーティストが在籍する、トイズファクトリーに所属しています。9歳の時に映画『STACY』で映画デビュー以降、多数の映画・ドラマに出演してきました。演技歴10年以上のベテラン俳優と言うことが出来ますね。

染谷将太は子役から活躍していた

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染谷将太は7歳の時に子役として活動し始めます。9歳の時に出演した『STACY』というホラー映画が彼の映画デビュー作となります。

なんと染谷は幼稚園の頃から映画を頻繁に鑑賞しており、当時すでにチャップリン等の無声映画のファンだったのだとか。映画という作品にのめりこんだ結果、子役としてスクリーンで演技をするようになりました。

俳優・染谷将太を世に知らしめた映画『ヒミズ』(2012)

鬼才・園子温が監督を務め、第68回ヴェネツィア国際映画祭でマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞するなど共演した二階堂ふみとともに「染谷将太」の名を世間に知らしめることになった彼の代表作。

突然帰ってきたろくでもない父親に人生を狂わされ、ついに彼を殺してしまった主人公の少年・住田祐一を演じています。普通の生活がしたいだけなのに、転落していく少年の人生を描いた衝撃作です。

日本の映画界に新生・個性派俳優が誕生した瞬間でした。

染谷将太

出典: prcm.jp

『ヒミズ』で共演しマルチェロ・マストロヤンニ賞をダブル受賞した二階堂ふみとは『悪の教典』で再共演しています。

サイコキラーの教師が引き起こす恐怖に挑む『悪の教典』(2012)

三池崇史作品でストーリーの過激さが話題となった『悪の教典』。

有能で完ぺきな教師でありながら、サイコキラーという裏の顔をもつ蓮実聖司(伊藤英明)が学校で起こす殺人事件を描いたサイコ・ホラーです。染谷将太は素行の悪い問題児でありながら、蓮実の正体に迫っていく生徒・早水圭介を演じています。

本作では『ヒミズ』で共演した二階堂ふみが生徒側の主人公・片桐怜花を演じたほか、山田孝之や林遣都らも出演しています。

また『ヒミズ』と『悪の教典』は、日本アカデミー賞で新人賞を受賞し、その演技力とインパクトは大きいものとなりました。

邦画史に残る林業映画『WOOD JOB!』に主演(2014)

三浦しをんの小説が原作の映画『WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜』に平野勇気役で主演しました。監督は『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』『ハッピーフライト』などの矢口史靖。本作は、主人公の現代っ子平野勇気の成長譚である青春映画の面と、林業を描いたお仕事映画の面があり、どちらも矢口監督が得意とするジャンルになります。

2014年の邦画の中でナンバーワンに挙げる人もいる作品で、染谷将太の代表作のひとつとなりました。

ワイナリーを営む兄弟を温かく描いた『ぶどうのなみだ』(2014)

映画『しあわせのパン』を手がけた三島有紀子が再び、北海道を舞台に優しい物語を紡ぎます。

主演は『しあわせのパン』に引き続き、大泉洋。染谷将太は大泉洋演じるアオの弟・ロクを演じます。理想のワインづくりに励む兄弟と人々の交流を温かく描きます。北海道の大自然とおいしそうなワインそして料理もみどころ!モントリオール世界映画祭にも出品が決定。

『ヒミズ』、『悪の教典』とダークな役を演じることが多かった染谷ですが、本作に出演して演技の幅を広げ俳優としての伸びしろを見せました。

豪華キャストによるSFコミック実写化二部大作『寄生獣』に主演!(2014・2015)

大人気SFコミックを実写映画化した『寄生獣』で、染谷将太は主演に抜擢されました。染谷は、ある日突然右腕に「ミギー」という寄生生物“パラサイト”が宿ってしまった少年・泉新一を演じます。

漫画が発売された当時、ストーリーの設定や意外性のある展開から、多くのファンを獲得した『寄生獣』。しかしそれから長らく映像化はされずにいました。2014年に映画化されることが決定し、染谷は数奇な運命をたどることになってしまった新一を好演しました。

寄生生物が右手から生える演出や、俳優の顔が寄生獣によって変形する演出は原作の設定をそのままにCGや模型を組み合わせて撮影されたそうです。また本作に出演した東出昌大は新人賞を、深津絵里は主演女優賞を受賞しています。

元AKB前田敦子と倦怠期のカップルを演じた『さよなら歌舞伎町』(2015)

歌舞伎町のラブホテルのある一日を描くオリジナル群像劇。

染谷が演じるのは、一流のホテルマンになりたかったが、実際は歌舞伎町のラブホテルの店主として働いている徹。徹の恋人でミュージシャンとして成功する夢をかなえようと奮闘する女性・沙那を前田敦子が演じています。

ラブホテルを舞台に男女の関係を繊細に描いたストーリーです。元AKBで、女優に転身した前田敦子の演技も高く評価された作品となりました。

広瀬すずとともに声優に挑戦!『バケモノの子』(2015)

『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』等の数々の人気アニメーションを世に生み出し、ジブリ映画と2大巨頭とされるスタジオ地図の細田守による新作アニメーションでる『バケモノの子』において、染谷将太が声優を務めています。

孤独な少年・九太がひょんなことからバケモノの棲む世界に迷い込み、そこで出会ったバケモノ・熊徹との師弟関係を描いた冒険活劇で、夏にぴったりの清涼感溢れる物語です。

園子温と再タッグ!『映画 みんな!エスパーだよ!』(2015)

映画『みんな!エスパーだよ!』は、2013年にドラマ化された『みんな!エスパーだよ!』を監督・園子温によって劇場映画化した作品。愛知県東三河を舞台に、エスパー能力に覚醒した人たちが起こす騒動を描いた、ちょっとエッチなコメディです。

染谷将太が演じたのは人の心の声が聞こえる精神感応能力を持つエスパー鴨川嘉郎。ヒロインの平野美由紀はドラマ版では夏帆が演じており、映画版では池田エライザが演じています。

ジャンプの人気漫画『バクマン。』実写映画(2015)

『モテキ』『恋の渦』でその手腕に定評がある大根仁監督による邦画一大プロジェクト『バクマン。』で、染谷は佐藤健や神木隆之介・小松菜奈等、豪華キャストと共演しています。漫画家を夢見る真城最高(佐藤健)と高木秋人(神木隆之介)の夢を追う物語です。

染谷将太 in 『バクマン。』

出典: jin115.com

染谷は天才漫画家・新妻エイジを演じ、2人のライバルとして劇中でも異彩な雰囲気を放つキャラクターとして活躍しています。桐谷健太や新井浩文もライバルの漫画家として出演しています。

天才棋士、村山聖の生涯を描いた映画『聖の青春』

2016年11月に公開された『聖の青春』は羽生善治を追い詰めたことのある天才棋士でありながらわずか29歳で亡くなった村上聖の生涯を描いた作品です。

主人公の村上聖を松山ケンイチ、主人公のライバルの羽生善治を東出昌大が演じています。染谷将太はプロ棋士を目指す奨励会員で聖の弟弟子である江川貢役で登場しています。

『聖の青春』染谷将太

江川は、26歳の誕生日の前にプロデビューを果たさないと、奨励会を強制退会になるルールのもと、崖っぷちに立たされた役柄を演じ切っています。

負ければ退会が決ってしまう、という対局でのシーンでは、染谷将太の熱演が光ります。

染谷将太の演技力は十二分に証明されている!

ヒミズ

数々の作品に出演している染谷将太ですが、受賞歴も多くあります。

『ヒミズ』で獲得した第68回ヴェネツィア国際映画祭 マルチェロ・マストロヤンニ賞は日本人初の受賞という快挙でした。またヴェネツィア国際映画祭に加え、日本アカデミー賞でも新人俳優賞を受賞した作品です。

2012年に公開された映画では主人公のみーくんを演じ『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞を受賞。前田敦子と共演した『さよなら歌舞伎町』では、ニューヨーク・アジア映画祭ライジングスター賞を受賞を受賞しました。

国内外を問わず、演技力を高く評価されていることが伺えますね。今後も海外作品を含めて、多数の映画で活躍していくことでしょう。

ミステリアスな染谷将太のプライベートは?

インドア趣味のサブカル系男子?

染谷将太 カメラ

出典: www.cinra.net

趣味は映画鑑賞とカメラで、特技はパントマイム・手品・卓球だという染谷将太。

カメラには特に熱中しており、デジカメではなくフィルムカメラのナチュラクラシカというものを愛用しており、撮った写真は自身のブログに載せることも。俳優と言う職業だからこそかも知れませんが、映像・画像等に対して非常にこだわりがあることが伺えますね。 Photo by Shota Sometani

Photo by Shota Sometani

また、俳優の中でも有数のシネフィルとして知られているほどに、多数の映画を観賞しているそう。 in_1408_driveingamo-photo4_l

引用: lifepages.jp

シネフィルというのは「映画狂」といい、映画をこよなく愛する人のことです。最も多忙な俳優の一人ですが、普段から頻繁に劇場や試写会などを見に行っているそうで、PFF(ぴあフィルムフェスティバル)が毎年の楽しみだそうです。

俳優だけでなく、監督もこなす。多彩な気鋭俳優・染谷将太

頭角を現しつつある、「監督」としての才覚

シミラー バット ディファレント

趣味のカメラで培った知識や経験を活かして、自身が映像作品の製作にかかわることも増えてきています。

映画『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』のスピンオフDVDに収録された短編映画『シミラー バット ディファレント』は染谷自らが監督と脚本を手がけた作品だそうです。古くから伝わるフィルム撮影にこだわりがあり、全編を16ミリフィルムで撮影しているのも、彼自身の映画観が表れているのではないでしょうか。

清澄(仮題)

出典: eiga.com

また、2年ぶりに監督を務めた作品『清澄』が、2015年に上映および映画配信サイトLOAD SHOW(http://loadshow.jp/)にて配信されています。前作と同様、約10分間のショートムービーです。

50本を超える作品に出演し続けるその理由とは

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引用: haaasoku.com

自身の性格について、長所は好きなことはとことんのめり込むこと、短所は苦手なものは触りもしないことだとも。好奇心は強いようで、撮影現場では照明技師の仕事に興味を抱き、やってみたいと言っていたりなどもするそうです。

落ち着いた人柄から、50本を越えるほどの映画に出演してきた染谷。その落ち着きっぷりは共演者や監督から見てもとても頼りがいのあるものなのでしょう。

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引用: www.asahi.com

園子温監督は染谷について、

染谷君は映画がすごい好きで、スタッフをやりたがっていて。照明技師をやってみたいとかね。そういうところも変わっているし、おもしろい。ヴェネチアのレッドカーペットの時も、染谷君の隣に通訳の子かな、イケメンがいて。そっちを主役だと思って、カメラがみんなそっちに向かって行ったんだよね(笑)。普通ちょっと不満顔になったりするでしょう。でも、染谷君はおもしろいって楽しがっていた。目立ちたがり屋じゃないんだよね。普通の感覚をしっかり持っている。大切なことだよね
引用:www.magabon.jp

と話していました。

また、『神さまの言うとおり』で共演した神木隆之介も「染ちゃんは役に入ると、全てを悟ったような目つきをする。」と語っており、信頼度はとても高いのではないでしょうか。

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好きな俳優はフィリップ・シーモア・ホフマンだそうで、彼については

映画の中ってかっこいい人多いですからね、いっぱいいますよ。なかでも、フィリップ・シーモア・ホフマンは大好きです。この前亡くなってしまってとても残念です。

と話しています。

いわゆる「憑依型?」徹底的な役作り

本人曰く、役作りは撮影のクランクイン前に徹底的に考え抜くので、クランクインしてからはほとんど悩むことがないのとのこと。資料をじっくり読んで勉強して、無意識に出てくるように「捨てる」ことを大切にしていると語っています。

ミギーと染谷将太

2014年公開の『寄生獣』『寄生獣 完結編』では、右手をミギーという寄生生物に乗っ取られている少年の役を演じられていましたが、勿論CGのために撮影の際には何も存在しないハズなのに、まるでミギーが本当にそこにいるような演技をしており、彼の演技力と憑依型の役作りに再びスポットライトが当てられました。

また演技の幅も広く、『パンドラの匣』『WOOD JOB!』では純情な青年、『東京島』では不気味な男を、『TOKYO TRIBE』ではラップに挑戦したりなど、イメージにとらわれずにさまざまな役を演じられています。

2015年に菊地凛子と結婚

染谷将太・菊地凛子

2015年には、『パシフィック・リム』など海外でも活躍する実力派女優、菊地凛子と11歳差での結婚を発表しました。馴れ初めは意外にも芸能関係ではなく、「友達の紹介」で知り合ったそう

妻である菊地凛子と共演を果たした『ディアーディアー』(2015)

「全部シカのせいの、はずだった」父の危篤によって故郷に帰ってきた3兄弟は、かつて幻の鹿を見つけたとされていた。そんな鹿の存在が、彼らの人生を狂わせていき…。 染谷将太 in 『ディアーディアー』

出典: natalie.mu

染谷将太は友情出演として本作に華を添えています。

「いましかできない役」を

染谷将太

自身の目指す俳優や今後の展望について、「もうちょっと歳を取ったら、いままでできた役が演じられなくなっていくと思うんです。でも、逆にいままでは不可能だった役が演じられるようになってくると思う」、「俳優業って、自分の年齢とともにそういう変化を楽しめる仕事だと思うんです。だから、いまは「いましかできない役」を全力で楽しんでいきたいです。」と語る染谷。

「名だたる方々が作ってきた映画という文化を継承し、それだけでなく発展させなくちゃいけないと思う。でも本当に自分たちに担えるのか? 不安はあります。ただ時代が常に流れていくというのは仕方のないこと。」、「ただ僕に言えるのは『本気でやってる』ということだけ。楽しいから本気です」という染谷はまさに自然体の「俳優」と言えるのではないでしょうか。

染谷将太の今後の出演予定作品

『永遠の0』チームが再集結する『海賊と呼ばれた男』(2016)

『海賊と呼ばれた男』 キャスト

出典: natalie.mu

百田尚樹の小説が原作となった映画『海賊と呼ばれた男』に染谷翔太が長谷部喜雄役で出演します。

国内外からの圧力にも負けず、一から石油事業を立ち上げ、日本人ということを誇りに持ち生き抜いた男・国岡鐡造の一生が描かれた作品です。

主人公の国岡鎧造をV6の岡田准一が演じ、染谷将太は国岡の商店で働く長谷部喜雄を演じます。

この映画は、原作者の百田の作品『永遠の0』の映画化の際、監督を務めた山崎貴、主役を務めた岡田准一、そして制作スタッフが再び集結して撮影が行われています。

『海賊と呼ばれた男』は2016年12月10日公開です。

製作費150億円!映画『空海』に主演

染谷将太『空海―KU-KAI―』

出典: twitter.com

伝奇小説の大家、夢枕獏の小説『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』を原作に、『始皇帝暗殺』を撮った中国随一の巨匠、チェン・カイコーがメガホンを取る注目作『空海』。そんな本作で染谷が主演を務めることが発表されました。

2011年から5年に渡り構想が練られ、日中共同制作として総製作費は150億円に到達する超大作です。

染谷将太は海外初進出の本作で空海を演じ、頭を丸刈りにして全編中国語のセリフに挑戦します。

公開予定は2018年です。

映画・ドラマにひっぱりだこの染谷は、映画界を盛り上げるべく今後も更に活躍していくことでしょう。映画好きの一人として、今後も彼の活躍に大いに期待しましょう。