メラニー・ロランが女優・監督として活躍!新作『呼吸』が話題に

2017年7月6日更新

話題作への出演が続き、これからますます国際派としての飛躍が期待されるフランス人女優のメラニー・ロラン。演技だけではなく、監督や歌手をもこなすマルチな才能、そして多くの女性を惹きつけるナチュラルな美しさの秘密にも迫ります。

1:メラニー・ロランのプロフィール

メラニーロラン

メラニー・ロランは1983年2月21日、フランス・パリ生まれの女優です。父親は俳優兼声優、母親はバレエダンサーというユダヤ系の芸術・芸能一家で育ちました。

1999年、たまたま友人と撮影の見学に行ったとき、名優ジェラール・ドパルデューに見出され、彼の監督作『Un pont entre deux rives』に出演したのが映画デビューです。その後、学業を続けながら、複数の作品に出演しました。

メラニー・ロランが一躍注目されたのは、2006年に主演した映画『マイ・ファミリー 遠い絆』です。本作で、第32回セザール賞有望若手女優賞と第12回リュミエール賞新人女優賞というフランスでは権威ある賞をそろって受賞しました。また、翌2007年には世界的な第57回ベルリン国際映画祭でシューティング・スター賞に輝いています。

私生活では、長らく俳優のジュリアン・ボワスリエと交際していましたが、2009年に破局。その後、2013年に別の男性と結婚し、一人息子をもうけています。相手の男性の氏名等はロランの意志で公表されていません。

ハリウッドデビューはタランティーノ作品!

イングロリアスバスターズ

2009年にはクエンティン・タランティーノ監督の『イングロリアス・バスターズ』に出演し、世界的ヒットとともに、ついにハリウッドデビューを果たしました。メラニー・ロランは、家族をナチスに虐殺され、復讐を狙うユダヤ人女性のショシャナを演じました。ロランの祖父もホロコーストの生き残りであり、ショシャナの物語は自分の家族の物語でもあるとインタビューで語っています。タランティーノ監督の映画も、以前から大好きだったそうです。

歌手として楽曲も発表しているメラニー・ロラン

マルチな才能をみせ、歌手としても、アイルランドのシンガー、ダミアン・ライスと組んだ『En T’Attendant』というアルバムを2011年に発表しています。映画『テルマ、ルイーズとシャンタル』のサウンドトラックには、『Ivan, Boris et moi』という曲で、参加しています。

2:映画監督としても活動している!『呼吸 ―友情と破壊』が高評価

呼吸

女優として出演するだけにとどまらず、2008年には短編映画『De moins en moins』で監督デビューしています。同作は第61回カンヌ国際映画祭の短編コンペティション部門に出品されました。2011年には、初の長編映画『Les adoptés』を発表。さらに2014年には、長編2作目『呼吸 ―友情と破壊』を監督し、第67回カンヌ国際映画祭の批評家週間部門で特別上映されました。

『呼吸 ―友情と破壊』は、シャルリとサラという二人の少女の友情が、思わぬ展開に至るという物語です。ロランいわく、「自己愛の強い倒錯者について語りたかった」という意欲作で、若い女性監督らしいみずみずしい演出が高く評価されました。

3:メラニー・ロランの髪型がオシャレ!

メラニーロラン

前髪をやわらかにねじり、後ろで留めることで、あどけなさの残るピュアな仕上がりになっています。ナチュラルメイクも相まって、いかにもフランス人女優らしい自然体の美しさが魅力的です。 映画の中だけなく、時とシチュエーションで様々に変えてみせるロランのヘアスタイルは、女性から注目の的です。

メラニーロラン

ラフに崩したアップなのに、どこか品が良くクラシカルな印象すら与えます。特に緩やかに膨らませた前髪と乱れ髪の絶妙なバランスがポイントです。

メラニーロラン

出典: eiga.com

センター分けし、どこかヒッピー風のナチュラルヘアが、ヘアバンドで見事に決まっています。ストレートではなく、きわめて自然なウエーブが女性らしさを引き立てています。

メラニーロラン

ロランお得意のまとめヘアの中でも、とりわけコンパクトなスタイルがエレガントです。白いコサージュひとつで、見事にモード感が溢れ、フォーマルなドレスにもぴったりです。

4:『オーケストラ!』ではエリートヴァイオリニストを演じる

オーケストラ!

出典: cinetri.jp

世界的にヒットした2009年のフランス映画『オーケストラ!』で、メラニー・ロランは、パリで活躍する若きヴァイオリニスト、アンヌ=マリーを演じて注目されました。劇場の清掃員でありながら、実は天才指揮者だった主人公の男が、ロシア人の中年男を寄せ集め、一流劇場でコンサートを開いてみせる物語です。紅一点のロランは、その気高い美しさにおいても目を見張るものがありました。

人情味にあふれ、ユーモアもあって、感動的で、ポリティカルな映画なんて、あんまりないですよね。これだけの材料がひとつのシナリオに詰め込まれているなんて、読んだとき、本当に幸せになりました。だからシナリオをよんで、すぐにやりたい!って言いました。

5:『人生はビギナーズ』出演のきっかけは、ノーメイクの葉巻姿

人生はビギナーズ

2010年製作、マイク・ミルズ監督・脚本によるアメリカ映画『人生はビギナーズ』は、ユアン・マクレガー、クリストファー・プラマーという二人の名優と共演した話題作です。突然自分はゲイだとカミングアウトとした父と息子の関係を描く物語で、ロランは息子の恋人アナを演じました。

マイク・ミルズが偶然、ロランがノーメイクで葉巻を吸っている映像をYou Tubeで観たことが、キャスティングのきっかけだったそうです。

アナはもともとフランス人ではなく、アメリカ人という設定だったの。マイク(監督)が私を選んだ時、彼は『君はクレイジーだ。アナも君みたいな女性にしよう』と言ったのよ

6:メラニー・ロランの今後の出演作品

ミモザの島に消えた母

2016年7月23日、日本公開の『ミモザの島に消えた母』がすでに話題になっています。原作はタチアナ・ド・ロネ著書の『サラの鍵』。「ミモザの島」と呼ばれるフランス大西洋にある島を舞台にしたサスペンスものです。ロランは、母の死の真相を突き止めようと島を訪れる主人公の妹役を熱演しています。