2018年1月13日更新

阿部寛出演のおすすめ映画17選【『テルマエ・ロマエ』、「新参者」シリーズ他】

『結婚できない男』阿部寛

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阿部寛のプロフィール

阿部寛は1964年6月22日生まれ、神奈川県横浜市出身の俳優です。 中央大学電気工学科在籍中にファッション誌『メンズ・ノンノ』でモデルとして活躍。その後、当時の人気アイドル南野洋子の相手役として『はいからさんが通る』で俳優デビューを果たします。俳優としての阿部は、その独特の長身と風貌から役者として思うように役が得られず、脇役中心の下積み時代が続きました。 1993年につかこうへいの舞台『熱海殺人事件』にバイセクシャルの刑事役で出演したことをきっかけに、徐々に出演が増え始め2000年にはドラマ『TRICK』で仲間幸恵とともに主演し、一気にブレイク。 今やTVでも見ない日はないくらい、CMやドラマ、映画にひっぱりだことなっています。私生活では2007年に15歳年下の一般女性と結婚、2人の女の子の良きパパでもあります。

1.岩井俊二監督の代表作、少女たちの友情と恋愛模様を描いた作品【2004年】

幼なじみで親友のアリス(蒼井優)とハナ(鈴木杏)、二人の少女が織りなす友情と恋愛を、瑞々しく描いた青春映画『花とアリス』。 岩井俊二監督の独特の世界観と映像美が素敵な作品です。阿部寛は本作ではアリスの母(相田翔子)の彼氏役で出演しています。

2.阿部寛が見事なちゃぶ台返しを連発!【2007年】

無愛想で乱暴者、働きもせずギャンブルに明け暮れるチンピラやくざのイサオ(阿部)と内縁の妻で幸薄い女、幸江(中谷美紀)との不器用ながらも純粋な愛の物語。 阿部のパンチパーマと、見事な「ちゃぶ台返し」は一見の価値ありです!

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3.是枝裕和監督作品として評価の高い作品【2008年】

夏の終わり、ある初老の夫婦のもとへ息子と娘のちなみがそれぞれの家族を連れて帰省します。一見普通の家族の風景ですが、実はその日は15年前に長男が事故で亡くなった兄の命日でもありました……。 阿部寛は父から兄と比べられ、抱えていたコンプレックスから未だ逃れられず、また失業中という後ろめたさもあってどこか実家に居心地の悪さを感じている不器用な男・横山良多を演じました。 監督は『誰も知らない』『そして父になる』など、家族の日常を切り取り、その深いところをじっくりと描くことで評価の高い是枝裕和。本作ではじめて是枝監督作品への出演となった阿部は「ずっと監督の作品に憧れていた」と語っています。

4.阿部寛が吃音の中学教師に扮した映画【2008年】

重松清の同名小説を映画化した本作では、いじめに合って自殺未遂を図った生徒のいるクラスに臨時教師として赴任した吃音(きつおん)の中学教師、村内を演じました。 いじめ問題という難しいテーマながら、ただ寡黙に、少ない言葉で生徒たちに想いを伝えようとする阿部寛の演技が胸を打つ作品です。

5.タイで大ヒットした映画に日本人ヤクザ役として出演【2009年】

2009年にはタイのアクション映画『チョコレート・ファイター』に出演。並外れた身体能力で、一度見た格闘技を習得してしまうという少女を主人公に、阿部寛はその父親で生き別れになっていた日本ヤクザの幹部を演じました。主人公ゼンを演じるタイの女優、ジージャー・ヤーミンはこの役を演じるためトレーニングを重ね、スタントを使わずに鮮やかなアクションシーンを披露しています。 もちろん阿部の刀を使ったソード・アクションも必見!当初、アクションシーンはスタントを使う予定だったそうですが、アクションのデモビデオを見せたところ、阿部自身がすぐにできてしまったとのこと。練習と本番までわずか1日しかかからなかったそうで、監督からも大絶賛を受けています。

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6.お笑い芸人まえだまえだ兄弟が主演を務めた作品【2011年】

今やお笑いコンビというよりは立派な俳優といっても過言ではない、まえだまえだ兄弟が主演の作品。是枝裕和監督が九州新幹線が全線開通を記念して制作を手がけました。 両親の離婚により離れ離れに暮らす兄弟が、もう一度家族をひとつにしようと新幹線にまつわるある噂を手がかりに奮闘します。果たして奇跡は起きるのか、それとも…。 阿部寛は兄役の前田航基が通う小学校の先生役で出演。是枝作品では常連の樹木希林、原田芳雄、夏川結衣など『歩いても歩いても』でも共演したメンバーが再集結。樹木希林の孫にあたる本木雅弘の娘、内田伽羅が同級生役で出演したことでも話題になりました。

7.三谷幸喜監督作品で深津理恵が主演を務めた映画【2011年】

なんと落ち武者の幽霊が被告という、ありえない設定の法廷コメディ『ステキな金縛り』は三谷幸喜監督第5作目となる作品。阿部寛は主演の深津絵里演じる、失敗ばかりで冴えない三流弁護士・宝生エミの上司速水悠役として出演しました。 幽霊役の西田敏行、検事役に中井貴一、他に佐藤浩市やなど小日向文世など三谷作品では常連の芸達者が揃い、ストーリーに奥行きをもたせています。

8.太平洋戦争の第一線で戦った山本五十六を描いた作品【2011年】

昭和14年、戦争への緊張感が高まる日本を舞台に真珠湾攻撃を実行し、指揮官として苦悩する山本五十六を描いた映画。単なる戦争の史実映画ではなく、命を懸けて戦った男達の葛藤やなぜ真珠湾攻撃は行われたのか?など、戦争を知らない若い世代にもぜひ観て欲しい作品です。 阿部寛は、誰よりも戦争に反対したと伝えられる山本五十六の部下で、よき理解者であった山口多聞少将をつとめました。山口多聞は航空司令官として、ミッドウェー海戦で沈んだ空母「飛龍」と運命を共にした人物として知られています。

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9.阿部寛主演の人気シリーズ!豪華キャストにも注目【2012年】

2010年にドラマ化された東野圭吾の人気小説『新参者』をベースに書き下ろしされた本作は、東野作品では人気の刑事・加賀恭一郎を主人公にした作品。阿部はドラマに引き続き当たり役となった加賀恭一郎を演じました。 加賀の部下である刑事・松宮にドラマと同じく溝端健二、事件のキーマンにもなる容疑者の恋人役に新垣結衣、被害者の息子役に松坂桃李の他菅田将暉、山崎賢人などフレッシュな俳優陣を配しているのも見どころのひとつです。

10.阿部寛が古代ローマ人を演じ大ヒットした映画【2012年】

制作発表でまさかの!と誰もが驚いた、ヤマザキマリの人気コミックが原作の映画『テルマエ・ロマエ』では古代ローマ人を演じた阿部寛。2012年の映画で第位の大ヒットを記録し、阿部は本作で第36回日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞しました。 現代の日本にタイムスリップしてしまったローマ帝国の浴場設計士・ルシウス(阿部)が日本で得た銭湯の知識を母国に持ち帰るという、斬新かつ奇想天外なストーリーが繰り広げられます。同じくローマ人を演じる市村正親、北村一輝など「濃い顔」に対して「平たい顔族」と称される日本人キャストには本作品のヒロインとなる上戸彩や笹野高史、キムラ緑子など。そのなりきりぶりも楽しめるエンターテイメント作品です。

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11.道尾秀介の推理小説が原作となった映画【2012年】

刑事、教師、父親など数々の役柄を演じてきた阿部寛が曰くつきの過去を背負ったベテラン詐欺師を好演。ひょんなことからコンビを組むことになった新米詐欺師に村上ショージ、彼らのもとに転がり込み、奇妙な共同生活を始める若者を石原さとみ、能年玲奈、小柳友が演じました。 ストーリーには緻密なまでに散りばめられたさまざまな伏線があり、ラスト20分で明かされるあっと言わせる結末はお見事!というしかありません。ぜひ騙された気になって観てみて下さい。

12.阿部寛が浅田次郎原作の映画で主演【2014年】

浅田次郎原作の短編集『五郎治殿御始末』中の一編を映画化。幕末を舞台に桜田門外の変で暗殺された井伊直弼の仇討ちを命じられた彦根藩士・志村金吾と追われる身となる水戸藩士・十兵衛を描いた作品。それぞれが使命を全うし、その後どう生きていくかを丁寧に綴った、情感あふれる作品となっています。 主人公となる志村金吾役に中井貴一、阿部は敵役の十兵衛をつとめました。意外にも時代劇の出演作は少ない阿部寛ですが、本作出演にあたって「日本の美学を知る上でも一本筋の通った男を演じるには時代劇以外の作品ではなかなか得られない経験」と語っています。

13.離れて暮らす家族の姿を穏やかに描く【2016年】

2016年に公開された映画『海よりもまだ深く』で、阿部寛は、妻に愛想を尽かされてしまった作家・篠田良多を演じています。 主人公の篠田良多(阿部)は売れない作家で、文学賞を受賞したことはあるもののそのプライドからか、新しい仕事にも挑戦できずにいました。収入の安定もない上、ギャンブルをやめようともしない篠田は、妻・響子(真木よう子)にも愛想を尽かされ離婚、一人息子の真吾(吉澤太陽)にも月に一度しか合わせてもらえません。 映画『海よりもまだ深く』では、離婚をして別々に暮らしている家族の微妙な関係性が穏やかに、繊細に描かれます。

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14.極秘任務を執行せよ!東野圭吾原作の実写映画【2016年】

医学部研究所で主任を務める栗林和幸(阿部)は、かつて解雇となった職員・葛原克也(戸次重幸)が企てた脅迫事件の解明を任されてしまいます。 葛原は研究所から炭疽菌「K-55」を盗みだし、それを元に三億円を要求、「K-55」はテディベアに埋め込み隠してしまっていたのでした。極秘に開発された「K-55」の存在を警察に知らせるわけにも行かず、葛原死亡の連絡が入っても真実を公表しないまま、研究所は「K-55」の捜索を栗林一人に託したのです。 「K-55」の埋め込まれたテディベアのありかはなんと長野県のスキー場。付けられていた発信機は4日しか持たず、ことは一刻を争う事態です。しかし肝心の栗林は慣れないスキーに四苦八苦し、捜索は一向に進まず……。

15.阿部寛主演のラブコメ!宮本は熟年離婚を回避できるのか?【2017年】

中学教師の宮本陽平(阿部寛)は妻・美代子(天海祐希)と二人。子供は独り立ちをして、夫婦二人だけの生活が25年ぶりに戻ってきたのでした。ある日、宮本は妻がこっそり記入していた離婚届を発見していしまい、動揺します。 優柔不断で臆病な性格の陽平は、真意を美代子に尋ねることもできず、一人で思い悩みます。これまで気にかけてこなかった美代子の気持ちや夫婦としての生き方を25年ぶりに見つめ直すことになったのでした。

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16.東野圭吾原作「新参者」シリーズ完結編【2018年】

東野圭吾ミステリー小説を原作とする「新参者」シリーズの完結編が、遂に2018年1月27日に公開されます。『半沢直樹』、『私は貝になりたい』を手がけてきた福澤克雄が監督を務め、新しい風を吹き込んでいます。 日本橋署に異動してきた、いわゆる「新参者」の刑事・加賀恭一郎を阿部寛が演じます。松宮脩平(溝端淳平)らと共に謎だらけの殺人事件の真犯人を捜すうち、加賀は失踪した自分の母親と事件が繋がっていることを知ることとなります。 事件の鍵を握る舞台演出家・浅居博美を演じる松嶋菜々子をはじめ、小日向文世、及川光博といったベテラン俳優陣を共演者に迎え、未だかつてない「泣けるミステリー」として大きな話題となっています。

17.吉永小百合120本目を数えるヒューマンドラマに阿部寛が出演!【2018年】

本作は、大物女優・吉永小百合が主演を務める「北の三部作」の一つとして数えられており、『北の零年』(2005年)『北のカナリアたち』(2012年)に続く最終章として製作された作品です。吉永にとっては、記念すべき出演120本目の作品となります。 戦中から戦後にかけて極寒の地、北海道で30年にわたり懸命に生き抜いた母親・江蓮(てつ)を吉永小百合、その息子・修二郎を堺雅人が演じました。 江蓮(てつ)の夫・徳次郎を阿部寛が演じています。その他主要キャストに篠原涼子、佐藤浩市、高島礼子、中村雅俊、笑福亭鶴瓶といった大物俳優陣を起用し、北海道網走、稚内、札幌市などをロケ地に壮大なスケールで描かれています。