阿部寛出演のおすすめ映画15選

2017年11月14日更新

「役者を思う存分やるにはカッコ良さは必要ない」と語り、その言葉に違わず、見た目の変化ではなく内面を魅せる演技力には定評がある阿部寛。脇役から主役まで、さまざまな役に常に挑戦し続け色んな顔を魅せてくれる、おすすめの出演映画12本をご紹介します。

阿部寛のプロフィール

阿部寛は1964年6月22日生まれ、神奈川県横浜市出身の俳優。中央大学電気工学科在籍中にファッション誌『メンズ・ノンノ』でモデルとして活躍。その後、当時の人気アイドル南野洋子の相手役として『はいからさんが通る』で俳優デビューを果たします。俳優としての阿部は、その独特の長身と風貌から役者として思うように役が得られず、脇役中心の下積み時代が続きました。 1993年につかこうへいの舞台『熱海殺人事件』にバイセクシャルの刑事役で出演したことをきっかけに、徐々に出演が増え始め2000年にはドラマ『TRICK』で仲間幸恵とともに主演し、一気にブレイク。今やTVでも見ない日はないくらい、CMやドラマ、映画にひっぱりだことなっています。 私生活では2007年に15歳年下の一般女性と結婚、2人の女の子の良きパパでもあります。

1:岩井俊二監督の代表作、少女たちの友情と恋愛模様を描いた作品【2004年】

幼なじみで親友のアリス(蒼井優)とハナ(鈴木杏)、二人の少女が織りなす友情と恋愛を、瑞々しく描いた青春映画『花とアリス』。岩井俊二監督の独特の世界観と映像美が素敵な作品です。阿部寛は本作ではアリスの母(相田翔子)の彼氏役で出演しています。

2:阿部寛が見事なちゃぶ台返しを連発!【2007年】

無愛想で乱暴者、働きもせずギャンブルに明け暮れるチンピラやくざのイサオ(阿部寛)と内縁の妻で幸薄い女、幸江(中谷)との不器用ながらも純粋な愛の物語。阿部のパンチパーマと見事な「ちゃぶ台返し」は一見の価値ありです!

3:是枝裕和監督作品として評価の高い作品【2008年】

夏の終わり、ある初老の夫婦のもとへ息子と娘のちなみがそれぞれの家族を連れて帰省します。一見普通の家族の風景ですが、実はその日は15年前に長男が事故で亡くなった兄の命日でもありました……。 阿部寛は父から兄と比べられ、抱えていたコンプレックスから未だ逃れられず、また失業中という後ろめたさもあってどこか実家に居心地の悪さを感じている不器用な男・横山良多を演じました。 監督は『誰も知らない』『そして父になる』など、家族の日常を切り取り、その深いところをじっくりと描くことで評価の高い是枝裕和。本作ではじめて是枝監督作品への出演となった阿部は「ずっと監督の作品に憧れていた」と語っています。

4:阿部寛が吃音の中学教師に扮した映画【2008年】

重松清の同名小説を映画化した本作では、いじめに合って自殺未遂を図った生徒のいるクラスに臨時教師として赴任した吃音(きつおん)の中学教師、村内を演じました。 いじめ問題という難しいテーマながら、ただ寡黙に、少ない言葉で生徒たちに想いを伝えようとする阿部寛の演技が胸を打つ作品です。

5:タイで大ヒットした映画に日本人ヤクザ役として出演【2009年】

2009年にはタイのアクション映画『チョコレート・ファイター』に出演。並外れた身体能力で、一度見た格闘技を習得してしまうという少女を主人公に、阿部寛はその父親で生き別れになっていた日本ヤクザの幹部を演じました。主人公ゼンを演じるタイの女優、ジージャー・ヤーミンはこの役を演じるためトレーニングを重ね、スタントを使わずに鮮やかなアクションシーンを披露しています。 もちろん阿部寛の刀を使ったソード・アクションも必見!当初、アクションシーンはスタントを使う予定だったそうですが、アクションのデモビデオを見せたところ、阿部自身がすぐにできてしまったとのこと。練習と本番までわずか1日しかかからなかったそうで、監督からも大絶賛を受けています。

6:お笑い芸人まえだまえだ兄弟が主演を務めた作品【2011年】

今やお笑いコンビというよりは立派な俳優といっても過言ではない、まえだまえだ兄弟が主演の作品。是枝裕和監督が九州新幹線が全線開通を記念して制作を手がけました。 両親の離婚により離れ離れに暮らす兄弟が、もう一度家族をひとつにしようと新幹線にまつわるある噂を手がかりに奮闘します。果たして奇跡は起きるのか、それとも…。 阿部寛は兄役の前田航基が通う小学校の先生役で出演。是枝作品では常連の樹木希林、原田芳雄、夏川結衣など『歩いても歩いても』でも共演したメンバーが再集結。樹木希林の孫にあたる本木雅弘の娘、内田伽羅が同級生役で出演したことでも話題になりました。

7:三谷幸喜監督作品で深津理恵が主演を務めた映画【2011年】

なんと落ち武者の幽霊が被告という、ありえない設定の法廷コメディ『ステキな金縛り』は三谷幸喜監督第5作目となる作品。阿部寛は主演の深津絵里演じる、失敗ばかりで冴えない三流弁護士・宝生エミの上司速水悠役として出演しました。 幽霊役の西田敏行、検事役に中井貴一、他に佐藤浩市やなど小日向文世など三谷作品では常連の芸達者が揃い、ストーリーに奥行きをもたせています。

8:太平洋戦争の第一線で戦った山本五十六を描いた作品【2011年】

昭和14年、戦争への緊張感が高まる日本を舞台に真珠湾攻撃を実行し、指揮官として苦悩する山本五十六を描いた映画。単なる戦争の史実映画ではなく、命を懸けて戦った男達の葛藤やなぜ真珠湾攻撃は行われたのか?など、戦争を知らない若い世代にもぜひ観て欲しい作品です。 阿部寛は、誰よりも戦争に反対したと伝えられる山本五十六の部下で、よき理解者であった山口多聞少将をつとめました。山口多聞は航空司令官として、ミッドウェー海戦で沈んだ空母「飛龍」と運命を共にした人物として知られています。

9:阿部寛主演の人気シリーズ!豪華キャストにも注目【2012年】

2010年にドラマ化された東野圭吾の人気小説『新参者』をベースに書き下ろしされた本作は、東野作品では人気の刑事・加賀恭一郎を主人公にした作品。阿部はドラマに引き続き当たり役となった加賀恭一郎を演じました。 加賀の部下である刑事・松宮にドラマと同じく溝端健二、事件のキーマンにもなる容疑者の恋人役に新垣結衣、被害者の息子役に松坂桃李の他菅田将暉、山崎賢人などフレッシュな俳優陣を配しているのも見どころのひとつです。

10:阿部寛が古代ローマ人を演じ大ヒットした映画【2012年】

制作発表でまさかの!と誰もが驚いた、ヤマザキマリの人気コミックが原作の映画『テルマエ・ロマエ』では古代ローマ人を演じた阿部寛。2012年の映画で第位の大ヒットを記録し、阿部は本作で第36回日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞しました。 現代の日本にタイムスリップしてしまったローマ帝国の浴場設計士・ルシウス(阿部)が日本で得た銭湯の知識を母国に持ち帰るという、斬新かつ奇想天外なストーリーが繰り広げられます。同じくローマ人を演じる市村正親、北村一輝など「濃い顔」に対して「平たい顔族」と称される日本人キャストには本作品のヒロインとなる上戸彩や笹野高史、キムラ緑子など。そのなりきりぶりも楽しめるエンターテイメント作品です。

11:道尾秀介の推理小説が原作となった映画【2012年】

刑事、教師、父親など数々の役柄を演じてきた阿部寛が曰くつきの過去を背負ったベテラン詐欺師を好演。ひょんなことからコンビを組むことになった新米詐欺師に村上ショージ、彼らのもとに転がり込み、奇妙な共同生活を始める若者を石原さとみ、能年玲奈、小柳友が演じました。 ストーリーには緻密なまでに散りばめられたさまざまな伏線があり、ラスト20分で明かされるあっと言わせる結末はお見事!というしかありません。ぜひ騙された気になって観てみて下さい。