アニメ映画『聲の形』ってどんな話?京アニ新作が9月に公開!

2017年7月6日更新

聴覚障がいを持つ少女と、彼女をいじめた過去を持つ少年の心のふれあいを描いた傑作漫画『聲の形』がついにアニメ映画化!『涼宮ハルヒの憂鬱』『けいおん!』などで知られる京都アニメーション制作とのことで期待が高まります!

傑作漫画『聲の形』がついにアニメ映画化!

2013年から2014年にかけて連載され、全7巻で完結した傑作少年漫画『聲の形』が、京都アニメーションによってアニメ映画化されます。公開日が2016年9月17日に決定し、期待が高まる本作をご紹介したいと思います。

『聲の形』あらすじ

『映画 聲の形』ティザービジュアル

(c)大今良時・講談社/映画聲の形製作委員会

主人公の小学生石田将也のクラスに、聴覚障がいのある西宮硝子が転校してきます。西宮は筆談での交流を試みますが、授業が中断されることも多く、合唱の際にうまく歌えずコンクールに敗退したことをきっかけにいじめられることになってしまいます。

いじめの首謀者たちは石田が中心のグループ。石田は友達とともに、西宮の補聴器を取るなどしていましたが、補聴器紛失の被害額が170万に及ぶに至り、学校でも問題視されることになります。担任は石田を糾弾し、石田の友人たちは石田に罪をかぶせます。そして今度は石田がいじめの対象となってしまいます。

高校生になった石田は、過去を後悔し、西宮と再会を果たそうとしますが…。

メインキャラクターはこのふたり!

『聲の形』1巻

石田将也

本作の主人公。小学校の時代に西宮硝子をいじめてしまい、後悔の念を抱えたまま高校生になりました。小学生の頃はガキ大将タイプでしたが、西宮をいじめたことでいじめのターゲットになってしまい、心を閉ざし周囲との関係を断っていきます。

中学、高校時にはぼっち状態になり、過去の罪を清算した後自殺することを考え、西宮に会いに行きます。

西宮硝子

本作のヒロイン。幼少期から聴覚障がいがあり、そのせいで両親が離婚してしまったという過去を持っています。石田将也のいる小学校に転校してきた際には、筆談でのコミュニケーションを試みますが、うまくいかず、いじめのターゲットになってしまいます。

のちにいじめのターゲットとなった石田を気遣いますが、わかりあうことができないまま転校。数年後、高校生になった石田と再会することになります。

制作は京都アニメーション!

映画 けいおん!

制作が京アニということは少し前に発表されていましたが、監督山田尚子、脚本吉田玲子、キャラクターデザイン西屋太志と聞いて期待がさらに高まったアニメファンもいたのではないでしょうか?

3人は『けいおん!』『たまこまーけっと』でも同様の形で仕事をしていました。山田尚子、西屋太志はともに京アニ初期からアニメ界を支え、2010年代は業界を牽引する存在になっています。

吉田玲子は『けいおん!』のシリーズ構成はもちろん、細田守監督の『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』の脚本も担当しているベテラン。これ以上ない盤石の布陣と言えるでしょう。

声優キャストも発表!

石田将也/入野自由

入野自由

出典: k-bass.com

4歳の頃に劇団ひまわりに入団し、最初は子役とデビューした入野自由。1995年には早くもアニメ『逮捕しちゃうぞ』のショウ役で声優デビューし、その後も『ツバサクロニクル』や『アイシールド21』で主演を務める等、着実にキャリアを積んでいる入野。

アニメファンにとっては声優界の著名人ですが、『千と千尋の神隠し』のセン役、と聞いたらピンとくる人も多いのではないでしょうか。近年では大ヒットしたアニメ『おそ松さん』の末っ子、トド松役を演じたことでも有名です。

西宮硝子/早見沙織

早見沙織

出典: laughy.jp

中学生であった2004年、日本ナレーション演技研究所のジュニア声優クラスに入所し、2006年にはオーディションに合格、正式に事務所に所属となった早見沙織。2007年に『桃華月憚』の川壁桃花役でアニメデビューを果たします。

デビュー当時から歌手としても多く活動しており、歌唱力にも定評があります。本作と同じ京都アニメーション制作の『響け!ユーフォニアム』の小笠原晴香役として出演もしています。

西宮結絃/悠木碧

悠木碧

西宮結絃は、硝子の3歳下の不登校の妹です。髪を短く切り、一人称を「オレ」と言うため、男の子のように見えますが、そんな風にふるまうのは姉をいじめる奴らから守るため。将也にも当初は敵意をむき出していましたが、徐々に心を開いていきます。

そんな結弦を演じるのは、悠木碧です。2003年にアニメ『キノの旅』で声優デビューを果たし、同時に声優の世界に引き込まれます。『ポケットモンスター ベストウイッシュ』のヒロイン、アイリス役や、『魔法少女まどか☆マギカ』の主人公である鹿目まどか役等で知られています。

永束友宏/小野賢章

小野賢章

出典: natalie.mu

永束友宏は、将也が高校で初めてできた友達です。小太りでノリがよく、本作ではコメディ的な立ち位置のキャラとなっています。性格は芯が強く、思いやりがある一面も。

そんな永束の声優を務めるのは、小野賢章です。ハリーポッターシリーズの主人公、ハリーの吹き替えを全シリーズ通して行ったことでも有名な彼は、俳優としても声優としても数多く活躍しています。

アニメ『黒子のバスケ』の黒子テツヤ役や、『終わりのセラフ』の百夜ミカエラ役を演じたことでも知られています。

植野直花/金子有希

金子有希 画像

出典: y.qq.com

植野直花は、小学校時代の将也のクラスメイトで、高校生になってからも未だに将也を想い続ける物語のキーパーソンです。

そんな直花を演じるのは、声優でもあり舞台女優でもある金子有紀。本作と同じく京都アニメーション制作の『たまこまーけっと』では、主演の常盤みどりを演じているほか、ミュージカル「忍たま乱太郎」ではユキ役で2010年から2014年まで出演しています。

佐原みよこ/石川由依

石川由依

佐原みよこは、小学校に転校してきた硝子をフォローするあまり、クラス中で「点数稼ぎ」といわれるようになってしまい、結果的に不登校になってしまった将也や硝子のクラスメイトです。高校生になってから硝子と再会を果たします。

そんなみよこを演じるのは、石川由依です。声優としても『進撃の巨人』のミカサ役を務めるなど、有名作に多く出演していますが、舞台女優としても精力的に活躍しているようです。

川井みき/藩めぐみ

藩めぐみ

川井みきは、小中高で学級長を務める優等生ですが、硝子へのいじめに加担しながらも教師の前などではいじめの主犯格を糾弾するような八方美人の性格です。中学や高校でも将也と同じ学校に進学しています。原作では彼女のそんな性格が仇となり、初めて挫折を味わうこともありました。

そんなみきを演じるのは、2008年、実写映画『櫻の園』の和田遙役で女優デビューを果たした藩めぐみ。声優としては2011年頃から活躍しており、同年に『HUNTER×HUNTER』の主人公・ゴン=フリークス(3代目)役に抜擢され、知名度を一気にあげることとなりました。

真柴智/豊永利行

豊永利行

真柴智は、原作では高校編から登場する人物で、途中からは将也や永束と共に行動するようになります。穏やかな性格ですが、自身もいじめられていた過去があり、いじめの現場に直面すると冷酷な一面を見せることも。

そんな真柴の声を演じるのは、豊永利行です。1995年に子役としてデビューし、2003年より3年間『ミュージカル・テニスの王子様』に出演しました。声優としての活動はもちろん、2013年よりインディーズ「豊永屋」というバンド名で音楽活動も開始しています。

石田将也(小学生時代)/松岡茉優

松岡茉優

出典: apasson.com

小学生時代の将也の声を演じるのは、女優の松岡茉優。2008年に「おはスタ」おはガールとしてデビューし、本格的に芸能界デビューを果たします。

大人気だった朝ドラ『あまちゃん』出演をはじめ、2016年からは大河ドラマ『真田丸』にも出演する等、今最も旬な女優です。今回はプロの声優たちに囲まれ、声優としての出演は2度目となる彼女ですが、演技に注目したいですね。

原作『聲の形』について

聲の形

大今良時による原作漫画は、『別冊少年マガジン』2011年2月号に45ページの読み切りとして発表されました。

読み切り版は主人公たちの小学校時代のエピソードのみであったため、聴覚障がいを持つ少女をいじめた少年が最終的にはいじめのターゲットになるという非常に暗い内容の社会派漫画でした。しかし多くの読者に刺さり、読者アンケートで1位を獲得するなど大きな反響を巻き起こすことに。

その後、2013年12号にリメイク版の61ページ読み切りが発表され、再び好評をはくし、連載されることになります。

全7巻のはじめの1巻はリメイク版のストーリーを細部にわたって書いたような形になっており、2巻以降は高校生になって再会したふたりの交流を中心として、ふたりの家族や友人をふくめた人間ドラマが展開されていきます。