2017年7月6日更新

あなたが知らない『セックス・アンド・ザ・シティ』の意外な43の事実

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セックス・アンド・ザ・シティ
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独身女性の生活をコミカルに描いた人気ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』

『セックス・アンド・ザ・シティ』とは、1999年に第1シーズンが放送されアメリカを中心に社会現象となり、2004年に最終回を迎えるまで6シーズンにわたって放送されたアメリカの人気ドラマです。 放送開始の1999年から2004年までに、ドラマ版アカデミー賞とも名高いエミー賞において、あらゆる部門で50ものノミネートがなされ、そのうちの7つが受賞しています。また、2008年・2010年には映画化もなされている超人気のビッグシリーズなのです。 『SEX and the CITY』というコラムを連載するキャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)を主人公として、30代独身女性の恋愛やいざこざをコミカルに描いた作品で、過激な台詞やネタが散りばめられているのも話題になりました。 そんな、現在に至るまで熱心なファンを多数抱えている人気海外ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』について、意外な事実をご紹介します。

【意外な事実1】キャリーのフルヌード姿はない

ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」といえば赤裸々に女性の性事情を描いた作品ですが、主人公キャリーを演じるサラ・ジェシカ・パーカーは唯一ヌード姿を見せないという契約をしていたため、ヌードシーンはありません。

【意外な事実2】サマンサ役キム・キャロルは役を蹴っていた!

サマンサ役はこの人しかいないんじゃないかというほどのはまり役のキム・キャトラルですが、実は彼女2回もサマンサ役を断っていました。

【意外な事実3】映らなくても常にハイヒール

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サマンサ役のキム・キャロルはたとえ脚を撮るシーンがなくても常にハイヒールを履くことに執着していたそうです。そうじゃないとサマンサっぽくならないからだそうです。

【意外な事実4】シーズン5は8エピソードしかない

シーズン5は8エピソードしかないという異様な短さなんですが、実はその時サラ・ジェシカ・パーカーが長男ジェームズ・ウィルキーくんを妊娠していたため早めに切り上げられていました。

【意外な事実5】ミスタービッグの元妻の服には意味が

ミスタービッグの元妻であるナターシャはよく観ると常に白い服を着ています。これは彼女の性格が”バニラ”ということの比喩なんだとか。 ”バニラ”な性格とはつまらない、普通な、特徴のない性格という意味なんだそうです。少し皮肉ですね。 上記の写真はナターシャを演じたブリジット・モイナハンです。

【意外な事実6】衣装の使い回しはたった一回のみ

セックスアンドザシティのもうひとつの楽しみといっても過言ではないおしゃれなファッションは衣装係の強いこだわりから使い回しはなしで、毎回変えていました。 しかし一番最初のエピソードに出てきたファージャケットだけは一番最後のシーンに使われました。

【意外な事実7】タイトルも内容も教えられなかった…!

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シャーロット役を演じたクリスティン・デイヴィスは祖母から自分のやっていることは理解されないだろうと思い、ドラマのタイトルも何についてのドラマなのかも一言も教えなかったそうです。

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【意外な事実8】ミランダはピアスの穴を開けてなかった!

ミランダ役をしたシンシア・ニクソンはピアスの穴を開けていなかったため、作品内ではクリップオンイヤリングを使っていたそうです。 時にはピアスをクリップオンイヤリングに変えてもらうために注文しないといけない時もあったそうです。

【意外な事実9】作者の経験談も多々

嘘でしょ、と思うようなポストイットで別れを告げられたエピソードやドアマンから伝言で別れを伝えられたエピソードなどはなんと作者に実際に起こったことなんだそうです。

【意外な事実10】オープニングは9.11事件の影響で変えられていた

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一番最初のシーズンからシーズン4のエピソード12まではオープニングでサラ・ジェシカ・パーカーの名前がワールドトレイドセンターを背景に写されていました。 9.11のテロ事件が起きたあとはエンパイアステイトビルを背景に変えました。

【意外な事実11】キャリーは原作者の分身!?

『セックス・アンド・ザ・シティ』はニューヨークのライター、キャンディス・ブシュネルのコラムが原作の作品です。 主人公のキャリー・ブラッドショーがコラムニストで今作の語り手であることから分かるように、キャリーはブシュネルの分身として生まれたキャラクターなんだそうです。

【意外な事実12】ミスタービッグにもモデルがいた!?

ミスター・ビッグ(クリス・ノース)はヴォーグなどファッション誌を発行していた実業家ロン・ガロッティがモデルの人物だそうです。

【意外な事実13】原作はお買い得だった!?

今作のプロデューサー、ダレン・スターはブシュネルのコラムを映像化する権利を約700万円で購入。今作がこれだけのヒット作となったことを考えれば、かなりお手頃な値段です。

【意外な事実14】キャリーのアパートが高額で売却されていた!?

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2012年、キャリーが住んでいたアパートが約10億円で売却されたそうです。

【意外な事実15】あの衣装のアイデアはサラ・ジェシカ・パーカーが考案!?

キャリーが着用していた有名なチュチュの衣装はサラ・ジェシカ・パーカーのアイデアです。現在撮影で使用されたチュチュは額に入れられ、監督マイケル・パトリック・キングのオフィスに飾られているそうです。

【意外な事実16】不仲説は嘘!?

サラ・ジェシカ・パーカー(キャリー)とキム・キャトラル(サマンサ)の不仲説が常に流れていましたが、二人はケンカをすることはあったとしても、親友同士だと公言しています。

【意外な事実17】消えたバスの乗客!?

オープニングの水しぶきがキャリーにかかるシーンではバスに乗客が乗っていましたが、次のシーンに変わるとバスの乗客が消えています。

【意外な事実18】今作のプロデューサーは以前にも人気シリーズを手掛けていた

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『セックス・アンド・ザ・シティ』の製作に携わる前、ダレン・スターは『ビバリーヒルズ高校白書』『メルローズ・プレイス』など人気ドラマシリーズの製作に関わっていました。

【意外な事実19】偽物のティファニー!?

ティファニーの前でトレイがシャーロットにプロポーズする場面はありますが、ティファニーのウィンドウは偽物です。セキュリティの問題で撮影許可が下りず、セットで撮影されることになりました。 撮影前にティファニーの職員がウィンドウのチェックをしていたそうです。

【意外な事実20】自立した女性を描きたかった!?

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ミランダの母親が亡くなる場面などがあるものの、今作の主要登場人物4人は家族について話す場面がほとんどありません。これは家族を語ることなく、彼女たちの物語を語ることを製作陣が意図していました。

【意外な事実21】婚前契約は法的に有効だった!?

姑のバーニーがシャーロットにサインを強要した婚前契約書は本物の弁護士が作成したものです。

【意外な事実22】史上初の快挙を達成した作品!?

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『セックス・アンド・ザ・シティ』はケーブルテレビのドラマシリーズ史上初めてエミー賞のベストコメディ賞を受賞しました。

【意外な事実23】偽物の住所!?

キャリーの住所はアメリカ、ニューヨーク、イースト73番通り、245ですが、実際には存在しない住所です。

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【意外な事実24】ピートは2代目だった!?

ピート役として最初に選ばれた犬がジョン・コーベット(エイダン・ショウ)を怖がっていたため、新たな犬を連れて来なくてはならなかったそうです。

【意外な事実25】オンエアーギリギリだった!?

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『セックス・アンド・ザ・シティ』のラストエピソードの撮影が終了したのが水曜日、そのエピソードは同じ週の日曜日にオンエアーされています。

【意外な事実26】シーズン1はカメラ目線で撮っていた!?

シーズン1では、キャストがカメラ越しに直接、視聴者にストーリーについて語りかける、というシーンが撮影されていたようです。 しかし、この方法で撮影されたシーンが収録されているのはシーズン1のみで、それ以降はカメラ目線のシーンはなくなったようです。

【意外な事実27】名優ジョージ・クルーニーが演じたかった役とは?

Sex and the City
シーズン3のエピソード「過去からのエスケープ」に出演した俳優マシュー・マコノヒー。作中で彼が演じた役は、本当は俳優アレック・ボールドウィンが演じる予定で書かれたそうです。 しかしアレックの出演はかなわず、同じくオファーを受けたウォーレン・ベイティも出演できませんでした。 ジョージ・クルーニーも関心をもっていたものの、出演がかなわなかったそうです。

【意外な事実28】池ポチャシーンの撮影秘話

シーズン3のエピソード「みんな私が悪いのか?」で、キャリーとビッグがセントラルパークの池に落ちたシーン。キャリー役のサラ・ジェシカ・パーカーは池から落ちた際に、底で足を切るけがをしてしまったそうです。 サラはシーンの撮影が終わってすぐに破傷風の予防注射を打ったそうです。

【意外な事実29】キャリーの薬品棚にまつわるエピソード

主人公キャリーの住む家のインテリアは、キャリーを演じたサラ・ジェシカ・パーカー自身も強いこだわりを持っていました。 洗面所に設置された薬品棚もその一つ。ドラマの撮影が始まる少し前に、サラは夫であるマシュー・ブロデリックと訪れた蚤の市で、いい感じの薬品棚を見つけます。その時には購入しなかったものの、やはり気になって後日同じ市を訪れると、目的のものは既に誰かに購入されてしまっていました。 しかし撮影時にサラが現場で見たのは、彼女が気になっていた同じ薬品棚だったそうです。

【意外な事実30】アレクサンドル・ペトロフスキーにまつわる秘話

キャリーは全シリーズを通して、年上の男性ミスター・ビッグとくっついたり離れたりを繰り返します。実は彼に対してドラマのファンからは、ミスター・ビッグはキャリーに対して年上すぎるという批判が多くあったそうです。 この批判にうんざりしたドラマ監督のマイケル・パトリックはシーズン6でアレクサンドル・ペトロフスキーというキャラクターを登場させ、キャリーと恋仲にします。アレクサンドルはロシア出身の国際的芸術家で、離婚歴有り。しかも前妻との間に娘もいるという設定で、キャリーよりもずっと年上です。演じたのはソ連出身でバレエダンサーでもあるミハイル・バリシニコフでした。 彼を登場させることによって、マイケルはファンの批判を黙らせたかったのでしょう。

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【意外な事実31】BBCのCEOも気にするドラマだった

ミランダはシーズン6で、アフリカ系アメリカ人でバスケットチームの専属ドクター、ロバートと恋人になります。 同時期にミランダがはまっていたドラマが『ジュールズ&ミミ』。BBCで放送されていたドラマで、アフリカ系アメリカ人男性と白人の女性のエロチックなラブストーリーです。このドラマの影響もあってミランダは隣人だったロバートに惹かれるようになりました。 もちろんこのドラマも架空のものですが、BBCアメリカのCEOは、あるインタビューの時に「『ジュールズ&ミミ』の制作に乗り出すべきかもしれない」と冗談交じりに答えたそうです。『セックス・アンド・ザ・シティ』の影響力の高さが伺えるエピソードです。

【意外な事実32】サマンサの体は別人だった

4人のメインキャラクターの中でも特に性に対して開放的な考えを持ったサマンサ。シリーズ中でも彼女の体を張ったシーンが頻繁に登場します。 しかしその中のいくつかは、サマンサ役のキム・キャトラルではなく違う人が体の部分だけ演じていたそうです。演じたのはジュリアン・ウェルズという女優。ウェルズはキャトラルだけでなく、ケイト・モスやアシュレイ・ジャッドなどの女優さんの体モデルも担当した実績があります。

【意外な事実33】私生活でも養子を迎えたシャーロット

メインキャラクターの中でもお嬢様的存在のシャーロット。最終シリーズで、彼女は弁護士のハリーと結婚しますが、子供を授からなかった為に養子を迎えます。 シャーロットを演じたクリスティン・デイビスも2011年に、シャーロットと同じく養子を迎え母親になっています。娘の名前ゲンマ・ローズ・デイビス。ドラマと違うのは、クリスティンは未婚で母親になっているという点です。

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【意外な事実34】ドナルド・トランプがカメオ出演していた

2017年に不動産王から第45代アメリカ合衆国の大統領に就任し、何かとお騒がせな話題を集めているドナルド・トランプ。彼が実は『セックス・アンド・ザ・シティ』にカメオ出演しています。 数回登場しているのですが、有名な話数はシーズン2の第8話。サマンサが70歳の男性にアピールされますが、トランプは彼の友人で本人役として出演しています。 ちなみに偶然にも、ミランダ役のシンシアニクソンがエミー賞を受賞した際のプレゼンターはトランプでした。

【意外な事実35】ドラマの中でも熱々な夫婦

シーズン1の第3話で、女性陣が映画館の前で集合するシーンがあります。このとき劇場に貼られていたポスターは1998年に公開されたアメリカ版『GODZILLA』。 『GODZILLA』の主演はキャリー役のサラ・ジェシカ・パーカーの夫であるマシュー・ブロデリック。二人が結婚したのは撮影と同時期なので、ドラマの中でも一緒にいたかったのかもしれません。

【意外な事実36】オープニングの衣装は超安物

『セックス・アンド・ザ・シティ』のオープニングといえば、キャリーが自身のコラムの広告を載せたバスに水をかけられるシーンが印象的です。この時のキャリーは白い、ひらひらのチュチュを着ています。 このファッションセンスについては賛否両論ありますが、チュチュはバーゲンで売られていた安物でなんと5ドルしかしないそうです。

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【意外な事実37】コスモポリタンは偽ものだった

『セックス・アンド・ザ・シティ』の象徴的カクテルとも言えるコスモポリタン。キャリーたち4人が美味しそうに飲むシーンが印象的ですが、ウォッカベースのアルコール度数が高いカクテルです。 実は撮影時に使われたコスモポリタンは偽物で、アルコールは一切入っていなかったそう。ドラマに憧れて、コスモポリタンをがぶ飲みするのは控えた方が良さそうです。

【意外な事実38】ミランダの猫は優秀な演奏者?

ミランダの猫がピアノを演奏するシーンは、実際に猫にピアノを弾かせたそうです。もちろん、ピアノの前に連れて行っても弾くわけではないので、細かく切ったビーフ・ジャーキーで釣ってうまく演奏させていたのでした。

【意外な事実39】祖母にドラマ出演を伝えていなかった

シャーロット役を演じたクリスチャン・デイビスは今作に出演したものの、祖母には理解してもらえないと思い、ドラマのタイトルや内容は何を教えなかった様です。

【意外な事実40】サマンサ役のキムは自分の配役に怯えていた

サマンサ役のキム・キャトラルは誰かの母親役としてキャスティングされるのではないか、と不安に思っていたそうです。 しかし、その様なキムの心配は現実になることは無く、最終的に自由奔放な会社社長で主要人物のサマンサ・ジョーンズ役に決定しました。

【意外な事実41】サラ・ジェシカ・パーカーはドラマの放送が終わることを待ち望んでいた!?

今シリーズの顔と言っても過言ではない主人公キャリー役のサラですが、実は早くこの作品が終わってほしいと思っていたそうです。 というのも、ドラマ出演にあたりヌードにはならないという契約を交わしていたサラですが、自由奔放な原作のキャラクターと自分自身のポリシーに溝を感じ、演じることが大変だったようです。

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【意外な事実42】最終話の撮影はタイトスケジュールの中行われていた

日曜日に放送されることが決まっていた最終話、なんと放送4日前の水曜日にようやく終わったのだそう。撮影終了と放送日が同じ週でしかも数日しか空いていないだなんて、かなりタイトなスケジュールですよね。

【意外な事実43】サラは人一倍多様な人種の出演を望んでいた

主役のサラは、女優としてだけでなく制作陣としても作品に携わっていました。そして、キャストのほとんどが白人で占められている今作に対して、もっと多様な人種が出演していくべきだと強く述べていたそうです。 その甲斐あってか、2003年には黒人俳優のブレア・アンダーウッドがロバート・リーズ役で出演をしています。 ドラマを観てストーリーを楽しむのもいいですが、知られざる面白い裏話を知ってから観るとまた新たな発見があるかもしれませんよ。