世界を震撼させた驚愕のサスペンス『ブルー・リベンジ』が日本公開

2017年7月6日更新

2013年カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞。 低予算ながら圧倒的な完成度を見せつけた、傑作サスペンスが上陸しました。 日本での公開作品は初となる、ジェレミー・ソルニエ監督の圧巻の世界観が話題となっている今作、冒頭30分の無言の恐怖が復讐劇の深層を表現し、誰もその場から動けなくなるほどのリアリティある緊迫感を漂わせています。

コーエン兄弟の作風を引き継いだようなドライな仕上がり

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引用: hs-days.com

本作を観賞した人たちが揃って口にする感想が「コーエン兄弟を好きな人にはきっと刺さる作品」とのこと。 確かにメディアに露出している予告動画や、画像を見たただけでその雰囲気を伺い知ることができ、コーエン兄弟の【ファーゴ】や、【バーバー】へ通じるドライで血生臭い映像が、本作からも感じます。 メガホンを取ったジェレミー・ソルニエは2014年の「今年にブレイクした監督20人」にも選ばれています。 今後の活躍がますます期待できる監督が誕生しましたね! ph

これまでの復讐撃は、なぜか気持ちを吐露しすぎていた?

復讐心に掻き立てられて入念に準備し、復讐すべき人間を目の前に自分の気持ちをぶちまけるというシーンは数多くありますね。 狂気に満ちた表情で、または泣き崩れながらその心の内を聞かせるのですが、実際はどうなのでしょうか? 本当に殺したい気持ちを抑えられないのであれば、話す余裕もなく殺してしまうのではないか…。 そこでリアルを追求したのが、この作品だと思いました。 黙ってひたすら復讐を遂げるというのは積年の思いを晴らすという意味ではピッタリの行動だと感じます。 本作のリアリズムはこのシーンがあって成立しているのではないでしょうか?

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未体験ゾーンの映画たち 2015にて上映

本作は、ヒューマントラストシネマで開催される映画祭『未体験ゾーンの映画たち 2015』で、一足先に上映されています。 まさに未体験ゾーン本作は、この映画祭にピッタリの作品。 近年で最高のスリラーと呼び声も高く、ホームレスとなった主人公が両親を殺されたことへの復讐を果たす理由、生きる意味を考えさせられることも人間の心理をついています。 たった一人、犯人のもとへ青いセダンを走らせる主人公。 あなたはこの物語の結末を一人で見ることができるでしょうか?