アカデミー賞6部門にノミネート。映画『アメリカン・スナイパー』

2017年7月6日更新

イーストウッド監督作品で歴代1位を誇る大ヒットとなった本作。 その衝撃の結末に多くの人が引き付けられました。 実在した米軍最強のスナイパー、クリス・カイル氏の自伝を映画化し、単なる戦争映画と視線ではなくカイル氏の人間としてのあり方を真摯に見つめたヒューマンドラマ。 戦うとは、誰に勝つための行動なのかを考えさせられるシーンも。

クリス・カイル氏とは一体どんな人物なのでしょうか?

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本作の原作はカイル氏の自伝「ネイビー・シールズ最強の狙撃手」を映画化したものです。カイル氏は米海軍の特殊部隊「シールズ(SEALs)」の元隊員で米史上最強の狙撃手と称賛され、記録も残しているほどの人物です。

アメリカではその腕を讃えられていましたが、イラク軍からは悪魔と呼ばれ武装勢力など計150人以上を殺害した経験も公表しています。

しかし、除隊後は軍事訓練を行う民間軍事会社「クラフト・インターナショナル社」設立し、また講演、執筆活動などで得た資金でPTSDに悩む帰還兵、退役兵のために社会復帰の支援などをしていました。

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主演ブラッドリー・クーパーの喜びのコメント

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引用: jp.wsj.com

本作で主演に抜擢されたブラッドリー・クーパーは、その迫真の演技が高い評価を得て、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされました。

「クリスを演じられたことは本当に光栄。これは、自らを犠牲にし従事する人たちとその家族へ贈られた賛辞だと思う。」とコメントしました。さらに「この映画に関わった全ての人たちと喜びたい。」とも発表。

今作では【世界にひとつのプレイブック】【アメリカン・ハッスル】に続き、3年連続となるアカデミー賞ノミネートとなった彼。その実力を遺憾無く発揮している仕上がりになっています。

戦争や、それを乗り越える難しさを描く

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イーストウッドが戦争を題材にした作品は過去に、2006年公開の【父親たちの星条旗】【硫黄島からの手紙】があり、彼は「どの作品でも戦争や人々の難しさ、それを乗り越えることの大変さを描いている。」とコメントしました。賞のノミネートに関しては「ただ映画つくりをしていることを楽しんでいる。仕事を続けられることだけで光栄。」と答えています。

映画の内容からアメリカでは連日リベラル批判が絶えないようですが、作品の素晴らしさはヒットしていることが証明しています。