2018年12月12日更新

スーパーマンにバットマン!DCコミック映画ベスト&ワースト22 

DCコミックから多くの映画が生まれ、2016年DCコミック2大キャラクター共演世紀の大作『バットマンv スーパーマン』が公開を控えています。しかしこの2大キャラクター以外に続編が制作されたのはスワンプシングのみ、他の映画を思い浮かべられる人の方が少ないかも?今回DCコミックベスト&ワースト映画ランキングを紹介します。

第22位(ワースト1) 『スーパーマン4 最強の敵』(1987)

栄えある?ワースト1 DC映画は『スーパーマン4』です。予算は他のスーパーマンシリーズの半分以下の約17億円で制作された作品。その副作用が如実にスクリーンに現れ、役者達はどこか魅力的でない、脚本はおそまつ、セットや特殊効果は笑ってしまうほどチープ!興業的にも大失敗で製作費さえも回収できない始末でした。

第21位 『キャットウーマン』(2004)

ミシェル・ファイファーが『バットマンリターンズ』でキャットウーマンを好演した時には、このスピンオフ映画は大いに期待されていました。 そして2004年、監督ピトフ、主演ハル・ベリーで公開され、ひどい脚本、薄い人物像、ひどいCG、単調なアクションが特徴。最低映画賞、最低監督賞、最低女優賞、最低脚本賞などラジー賞を数々受賞しました。ハル・ベリーがラズベルー賞会場の壇上に上がり、どれほどひどかったか認めたほどの映画!

第20位 『怪人スワンプシング』(1989)

驚くことに、スーパーマンとバットマン以外に唯一続編が制作されたDCコミックキャラクターがこのスワンプシングです。ヘザー・ロックリアのひどいパーフォーマンスによりラズベリー最低女優賞を獲得。7年の時を経て公開されたスワンプシング続編は演技、脚本、特殊効果どれが一番悪いか決めるのは難しく、唯一この作品を楽しむ方法はその出来の悪さを楽しむことかもしれません。

第19位 『スティール』 (1997)

1997年、NBAのスーパースター選手だったシャキール・オニール主演で制作された異色SFアクション作品。俳優でシャキールの自然体の魅力、カリスマ性よりも、その大根ぶりが際立った結果となりました。それに加え、半端な特殊効果や単調なアクションも相まって興業的にも大失敗し、約16億円の予算に対してその約10分の1の興行収入を記録しました。

第18位 『スーパーガール』(1984) 

『スーパーマン』のスピンオフとして製作された作品。ジュノー・シュウォーク監督のコメディ要素を強調した演出と主演女優ヘレン・スレーターのどこかあか抜けない、真面目すぎるキャラクターの相性が悪く、観客を惹きつけることはありませんでした。

初代スーパーマンシリーズの主役、クリストファー・リーヴは賢い選択でこの作品へのカメオ出演を断りました。もし彼がこの作品に出演していたら彼の名声に傷がついていたかもしれません。

第17位 『ジョナ・ヘックス』(2010)

DCコミックの西部劇『ジョナ・ヘックス』を原作とした2010年公開映画! アニメーション出身のジミー・ヘイワードが監督として選択されたことは異例でした。さらに撮影まで3ヶ月の準備期間しか彼に与えられなかったことによりこの映画の運命は決まっていました。予算約47億円に対して興行収入約11億円と当たり前のように大失敗しました。

トーマス・ジェーンが何年もの間、ジョナ・ヘックス役を熱望していましたが、結局主役はジョシュ・ブローリンに決定。しかしトーマスはこの役をやらず済んだことで、ひどい出来の作品に出演したという永遠に残るレッテルを貼られず逆にラッキーでした。

第16位 『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』(1997)

ティム・バートン監督の『バットマン』から好評を博してきた80s~90sバットマンシリーズ、その人気に終止符を打った作品です。『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』はティム・バートンが構築してきたダークでシリアスな雰囲気のバットマンを一変して、テレビシリーズを連想させるようなチープな印象を与えました。薄っぺらな物語と出来の悪い小道具、主演のジョージ・クルーニーは主にバットマンのマスクから出る顎の演技が中心。さらにバットマンがクレジットカードを使うシーンは未来永劫バットマンシリーズ最悪の場面です。

第15位 『怪人スワンプシング 影のヒーロー』(1982)

意図的に50年代のフランケンシュタイン映画の皮肉を込められたスワンプシング第一作目!ウェス・クレイヴン監督がスタジオ設立後、初めて撮った映画にもかかわらず彼のフィルモグラフィーからはなぜか忘れられがちです。スラップスティックコメディ、アクション、ホラー要素など全体的に作風を統一がない作品。しかしB級映画としてカルト的人気が存在。

第14位 『グリーン・ランタン』(2011)

10年以上、製作が練られながらも実現しなかったグリーン・ランタンの映画化。2011年についにライアン・レイノルズ主演で実現しました。しかし4人もの脚本家がいたにもかかわらず、仕上がった薄く複雑なストーリー、CGの使い過ぎなどが原因で近年最も失敗した映画の一つとなりました。最大の悪役をなぜ雲にしたのかも疑問、最も怖くない悪役かもしれません。

第13位 『スーパーマン3 電子の要塞』(1983)

クリスファー・リーヴ主演スーパーマン三作目。物語の一貫性や理想的ヒーロー像ではなく、コメディ色を強く打ち出したため、前二作からクオリティーを大きく落としました。リチャード・プライヤーが演じたガス・ゴーマン出演シーンが多く、クリストファー・リーヴがスクリーンに登場する時間は大幅に減少し、興行的にも大失敗。観客もこれを機にスーパーマンシリーズへの関心を失っていきました。

第12位『バットマン フォーエバー』(1995)

ジョエル・シュマッカー監督がティム・バートンからシリーズを受け継ぐ形で製作された『バットマン フォーエバー』。監督はバートンが好んだダークなカラーから脱却し、派手な色を基調として家族層を取り込もうとしました。これは疑う余地もなく、商業的収入を増やそうとしたスタジオの意図でした。主演のヴァル・キルマーはブルース・ウェインの心の葛藤を表現しようとしましたが、彼の演技のほとんどは退屈なものとなってしまいました。興行的に約340億と成功を収めましたが、80s~90sバットマンの続編の出来としては満足できるものではありませんでした。

第11位 『バットマン オリジナルムービー』(1966)

バットマンドラマシリーズの続編として製作された、バットマン長編映画の最初の作品。B級映画としては傑作とする人と、バットマン映画史上最大の恥部であるという人に意見が分かれる映画です。そのため公平を期すため中位にランクイン。ひどいセリフの掛け合い、バットマンの武器などガジェットの数々、中には一度見たら忘れられない名シーンも!意図的なバカらしさと意図しない滑稽さの両方を兼ね備えた、休日の午後に見るには完璧な作品です。

第10位 『スーパーマン -リターンズ』(2006)

ブライアン・シンガーが映画『X-men』シリーズから離れ、19年ぶりにスーパーマンをスクリーンに戻すべく監督した『スーパーマン -リターンズ』!約200億の予算と最先端のCGを使い、スーパーマンが多くの新しい世代に広まると期待されていました。しかし興行的に失敗し、リブートの続編は頓挫してしまいました。

シンガーは過去のスーパーマン3,4を完全に無視し、スーパーマン2の続編としてこの映画を制作しました。ストーリーのイントロダクションやキャラクター説明をする必要がなかったためストーリーへと一直線に向かうことが出来ました。そのストーリーはエモーショナルな部分やドラマとしてよく描かれてはいましたが、スリルやサスペンスに欠けていました。飛行機登場する一連のシーンは歴代スーパーマンシリーズの中でも屈指の名シーンとされています。しかし154分もの上映時間や脚本の疑問点などにより尻つぼみの出来となってしまいました。

第9位『ウォッチメン』(2009)

コミック史において最も称賛されている作品の一つ『ウォッチメン』!ウォッチメンは長年、実写化不可能と考えられてきました。ザック・スナイダーがこの作品をスクリーンにかけるまで、テリー・ギリアム・ダーレン・アロノフスキーなど多くの監督のプロジェクトが頓挫してきた歴史があります。監督は従来のスーパーヒーローよりもダークでバイオレントな作品の要素を忠実に取り入れました。数分間に時間軸が変化するオープニングシークエンスは素晴らしい出来でした。160分の上演時間の中でオープニングの場面を回収しきれていないことは残念ですが、それでもこの作品は野心に溢れ、映像的にも優れた作品です。ザック・スナイダーがこの複雑な原作をこのクオリティーの映画を制作したことは称賛に値します。

第8位 『マンオブスティール』(2013)

『スーパーマンリターンズ』の興行的失敗から10年も経たないうちに、ザック・スナイダーによりリブートされた『マンオブスティール』、作品の評価は二分しています。欠点があるのは明らかですが、約670億円の興行収入は成功した映画であることは間違いありません。

この作品ではスーパーマンと父親との問題を中心としたシリアスなストーリー展開となっています。スナイダーは約225億円の予算を最大限生かし、クリプトン星の圧倒的スケール感と圧倒的な星の破壊を描きました。

第7位 『ダークナイトライジング』(2012)

映画史上、最も期待された作品の一つ『ダークナイトライジング』!クリストファー・ノーラン監督によるダークナイト三部作の最終章。ダークナイトシリーズの中では最低だとしても、映画全体とした中では良い作品であることに変わりありません。

トム・ハーディ演じる悪役ベインが登場するハイジャックシーンから映画が始まります。ベインはこの映画で知力、パワー共にバットマンに勝る悪役キャラとして描かれました。

確かに、脚本に幾つかの穴、少し平板なエンディング、存在意義の薄いキャラクターなど欠点はあります。それでも約250億をかけ製作されただけあり、ビジュアル的な豪華さは非凡で、今まで作られてきたスーパーヒーロー映画シリーズの中で最も満足のいく結末となりました。

第6位 『バットマンリターンズ』(1992)

この作品はその出来の良さから、これ以降のバットマン映画への大きなプレッシャーとなっていきました。完璧なキャスティング、素晴らしいデザイン、よく練られた脚本、飽きさせないエンターテイメント!監督のティム・バートンはバットマンシリーズに今までと違う、ゴシック調の雰囲気を取り入れました。『バットマンリターンズ』の欠点の一つは、軽いセリフ回しなどを最低限に抑え、容赦ない暗いトーンで映画全体がデザインされていることです。それでもこの作品のクオリティーの高さに変わりはなく、スーパーヒーロー映画というジャンルを超えた傑作です。

第5位 『バットマン』(1989)

ティム・バートンの『バットマン』は最も影響力のある映画超大作の一つです。シリアスなアプローチ、映画関連商品との抱き合わせなど、この作品以後に製作されたスーパーヒーロー映画に大きな影響を与えています。

この作品はジョーカーに注目が少し行き過ぎているため、主役であるバットマンの存在感を犠牲にしてはいます。しかし完成度の高いこの作品は、1960年代のB級感満載のバットマン・テレビシリーズの印象を消すには十分で。大人も楽しめるスーパーヒーロー映画となりました。

第4位 『スーパーマンⅡ』(1980)

ハリウッドの歴史上で、最も多くの問題を抱えながら制作された映画の一つが『スーパーマンⅡ』です。前作の監督リチャード・ドナーは途中降板させられるまでスーパーマンの続編を4分の3撮り終えていました。その後任として指名されたリチャード・レスターは裏で行われたゴタゴタにもかかわらず、期待に応え高水準の作品を完成させました。

レスターのコメディを得意とするため、ドナーのシリアスなタッチと相性の悪く違う映画に見える場面は存在して、多くのポイントで前作の焼き回しが見られます。しかしそれさえも埋め合わせる魅力がこの映画には詰まっています。

この映画のハイライトは間違いなく、テレンス・スタンプが演じたゾッド将軍で映画史に残る象徴的悪役となりました。この作品はアクション、ドラマ、サスペンス、ユーモアのバランスが絶妙で、2時間の素晴らしい娯楽大作となりました。

第3位 『バットマン ビギンズ』(2005)

多方面から悪評を得た『バットマン&ロビン』から8年、バットマンをスクリーンに戻す任務がクリストファー・ノーラン監督に託されました。監督はバットマンをよりシリアスでリアル趣向でのリブートを試みました。

この作品ではどの過去作よりもブルース・ウェインの素性に迫り、大金持ちの子供がどのようにして“ゴッサムシティ”の守護となったのかを中心に深く描いています。アクションシーンがこの映画の弱点だと言われていますが、バットマンのようによく知られたヒーローの誕生ストーリーをフレッシュに描き直したことは素晴らしい偉業です。巧みなストーリー展開により、バットマンがフルコスチュームでスクリーンに現れるまで1時間あるということに気付かないほどです。そしてなんといってもこの作品はダークナイトシリーズ1作目であり、次作『ダークナイト』の映画的起源でもあることをお忘れなく!

第2位 『スーパーマン』(1978)

『スーパーマン』が撮影に入るまでには紆余曲折があり、当時の映画の中で最もコストのかかった映画となりました。撮影スケジュールはどんどんと延び、なんと19ヶ月も続きました。当時まだ無名だったクリストファー・リーヴはスーパーマンだけでなく、クラーク・ケントとしても完璧な俳優でした。監督のロバート・ドナーはアクション、コメディ、ドラマを絶妙なバランスに仕上げ、さらに特殊効果により人が飛んでいることに説得力を持たせ、観客に違和感を抱かせないシーンを見事に描きました。キャストとスタッフの力が見事に融合し、この映画史に深く刻まれている、スーパーヒーロー娯楽大作が生まれました。

第1位 『ダークナイト』(2008)

栄えある第1位『ダークナイト』!DCコミック、スーパーヒーローのジャンルを超えて、21世紀あらゆるジャンルの中で最も優れた作品です。ヒース・レジャー演じるジョーカーが即座に物語へと観客を引き込む、銀行強盗シーンで始まり、メインテーマであるエスカレーションを軸にゴッサムシティを負のスパイラルへと陥らせます。若干28歳で亡くなったレジャーはこの作品で見事アカデミー助演男優賞を受賞しました。この作品で忘れてならないのが、アーロン・エッカートが演じたハービー・デント、彼はゴッサムシティの光として映画に登場しますが、次第に自身の闇に取り込まれていきます。これはブルース・ウェインの直接的な写し鏡でもあるのです。

撮影監督のウォリー・フォスターの撮影は素晴らしく完璧で、ノーラン監督はセリフの掛け合いから、驚くようなアクションシーンまで高いレベルでこの映画を撮りあげました。『ダークナイト』はコミック原作から生まれた、映画史上No.1ムービーです。

DC コミックMovie Best &Worstランキング22 

ベスト1 『ダークナイト』(2008) ベスト2 『スーパーマン』(1978) ベスト3 『バットマン ビギンズ』(2005) 第4位 『スーパーマンⅡ』(1980) 第5位 『バットマン』(1989) 第6位 『バットマンリターンズ』(1992) 第7位 『ダークナイトライジング』(2012) 第8位 『マンオブスティール』(2013) 第9位『ウォッチメン』(2009) 第10位 『スーパーマン -リターンズ』(2006) 第11位 『バットマン オリジナルムービー』(1966) 第12位『バットマン フォーエバー』(1995) 第13位 『スーパーマン3 電子の要塞』(1983) 第14位 『グリーン・ランタン』(2011) 第15位 『怪人スワンプシング 影のヒーロー』(1982) 第16位 『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』(1997) 第17位 『ジョナ・ヘックス』(2010) 第18位 『スーパーガール』(1984) 第19位 『スティール』 (1997) 第20位 『怪人スワンプシング』(1989) 第21位 『キャットウーマン』(2004) 第22位(ワースト1) 『スーパーマン4 最強の敵』(1987)

【参考記事】 http://whatculture.com/film/ranking-every-dc-comic-book-movie-worst-best.php