【ネタバレ注意】『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』の意外な15の事実

2017年7月6日更新

ハリウッドの「赤狩り」時代に、偽名を使ってアカデミー賞脚本賞まで受賞した男、ダルトン・トランボ。彼の信念を貫いた生涯と映画、家族を描いた『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』が2016年7月に公開されます。この映画の知られざるエピソードをご紹介します。

決して信念を曲げなかった脚本家の物語

『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』はハリウッドで活躍する脚本家ダルトン・トランボが共産党員であるばかりに、赤狩りの対象としてハリウッドを追われる様子を描く物語。自分の信念を貫き通しながらキャリアを築くために奮闘する姿が感動を呼びます。

1.あの名作を偽名で書いていた

ローマの休日

出典: www.ew.com

ダルトン・トランボは実在の脚本家で、あの『ローマの休日』の脚本を手がけた人物でした。その他の登場人物も全て実在する人物となっています。

2.有名ハリウッド俳優が主演候補に

ゲイリー・オールドマン

トランボを演じたのはアメリカ人俳優ブライアン・クランストン。しかし、当初はゲイリー・オールドマンが候補に挙がっていたそうです。

3.年齢設定が事実と異なる!?

トランボ

マイケル・スタールバーグが演じたエドワード・G・ロビンソン。トランボと同じ共産党員の彼は、実際には12歳も年上でした。また、逆に赤狩りに協力した俳優ジョン・ウェインよりは14歳も年上でした。しかしスタールバーグが演じたことによって、ずっと若く見えてしまいました。

4.本人にアドバイスを求めたら…

トランボ

トランボが実名で復活するきっかけとなったカーク・ダグラス。演じたディーン・オゴーマンは本人にアドバイスを求めましたが、「ただカーク・ダグラスを演じればいい、本物の僕のことは忘れてね」と伝えたと言います。

5.実は架空の人物だった

トランボ

エドワードがトランボ含め数名をコミュニストとして密告する際に同時に告発されたアーレン・ハード(ルイ・C・K)。しかしこの人物は実在せず、ブラックリストに載っていた何人かのライターの名前のアナグラムで作った架空の人物だったそう。

6.プロのなせるアドリブ

トランボ

この映画の名物シーンといえば、トランボが家の中でひたすら脚本を書きまくるシーン。それはデスク上だったり、バスタブだったりと様々な場所ですが、これはブライアン・クラストンの即興だったのだとか。カメラが回っている間にページ上に完璧な文面を書き込んだのだそうです。

7.あの俳優はトランボの娘のボーイフレンドだった

スティーブ・マーティン

ダルトン・トランボといえば名脚本家ですが、そうとは知らずに彼からアイデアをもらっていた人物がいます。それは俳優としてもお馴染みのスティーブ・マーティン。まだ若い頃に彼の娘と付き合っており、その時に出会ったのだとか。それまでマーティンはトランボの名前を聞いたことがなかったそうです。

8.モデルになった人物と演じた人物の意外な接点

オットー・プレミンジャー

出典: www.bbc.co.uk

『栄光の脱出』でトランボを起用したオットー・プレミンジャー(写真)。彼は監督と同時に俳優でもありました。彼は俳優として『Hobbit』(1977年)に出演しています。ちなみにこの映画でカーク・ダグラスを演じたディーン・オゴーマンは『ホビット』三部作に出演しています。

9.トランボの共産党員番号

トランボ  ハリウッドに最も嫌われた男

トランボはれっきとした共産党員でした。彼の番号は47187だったという記録が残っています。

10.トランボ家のインテリアに注目!

トランボ  ハリウッドに最も嫌われた男

リビングにはデルタ・タウ・デルタというカレッジの共同団体の入会書が飾ってあります。実際のトランボはコロラド大学のものを飾っていたのだとか。

11.別の作品で共演

Live-By-Night

この映画に出演した4人の俳優・女優(ブライアン・クランストン、ジョン・ゴッドマン、ダイアン・レイン、エル・ファニング)は2017年ベン・アフレック主演の『Live by Night』で共演することが決まっています。