すごい映画を作るために完全に法を無視した12人の映画人

2017年7月6日更新

映画に情熱を注ぐ全ての人には良い作品を作るという共通の目標があります。しかしそれまでの過程は人によって様々!そのため、時に情熱的な映画に携わる人々は一線を越えてしまうことも!今回はすごい映画を作るために完全に法を無視した12人のひとたちを紹介します。

12. 『シャイニング』スタンリー・キューブリックのシェリー・デュバルに対する常軌を逸した、しごき演出!

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スタンリー・キューブリックは俳優の力を最大限発揮させる方法を知っています。もしトラウマを抱え、思案に暮れる人物を誰かに演じされるなら、彼は俳優たちがもしそのような状況に実際に立たされた場合に感じるであろう感情を引き出す、ただそれだけです。

かわいそうなことにシェリー・デュバルは『シャイニング』で35週間に渡るスタンリー・キューブリックのしごきに耐えた同じ年に、同監督作品『ポパイ』にも出演しなければなりませんでした。彼はシェリーに対して何度となくリテイクを重ねるだけではなく、彼女のパフォーマンスをけなし、意図的にスタッフたちに彼女に対する同情を見せないような撮影現場の空気を作りをしました。そひて見事に彼女の壊れそうな感情を引き出しました。

シェリーだけでなくジャック・ニコルソンもまたキャリアの中で最もハードな現場であったことを認めています。彼女は精神的に擦り切れ、病気や抜け毛などに悩まされていたと言います。

11.『ヒューマン・トラフィック』ダニー・ダイアーのドラッグ使用!

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イギリスの若者のクラブ通い、ドラッグを描いた1999年の作品ジャスティン・ケリガン監督『ヒューマントラフィック』!

この作品の素晴らしいポイントは薬物使用の効果をリアルに描いていることです。ドラッグ使用の段階ごとの異なるハイ状態を見事に描き、売人がドラッグを売りさばくシーンも実際に行われているかのようにリアルに表現することに成功しました。それは当然の結果だったのかもしれません。なぜなら撮影中、実際にドラッグをやっていたことを認めているからです。

インタビューでイギリスの俳優ダニー・ダイアーはかつてドラッグ使用していた時期と『ヒューマントラフィック』を撮影していた期間は重なることを認めています。

10.『ノアの方舟』マイケル・カーティス監督の危険すぎる撮影手法! 

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マイケル・カーティス監督は往年の名作映画『カサブランカ』を作る前からすでに名声を得ていました。彼は驚くほど人命やコストに無頓着で効率な撮影にこだわりました。

彼はミニチュアなどを使うことをできるだけ避け、実際の人や動物を使い本物を撮影することを好みました。カメラマンのハル・モアーはエキストラが危険すぎると強くこれに抗議しました。しかしカーティスは聞く耳を持たず彼を辞めさせようとしました。

壮大な洪水シーンの撮影ではある人は足を失い、多くの人が骨折をしたり怪我を負いました。さらに3人のエキストラが亡くなっています。しかし当時の組合の力が強くなかったことや、警察が何かしら力を働かせたおかげでカーティスはお咎めなしとなりました。

9.『スウィート・スウィート・バック』メルビン・バン監督・息子を起用した過激なSEXシーンの撮影

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メルヴィン・ヴァン・ピーブルズ監督・主演『スウィート・スウィート・バック』娼婦に育てられた黒人少年スウィートバックが警察官を殺し、逃亡する!財政的な問題によりピーブルズは皮肉にも彼のために働いてくれた人たちを搾取しなければなりませんでした。劇中で使われているアースウインド&ファイアの曲に対して未だにお金が支払われていないそうです。起用したエキストラの質にも疑問が呈されました。さらには子供労働者まで使い、彼の12歳だった息子マリオに彼と大きく年が離れた女性と過激なセックスシーンまで強要しました。しかし驚くべきことに児童福祉局はメルヴィンを連行するために現れることはありませんでした。

8.『イージー・ライダー』実際のマリファナを使用して撮影!

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アメリカン・ニューシネマの傑作・デニス・ホッパー監督1969年の作品『イージ-・ライダー』はマリファナが重要な役割を担っています。この映画の中でホッパーや他の俳優たちは実際に本物のマリファナを吸い撮影を行っています。ホッパーはジャック・ニコルソンに印象的なUFOの演説をするシーンを撮るため実際にドラッグを使いハイにさせています。

7.アルフレッド・ヒッチコック監督の主演女優への病的執着! 

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アルフレッド・ヒッチコックは特定の女性にとても強い執着を持っていたと言います。その執着とは彼の作品の主演女優に対してのものでした。しかし残念なことに彼はお世辞にも男前だと言える容姿ではありませんでした。

『鳥』でのティッピ・ヘドレンは追い詰められた女性の恐怖を見事に表現しました。その裏には監督の手腕が隠されていました。ヒッチコックは彼女に怒った鳥と五日間の共同生活させ、クライマックスの部屋に閉じ込められるシーンでは一週間を費やし、鳥を彼女にくくり付けリアルな恐怖を引き出そうと試みました。これでは彼女が実際に鳥恐怖症になっても不思議ではありません。ヘドレンは撮影後、疲弊と怪我により七日間入院しました。彼女はこれを人生で最悪の一週間だったと語りました。

6.ローリングストーンズ バックステージで麻薬を使用! 

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ロバート・フランク監督が撮ったローリングストーンズ・ドキュメンタリー映画『コックサッカー・ブルース』!この映画の見所はもちろんエネルギッシュなストーンズのステージです。しかしバックステージでの彼らの奔放な姿こそがこの映画の真のポイントと言っても過言ではないでしょう。楽屋でメンバーが実際に麻薬を使用するシーンがばっちりと映っています。

5.『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』タトゥの著作権問題!

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誰が元ボクシング世界チャンピオンに刻まれたタトゥにまで著作権が及ぶと思うでしょうか?劇中でスチュの顔に入れられた、マイク・タイソンのタトゥのコピーが問題となりました。 製作者はタトゥアーティストのS・ヴィクター・ウィットミルに対して許可を取らずに映画を公開しようとしました。ウィットミルはワーナー・ブラザーズスタジオに対して訴訟を起こしました。これによりスタジオはタトゥ部分に莫大なお金を費やしてデジタル処理をして公開しなければなりませんでした。結局。両者の間で示談がまとまりオリジナルのまま公開されることとなりましたが、高い授業料となったことには変わりはないでしょう。

4.『食人族』動物虐待!

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ルッデロ・デオダート監督による『食人族』!この作品はドキュメンタリー風に構成されていたため、当時人々は実際に人が殺されたと思い込んでいました。実際、監督はこれを否定しています。しかし動物は実際に殺していたことは認めています。猿の首を切ったり、蜘蛛を長なたで殺したり、さらに動物虐待加え、映画内のわいせつ行為により監督、プロデューサー、製作会社は4か月の執行猶予判決を受けました。

3.ジャファール・パナヒ監督 命を懸けた映画への思い! 

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数々の国際的賞を受賞し、世界でも評価の高いイランのジャファール・パナヒ監督!ジャファール・パナヒはイラン政府の厳しい検閲により反政府的なプロパガンダを行ったとして、6年の有罪判決を言い渡されました。しかしパナヒは自宅軟禁中に『これは映画ではない』を完成させ、リスクを冒して誕生日ケーキの中に映画のデータが入ったUSBスティックを隠し、イランからカンヌ映画祭へと持ち込みました。

2.ハリウッドの問題児・デビット・O・ラッセル!

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『ザ・ファイター』『世界にひとつのプレイブック』『アメリカン・ハッスル』三作連続でアカデミー監督賞にノミネートされているデビット・O・ラッセル監督!しかし彼はハリウッド映画界で問題児として知られています。その短気な性質から『スリーキングス』撮影中、主演のジョージ・クルーニーの首を絞めたり、これは不起訴にはなったものの性転換をした甥の胸を触り警察から調査されることもありました。さらにひどい例として、彼は下着を脱ぐ癖があり、裸のまま踊りだしたり、俳優達に彼の下半身をこすり付ける奇行も行っていました。

1.映画を作るために手段は選ばない!

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謎に包まれた国北朝鮮。この国の最高指導者であった金・正日は映画好きとして知られていました。彼は良い映画を作るために自ら、お気に入りの女優を選び、映画に出演させました。言い換えるなら北朝鮮へ強制的に連れて行き映画に出演させました。