ディカプリオ主演『ディパーデット』驚きの製作秘話10選

2017年7月6日更新

アカデミー賞作品賞を受賞した『ディパーテッド』。豪華キャストが繰り出す目の離せない展開に夢中になった方も多いのではないでしょうか。そこで、『ディパーテッド』にまつわる製作秘話をご紹介します。これを読んだらもう一度映画が観たくなるかも?

スコセッシの名作!目の離せない展開のポリスアクション

『ディパーテッド』は2006年公開のハリウッド映画。アカデミー賞作品賞はじめ、「無冠の名監督」と呼ばれていたマーティン・スコセッシ監督にアカデミー賞監督賞をもたらした作品でもあります。

マフィアと警察、そして互いのスパイをめぐる駆け引きにハラハラドキドキの本作。その製作秘話を見ていきましょう!

1. リメイク作品だった

実は『ディパーテッド』は2002年に公開された香港映画『インファナル・アフェア』のリメイク作品でした。スコセッシ監督は『ディパーテッド』が完成するまでオリジナルは見ないと決めていたようです。一方、『インファナル・アフェア』に出演したアンディ・ラウは「もちろん僕はオリジナルの『インファナル・アフェア』が好きだけど、でもハリウッド版も悪くないね」とコメントを残しています。

なお、外国映画のリメイク作品としては初のオスカー受賞という快挙を成し遂げました。

2. フランク・コステロのモデルは実在のマフィア

ジャック・ニコルソンが演じたマフィアのドン、フランク・コステロにはモデルがいます。その人物とはかつてボストンを牛耳っていたアイルランド系マフィア、ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャー。長年FBIの重要指名手配犯として100万ドルの懸賞金をかけられていた人物です。

ちなみにバルジャーは2011年に逮捕され、彼の半生を描いた『ブラック・スキャンダル』がジョニー・デップ主演で製作されています。

3. スコセッシが監督を引き受けた理由とは?

この映画の監督を引き受けた理由として、スコセッシは脚本が好きな映画と似ていたからだと答えていました。その映画とは1949年に公開された『白熱』で、警察官がマフィアの世界に潜入捜査するという題材も『ディパーテッド』と似ています。

4.ブラピとトムが主役だったかも!?

豪華なキャストも『ディパーテッド』の魅力のひとつ。レオナルド・ディカプリオとマット・デイモンがW主演でしたが、元々はブラッド・ピットとトム・クルーズ主演の予定だったのだそう。しかし年齢がいきすぎているという理由でその話はなしになり、代わりにブラッド・ピットはプロデューサーとして名を連ねることとなりました。

5. ロバート・デ・ニーロと『グッド・シェパード』が大いに関係していた

また、過去に8作品でスコセッシとタッグを組んできたロバート・デ・ニーロ(写真)も出演をオファーされていました。しかしその時自身の監督作品『グッド・シェパード』を撮影中だったため、出演を断ったのだそう。

なお『グッド・シェパード』ではレオナルド・ディカプリオが主役となるはずでしたが、『ディパーテッド』への出演を理由に断られてしまいます。そこでデ・ニーロは『ディパーテッド』の撮影を早く終えていたマット・デイモンに声をかけたというわけ。そう、『グッド・シェパード』の主演はマット・デイモンなのです。

6.ジャック・ニコルソンが見せた超リアルな演技

主演2人を固めるのが共演のベテラン陣。なかでもジャック・ニコルソンの存在感は抜群。スコセッシ監督によると彼はあるシーンで本物の銃をレオに突きつけていたのだそう。監督ですら知らなかったそうで、「裏切り者の匂いがするな」とつぶやいたニコルソンの演技に、レオは演技ではないリアルな恐怖の表情を浮かべたそうです。

7.レッドソックスの帽子は絶対に嫌!

共演者を震え上がらせる怪演の一方で、ジャック・ニコルソンにはお茶目な一面も。彼は長年ニューヨーク・ヤンキースのファンであるため、ボストン・レッドソックスの帽子をかぶることを断固拒否したそう。「そんなことできっこないよ」と本人は語ったそう。

8. ウォルバーグとスコセッシは険悪な関係だった?

また、ディグナム巡査部長を演じ、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされたマーク・ウォルバーグの演技にも注目。彼は撮影中監督と緊張状態にあったという意外な事実を打ち明けています。もともとウォルバーグの撮影期間は2週間と言われていたにもかかわらず、4ヶ月だったことが原因のよう。

9.あるマークに隠された意味とは?

マフィアと警察の抗争というテーマのため、劇中では殺人が頻繁に起こります。そしてそのシーンでは必ずある文字が何らかの形でシーンに映し出されます。それはアルファベットの「X」。これは1932年公開の『暗黒街の顔役』で使われていたアイディアのようで、スコセッシがこの映画を好きだったことが理由のようです。

10.『ギミー・シェルター』はスコセッシ映画の定番

この映画で使われたローリング・ストーンズの『ギミー・シェルター』という曲、実はスコセッシの前の映画『グッドフェローズ』や『カジノ』でも使われています。スコセッシのギャング映画のテーマ曲のような存在になっています。