映画『マミー』【カンヌ・審査員特別賞受賞。母と子の愛が魂をえぐる】

2017年7月6日更新

若干25歳にして4作目の長編映画となる監督グザヴィエ・ドランの映画『マミー』。2014年カンヌ国際映画祭においては審査員特別賞も受賞しており、今世界で最もHOTな映画監督とも言われるほど。そのグザヴィエ・ドラン監督の映画『マミー』がいよいよ日本に上陸です。

深い人間描写で痛々しいほどに母と子の愛と葛藤を描いた作品

image03

ユーモラスな親子の日常にシリアスなテーマを折り重ね、若さあふれるクリエイティブな描写と円熟味のある深い描写で、クライマックスが2回来るとまで言われた本作品。そのストーリーは障害を持つ子供の養育を放棄してもいいという法律のある世界で、息子と暮らすことを諦めようとするシングルマザーの母親に隣人のカイラが救いの手を差し伸べるというもの。「母と子」という関係の中に誰もが魂をえぐられるという深い愛情と葛藤を描いた作品です。

世界が注目する新鋭監督グザヴィエ・ドラン

main

弱冠19歳で発表した長編監督第1作『マイ・マザー』は第62回カンヌ国際映画祭の監督週間で上映され、続く第2作『胸騒ぎの恋人』第63回カンヌ国際映画祭のある視点部門で上映。さらに3作目『わたしはロランス』も第65回カンヌ国際映画祭のある視点部門で上映されクィア・パルムを受賞、4作目『トム・アット・ザ・ファーム』では第70回ベネチア国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞という、映画祭ではすで常連となっている監督です。そして、今作では第67回カンヌ国際映画祭で審査員賞を、巨匠ジャン=リュック・ゴダールの「さらば、愛の言葉よ」とともにW受賞という、いま世界で最もホットな映画監督であることは間違いありません。

フランスですでに大ヒット。100万人以上の動員数を記録

MV5BMTQ5ODYxMjI5M15BMl5BanBnXkFtZTgwMTU1MTY0MjE@._V1__SX1186_SY776_

引用: www.imdb.com

MV5BNjYxMzA3Mzk4Ml5BMl5BanBnXkFtZTgwOTM5Nzk3MTE@._V1__SX1186_SY776_

引用: www.imdb.com

MV5BOTMwMjg5MTE1NF5BMl5BanBnXkFtZTgwODQ1MTY0MjE@._V1__SX1186_SY776_

引用: www.imdb.com

すでに公開がなされたフランスでは、同日に公開されたデヴィッド・フィンチャー監督の『ゴーン・ガール』をおさえ見事、週末動員ランキング1位となるほどの人気を見せ、その後100万人を超える動員数となり大ヒット。またすでに公開されている韓国でもわずか2週間で2万人を超える動員数となり、フランスではグザヴィエ・ドラン監督が「話題の人物TOP5」に入るなど、映画界のみならずクリエイティブ界でも映画の未来を変えるアーティストと呼ばれるほどの注目が集まっています。

エキサイティングな新世代ともいわれる色彩描写やドラン監督の演出力がどのようにクリエイティブに表現されているのか注目の作品です。