ワンマンショー状態!1人の役者に全てがかかっていると言っても過言ではない映画10選

2017年7月6日更新

登場人物がひとりしか登場しない作品や1人がほぼ全ての瞬間スクリーンを独占する作品は、その役を演じる俳優や女優に全て命運が委ねられているといっても過言ではありません。今回は1人の役者に全てがかかっていると言っても過言ではない映画10選を紹介します。

1.ジェームズ・フランコの独壇場サバイバル映画!?

Masato_Oda 人は逃れられない死に直面したとき、何を思い考え行動するのか?絶望と後悔、残してゆく人への想い、死から必死で逃れようとする狂気を超えた行動、フィクションとは思いがたい状況を非常にリアルに描いています。 生きたい!と強く湧き上がる命への情熱。限界を超えた127時間(6日後)に彼は大きな決断をします。

ダニー・ボイル監督『127時間』はユタ州の渓谷で岩壁にはさまれ身動きが取れなくなったクライマー“アーロン”の孤独なサバイバルを描いた作品です。

本作の成功は全てジェームズ・フランコに委ねられていたといっても過言ではありません。フラッシュバックシーンを除き、ほぼジェームズ・フランコのひとり芝居で構成されています。

フランコは動作が限られた中、表情や動作だけで極限状態におかれたアーロンを見事体現、切れ味が鈍いナイフで腕を切り落とす場面は目を覆いたくなるほどリアルに演じています。

ジェームズ・フランコは本作でアカデミー主演男優賞にノミネートされました。

2.サム・ロックウェルの独壇場SF映画!?

bonkuraman69 かなりよい映画でした。 2001年宇宙の旅や惑星ソラリス、はたまたサイレントランニングなどなどのオマージュがすばらしかったです。 また、ソラリスの様なホラー感覚と言うか怪談感覚がとてもよかった。ラストの台詞でがっかりでしたが、一人芝居設定により哲学的に怪談的なところが大好物でした!

ダンカン・ジョーンズ監督『月に囚われた男』(2009)はSFといってもド派手なドッグファイトやエイリアンとのバトルが描かれている訳ではなく、月で地球の資源採掘任務に就いている男サムの孤独を深く描いたミニマムな作品です。

サムが月で主に交流するのは、サムのクローンとケヴィン・スペイシーが声を担当した人口知能だけです。そんな本作の命運は主人公サムとサムのクローンを演じたサム・ロックウェルに委ねられていました。

プロットから分かるように、本作はサム・ロックウェルのパフォーマンス次第で退屈な作品になり得た作品です。しかし、ロックウェルがサムの根深い孤独を見事体現したことにより本作は2000年代屈指の名作SF映画になりました。

3.トム・ハーディがドライブ中に電話するだけでも面白い!?

skr_icj オンザハイウェイ 86分間、車内だけの映像。ひとりの男が運転しながら電話するだけ。かなり面白いと聞いて観たけど、斬新だった。すべての「軌道修正」に必死になりすぎて大事なものがわからなくなっている男に共感は出来ない。まったくひとの話に耳を傾けない姿勢にも。ナビが映しているように真っ直ぐな道をただただ突き進もうとする主人公。何度も壁にぶち当たり苛々している様子をじっと見ているうちに映画にのめり込んでいてストレス溜まりそうになる(笑)そして留守電に残された息子の言葉に光が。

スティーブン・ナイト監督『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』は建設現場の現場監督の男が浮気相手の出産現場へ向かう車中を描いた映画です。

本作の命運は主人公アイヴァン・ロックを演じたトム・ハーディに委ねられていました。

全編を通して車中の密室劇が繰り広げられる本作はアイヴァン以外の人物は全て電話越しの声のみです。

もし、実力のない俳優がアイヴァンを演じていたらとても鑑賞に値する作品にはならなかったはずです。しかし、実力と人気を伴うトム・ハーディのリアルなパフォーマンスによって、本作は一瞬たりとも目の離せないスリリングな映画となりました。

4.トム・ハンクスの独壇場無人島サバイバル映画!?

R1067556 Fedexの偉い人、チャック・ノーランドの乗るFedex専用機が墜落、無人島に流れ着いたチャックはウィルソンと男の友情を築き上げる。島の脱出の際、チャックは最愛のボールを失う。

ロバート・ゼメキス監督『キャスト・アウェイ』(2000)は飛行機事故で奇跡的に助かった男の無人島でのサバイバルを描いた作品です。

本作の命運が託されたのは数々の名作に出演してきたトム・ハンクスでした。本作は映画冒頭とエンディングを除き、トム・ハンクス演じるチャックの独壇場です。

無人島でチャックが交流するのはウィルソンと名付けられたバレーボールだけでした。トム・ハンクスの魅力と実力なくしては、バレーボールに話しかける男にあれほど感情移入することはできなかったことでしょう。

5.キャストはロバート・レッドフォードただ1人!?

Ken_Chang 地中に閉じ込められた男たった一人の映画「リミット」も大概でしたが、こちらの映画も大海原に遭難した男一人

「リミット」と違って謎解きサスペンスでもない

これほど退屈な映画あるんかい…と思ったら、引き込まれるままに男と一緒に生死を彷徨っているのでした

ロバート・レッドフォード先輩の演技はさすがに緊迫して見えるのですが、それ以外にタネも仕掛けもなくて、そんなに工夫された感じもありません

リアリティに徹して余計な演出のない分、観る側はより身近に、より鬼気迫って鑑賞できたのかなと感じます

デカいサメが襲って来でもしたらまたハラハラぐらいするんでしょうが、やってもうたらまた別な映画になってしまったでしょう

エンディングは私好みではありませんでしたが、一人の人間の限界を垣間見る不思議な映画でした(^^)

J・C・チャンダー監督『オール・イズ・ロスト~最後の手紙~』(2013)は海で漂流した男のサバイバルを描いた作品です。

本作の命運は主人公の男を演じたロバート・レッドフォードにかかっていました。本作にロバート・レッドフォード以外のキャストは一切出演していません。

特筆したバックストーリーが語られる訳でもなく、主人公の男が様々な海の脅威に直面する模様が淡々と描かれています。

それでもロバート・レッドフォード熟練のパフォーマンスによって決して退屈な作品には仕上がっていません。

6.ブルース・ダーンが演じる狂信的植物学者!?

Keimiyazato 2001年とアンドロメダで特撮を担当したダグラス トランブル初監督作品、明らかにR2-D2の原型になったであろう3体のロボットが可愛い、低予算なSFですがマイケル チミノが脚本を担当しているだけあって物語に深みがあります、物悲しいラストもいい味を出してます。

ダグラス・ドランブル監督『サイレント・ランニング』(1972)は植物が全滅、わずかな植物が温室で管理されている地球を舞台とした作品です。

狂信的に植物を愛する植物学者フリーマン・ローウェルをブルース・ダーンが演じています。フリーマン以外にも登場人物はいますが、出演シーンは限られているためほとんどブルース・ダーンの独壇場です。

手塩にかけて育てた植物を全て始末するように命じられたフリーマンは、植物ではなく人間を始末することに。大切に水をあげていた植物とは対照的に、フリーマンはとてもカジュアルに人々を殺してしまいます。

7.フィリップ・ベイカー・ホールが演じるニクソン大統領!?

ロバート・アルトマン監督『名誉ある撤退~ニクソンの夜~』(1985)は大統領執務室を舞台にリチャード・ニクソン大統領が不満をぶちまける密室劇、フィリップ・ベイカー・ホールの一人芝居です。

フィリップ・ベイカー・ホールがニクソンの内なる怒り、悲しみを見事に体現、他者では真似出来ない素晴らしいパフォーマンスによって本作はとてもパワフルな映画となりました。

8.ライアン・レイノルズが棺に閉じ込められる映画!?

kenta 考えた人が天才過ぎる 低予算が伝わるのに傑作 登場場面人物一つと一名なのにこんなにスリルを演出できるなんてすごい、 最後のオチは絶妙すぎる

ロドリゴ・コルテス監督『リミット』(2010)はイラクで棺の中に閉じ込められてしまったトラック運転手の物語が語られます。

ほぼ全編ライアン・レイノルズの一人芝居で、棺に閉じ込められた男の恐怖が描かれています。

こういったプロットの場合、大抵主人公の男は軍人などのスペシャリストですが、本作ではトラック運転手が主人公です。

一般人を主人公としたことで、極限状態の緊迫感が増した構造になっています。身体もほぼ動かせない状態での演技を強いられたライアン・レイノルズは顔の表情だけで棺に閉じ込められた男の恐怖を体現しました。

9.ウーピー・ゴールドバーグのマシンガントークが止まらない!?

リップ・トーン監督『ザ・テレフォン』(1988)は小さなアパートに暮らす電話が友達の舞台女優を主人公とした物語です。

電話会社の人間や主人公の女性が飼っている金魚やフクロウは登場するものの、本作はウーピー・ゴールドバーグの独壇場です。

上映時間78分の間、ウーピーのマシンガントークが止まることはほとんどありません。

プロットから考えるとライトな作品に思われがちですが、意外にシリアスな展開が待ち受けています。

10.オスカー獲得俳優エイドリアン・ブロディの一人芝居!?

マイケル・グリーンスパン監督『エスケイプ』(2010)はある日目覚めると大破した車の中に閉じ込められていた記憶喪失の男の物語が語られます。

本作で主人公の男を演じたのはオスカー獲得経験もあるエイドリアン・ブロディです。劇中主人公が想像が生み出した虚像の女性や犬は登場するものの、ほとんどエイドリアン・ブロディのひとり芝居です。