石坂浩二、ベテラン俳優の多才なキャリアに迫る9のこと

2017年7月6日更新

『開運!なんでも鑑定団』の司会などで知られる石坂浩二。もちろん俳優としても有名で、ドラマなどで演技力の高さに驚かされた人も多いでしょう。多才で、他にも様々なことに挑戦しています。今回はそんな石坂浩二のキャリアに迫っていきたいと思います。

芸歴50年以上のベテラン俳優・石坂浩二

1941年6月20日生まれ、東京出身のマルチタレント。本名は武藤 兵吉(むとう へいきち)で、兵ちゃんの愛称で親しまれています。

石坂浩二という芸名は、親友の大空真弓が好きな作家・石坂洋次郎と俳優・鶴田浩二からそれぞれ拝借して名づけたようです。多才の持ち主で、俳優はもちろん、司会者・画家・作家・作詞家・ナレーター等数々の仕事をこなしています。主な出演作は大河ドラマ『天と地と』上杉謙信役、テレビドラマ『ありがとう』段進矢役などがあります。

1:劇団四季へ入団

1966年に大学を卒業した翌年、『泥棒たちの舞踏会』に出演、演出家・浅利慶太にスカウトされ劇団四季に入団しました。劇団では、演出部に所属していました。石坂が在籍中に台本・作詞を手がけた『王子とこじき』は退団後も上映され続け、現在もなお上映されています。

一時は俳優としての活動と、劇団での演出部の活動は多忙を極め、胃潰瘍で倒れてたことも。このことが原因で劇団四季を退団しました。

2:大河ドラマ三作で主演

NHK大河ドラマにて『天と地と』を皮切りに『元禄太平記』、『草燃える』の3作品で主演を務めました。『天と地と』は前年の大河ドラマが不調で、もし視聴率が悪かったら、大河が打ち切られるかもしれないというプレッシャーの中、挑んだようです。

その意気込みが、迫真の演技をみせ、大河ドラマの役を引き寄せたのでしょう。

父親役を滝沢修さんが演じていて、ちょうど滝沢さんが亡くなる場面と、僕が初めて登場する場面が重なっていたのでスタジオでお会いすることはなかったのですが、稽古場でご一緒になりましてね。『俺はそろそろ死ぬからな。お前、しっかりやれよ』って、またプレッシャーをかけてくるんですよ。

そういうプレッシャーの中でなんとかやらなければ、という意気込みで臨んだ作品です

3:『犬神家の一族』が大ヒット

石坂は映画『犬神家の一族』で主人公の名探偵・金田一耕助を演じました。映画は後にシリーズ化、リメイクされるほどのヒットで大成功!後にシリーズ化、リメイク作が作られることになります。

リメイク版でも金田一は石坂が演じています。リメイク版では最後の展開が変わっており、金田一の孤独を癒してやりたいと石坂が監督に何度も交渉した結果のようです。

作品とキャラクターに対する思い入れが伝わってきますね!

4:結婚、そして再婚。プライベートは波乱万丈?

私生活では、加賀まりことの同棲生活をしていたようですが、1971年には女優の浅丘ルリ子と結婚します。しかしほどなくして別居することに。2000年12月には、女優である浅丘に実母の介護をさせるわけにはいかないと離婚。

その後離婚から間もない2001年1月には再婚を発表。石坂が主宰した劇団の元事務員を経た付き人で、1968年頃からずっと交際していたとマスコミに説明をしました。

また、実際には違うにも関わらず、伊藤京子が石坂の愛人ではないかと報道されてしまうなど女性関係でかなり苦労をしたようです。

5:博識な石坂浩二。クイズ番組でも大活躍

1980年代後半からのクイズ王ブームの際、毎週のようにゲスト参戦するなど、クイズを得意としています。クイズ番組の出題VTRにて、補足をすることもよくあるなど、かなりの博識です。

共演者には薀蓄を語り続けることで知られており、『白い巨塔』の撮影時には、薀蓄を語りすぎて、共演者の唐沢寿明が閉口してしまったようです。

6:絵画でも才能を発揮

他にも、油彩画に精通しており、二科展で1974年から1985年まで継続して入賞しています。油彩画は、一貫して裸婦を描いています。アマチュア画家には裸婦を描くものが少なかったためだそうです。

絵画に関して専門的な教育を受けているわけではありませんが、東郷青児より手ほどきを受けたことがあります。2004年には、ボランティアで講師を務める絵画教室を主催しています。

7:プラモデルが好きすぎて1000万円のプラモデルを購入!?

実はとんでもないプラモマニアで、なんとプラモ歴は50年!その溺愛っぷりは、作る前のキットを見るだけでも1週間持つ、と言うほど。自宅にはプラモデルの葉子で埋め尽くされた部屋があり、しかも同じような部屋が3部屋あるとのこと。

現在は350個ほど所持しているようで、流石に生きている間に全部作れる気はしないようです...。このプラモデル愛っぷりは、同じくプラモを作る人に「あるある」と共感を得られたようです。

8:「なんでも鑑定団」降板騒動って?

石坂浩二は約22年間司会を務めてきた『開運!なんでも鑑定団』を4月で降板してしまいました。この降板に対して、様々な意見が飛び交います。

発表当時、同番組にて約2年間にわたり、石坂の発言がほとんど放送されていなかったため、番組スタッフが意図的に編集したのではないか、と噂されました。

番組のプロデューサーと石坂にも確執があるといわれており、プロデューサーのパワハラではないか、と騒動に発展してしまいました。しかし、タレントの今田耕司が上記の報道を100%ウソと発言、テレビ東京も事実ではないと否定しました。

また、石坂は同系列のBSジャパンで4月からスタートした新番組『開運!なんでも鑑定団 極上!お宝サロン』に司会として出演が決定していたため、無事、騒動は治まりました。

9:2018年には芸能生活60周年

今年の7月からはドラマ『仰げば尊し』に小田桐寛治役で出演、共演者は2世俳優ばかりで世代交代を感じますが、その中で、ベテランとしてどんな演技を見せてくれるか楽しみですね!2017年の春にはドラマ『やすらぎの郷』の主演・菊村栄役で出演します。

『やすらぎの郷』はゴールデンタイム以外の放送時間帯ドラマ枠・"シルバータイムドラマ枠"で放送されるそうです。ゴールデンタイムが若者向けに対して、こちらは大人向けということです。朝か、昼かまだ時間帯が決まっていませんが、ドラマ業界にあらたな流れを起こしてくれそうです。

様々な出来事がありましたが、そんな石坂浩二も2年後の2018年には芸能生活60周年を迎えます。未だテレビには引っ張りだこで、75歳にも関わらず衰える姿は見せず、タレントとして様々な一面を見せてくれます。

2018年には果たしてどんな姿を見せてくれるでしょうか?