2017年7月6日更新

【2016夏】普通のホラーはもう飽きた。公開規模の狭い玄人向けホラー映画

夏です!ホラー映画の季節到来です!様々なホラーの名作がありますが、今回はこれまでのホラー映画とは一線を画した作品をご紹介。斬新な展開の人形ホラー、下ネタ満載のホラーコメディなど、2016年夏公開の玄人向き作品を選りすぐってみました。

この夏もホラー映画が面白い!

夏と言えば、海、花火、お祭り、そしてお化けからのホラー映画!

ホラー映画と一口で言っても、精神的に訴える「サイコスリラー」や、視覚的に恐怖感を煽る「スラッシャー」や「スプラッター」など、様々なジャンルがあります。近年では『リング』や『呪怨』のヒットで「ジャパニーズホラー」も注目の的です。

しかし、今回はこれまでのホラー映画とは一線を画した新作品をご紹介。斬新な展開で低予算ながらスマッシュヒットした人形ホラー、下ネタ満載のおバカなホラーコメディなど、2016年夏に狭い規模で公開される玄人向きの作品を選りすぐってみました。

1:驚愕の急展開、異色の新人形ホラー【7月17日公開】

southpumpkin 屋敷のベビーシッターとして雇われた女。老夫婦が女に依頼した子どもはなんと人形でした。老夫婦が残したルールを無視した女に不可解な現象が起こります…。と、90年代辺りでやり尽くされたタイプのホラー映画の展開。これ絶対つまらんやんけ、と思いきや安心しました。きちんと面白い映画でした。この手の王道展開から始まる意表を突く展開を、ホラールネサンス、とでも言いましょう。ミスリード、どんでん返し、とまで書くと煽りすぎですが、なかなかしっかり最後までハラハラできます。いくつかホラー映画を引用したいのですが、ネタバレになるので控えておきます。幕引きも不親切で大変結構。後から思い出す度に、あのときのアレは…!とできるタイプの映画でした。 『ウォーキング・デッド』のマギー役、ローレン・コーハンが出演しています。『ウォーキング・デッド』では、悲しいかないつも汗と泥にまみれた格好をしているため、今回のようにばっちりと化粧をしていると一瞬誰だかわからなくなりますが、笑うとマギーになります。バスタオルであわや…、となるサービスショットなどもあり、マギーファンにも観てほしい。

主人公のグレタ(ローレン・コーハン)は、ある老夫婦の屋敷にベビーシッターとして雇われました。グレタが面倒を看る8歳の少年・ブラームスはなんと等身大の人形。世話をするにあたって守らなければならない10のルールがありますが、気味が悪くなったグレアはそれを破ってしまいます。

異質さを漂わせる人間のような少年人形。従来の怨念人形作品かと思いきや、まさかの展開に驚愕せずにはいられません。アメリカでは製作費の6倍以上の売り上げを叩き出したという、これまでの作品とは一味違う新しい人形ホラーの上陸です。

2:電気を消したらあなたは襲われる【8月27日公開】

ホラー短編動画サイトで驚異的な再生回数を記録した映像を基に、『ソウ』や『死霊館』などを手掛けたジェームズ・ワンがプロデュースし映画化されました。

電気を消すと現れるその不気味な影。レベッカ(テリーサ・パーマー)とマーティン(ガブリエル・ベイトマン)の姉弟は灯りを絶やさないようにしますが、なぜか次々と消えていき、次第に影が忍び寄り、ついに姉妹の目の前に!

黒い影の正体は一家の過去に関係があるのか?顔が溶けたマネキンの意味とは?予告動画を見るだけでも今晩から部屋を真っ暗にして寝るのが怖くなりそうです。

3:バチカンの禁断の映像が映画で蘇る【7月9日公開】

2014年、バチカンは悪魔祓いができるエクソシストの存在を正式に認めたといいます。この作品は、その悪魔祓いをテーマとしたオカルトムービー。

アンジェラ(オリビア・テイラー・ダドリー)の身の回りで起こる奇怪な死傷事件。悪魔に取りつかれたとされるアンジェらを救うべく、ロサーノ神父(マイケル・ペーニャ)の壮絶な悪魔祓いが始まります。

次第に表情や身体が人間のものではなくなっていくアンジェラ。禍々しさに満ちたその映像のリアルさに、人間の本能として恐怖を抱かずにはいられません。

4:最狂のサンタから死のプレゼント【8月5日公開】

アメリカで上映禁止の州が続出したという1984年『悪魔のサンタクロース 惨殺の斧』のリメイク作品です。

人々が心浮かれるクリスマスシーズン、サンタコスプレをした殺人鬼が人々を容赦なく襲います。時期的に街にはサンタクロースが溢れ、警察の捜査は難航。被害者はどんどん増えていくのでした。

無差別殺人ではないのか、殺すのは何かしら問題のある人物のよう。その手口は斧で一撃であったり、派手に火炎放射器であったり、そのほか思わず顔を覆いたくなるような残虐な方法で葬っていきます。最狂のサンタから日本の夏に最恐のプレゼント、出血大サービスのスラッシャー作品です。

5:SNSから生まれた悲しい死と呪い【7月30日公開】

『パラノーマル・アクティビティ』のジェイソン・ブラムが指揮をとり、ネット社会から生まれた恐怖を描いた作品です。

ネット上にアップされた動画を苦にし、自殺してしまったローラ・バーンズ。その1年後、ローラの友人たちのSkypeにローラらしきアカウントが参加してきました。そして、彼女の死に関しての真実が明かされる度に、Skypeメンバーが1人ずつPC画面の向こうで恐ろしい死を遂げていきます。

PC画面に映し出される女の子の泣き叫ぶ顔、そしてローラの呪いにもがき苦しむ姿。全編がパソコン上のSNSで展開されるという新しい映像表現の作品であり、今や生活の一部となったSNSをモチーフとしたことで、よりリアリティある恐怖を感じることができるかもしれません。

6:山奥で繰り広げられる感染症の恐怖【8月1日公開】

イーライ・ロスが監督を務めた2002年製作『キャビン・フィーバー』を、ロス自ら指揮をとりリメイクした作品です。

山奥のキャビンで夏休みを楽しもうとやってきた男女5人の若者。酒やドラッグ、セックスに溺れる彼らの前に奇妙な血まみれの男が現れてから、仲間の1人の身体にも異変が起こり始めました。

目をそむけたくなるグロテスクでショッキングな映像、そしてオリジナル版に登場した強烈な噛みつき少年も再び登場し、謎の感染症の恐怖をパワーアップさせているそうです。

7:ドーナツが人間に復讐?!【7月17日公開】

スコット・ホイーラー監督が、1978年の『アタック・オブ・ザ・キラー・トマト』をオマージュした作品です。

ドーナツ屋でバイトするジョニー(カイラ・コンプトン)により間違ってばらまかれてしまった“人を襲う遺伝子”。恐ろしい“人喰いドーナツ”と化したそれらは突然牙をむき出し、ジャンプして人間たちを襲い始めました。

ぴょんぴょん跳ねながらドーナツが人に群がる様は、シュールさもあり思わず笑ってしまいます。四方八方から襲ってくる凶暴なドーナツ集団をどんな方法で退治するのか?型破りな設定とストーリー展開に興味津津のコメディホラーです。

8:巨大男性器を持つウサギ人間【8月27日公開】

キネカ大森(東京)で開催される「第3回夏のホラー秘宝まつり2016」での上映作品です。ヨーナス・マッコネン監督が2011年に製作した自身の同名短編を長編映画としてまとめなおしました。

雪山の小屋で過ごす旅行者の男女の前に突然謎の怪物が現れます。それは、ありえない大きさの男性器をそそり立たせたウサギ人間。残虐に人間たちを次々に手に掛けていくというスプラッターホラーに、お色気シーンや下ネタも盛り込んだフィンランド発のマニアックな作品です。