2017年7月6日更新

『グッド・ウィル・ハンティング』の名言・セリフはとても深かった

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グッド・ウィル・ハンティング

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名作『グッド・ウィル・ハンティングの名言をご紹介!

『グッド・ウィル・ハンティング』は、1997年公開のアメリカ映画。天才ですが過去に受けた虐待が原因で鑑別所入りを繰り返す少年ウィル・ハンティング(マット・デイモン)と心理学者ショーン・マグワイア(ロビン・ウィリアムズ)の心の交流を描いた作品です。 この記事では、映画に多く登場する心に突き刺さる名言を紹介します。

ショーン・マグワイアの名言

「君は完璧じゃないんだ。君が出会った女の子も完璧じゃないのさ。でも問題はお互いにとって完璧かどうかなのさ」

大学講師のショーン・マグワイアが、話を聞こうとしないウィル・ハンティングに言ったセリフです。ウィルが見つけた女の子は完璧ではないけど、大事なのはウィルがその女の子を完璧だと思えるか、女の子がウィルの全てを受け入れて愛することができるかということです。 「完璧な人間などいない。大切なのはお互いに完璧と思える相手を見つけること。」だと教えてくれる名セリフです。

ショーン・マグワイアの名言

「本当の喪失と言うのは自分よりも愛するものがあるときに起こるものなんだ。」

妻をがんで亡くしたショーン・マグワイアが言ったセリフです。ショーン・マグワイアは妻を心の底から愛していました。妻が病気になった時には仕事を辞めて、できる限り多くの時間を彼女と過ごすようにしています。そして妻が亡くなった時ショーン・マグワイアは悲しみの底に落ちるのでした。 ショーン・マグワイアだからこそ言えた説得力溢れるセリフですよね。名言中の名言です。

ショーン・マグワイアの名言

「後悔なんてしていない」

ショーンはウィルに自分が昔、女の子に会いに行くために、大切なプロ野球の試合観戦をすっぽかしたことを話します。ウィルは信じられない様子を浮かべました。 ショーンは「18年間の妻との結婚生活を後悔していない。妻が病気になった時6年間仕事を休んだのも後悔していない。妻との最後の数年間も後悔なんてしていない。そして野球の試合を見逃したのも全く後悔していない。それが後悔だ」と言いました。 ユーモアたっぷりのセリフですよね。ただ後悔しないように生きることは大切なことを教えています。日常的に思い出したいセリフですね。

チャッキーの名言

「もしお前が20年後も工事現場でなんか働いてやがったら、俺がぶっ殺してやる。」

ウィルは親友のチャッキー・サリヴァン(ベン・アフレック)に、20年後も今みたいに工事現場で働いてお前と馬鹿をしてもいいと言うのです。それに対してチャッキーが言ったセリフです。 チャッキー・サリヴァンは親友ウィルがものすごい才能の持ち主だと気づいていたのですね。その才能を無駄にするようなことはするなと言うメッセージが感じられます。友を本当に思うからこそ言えるセリフですね。

ショーン・マグワイアの名言

「人々は変な癖を欠点と言うけど、違うんだ。いいことなんだよ」

ショーンはウィルに死んだ妻との思い出を語ります。 ある夜彼女は寝ている最中にオナラをしたそうです。あまりにも大きな音だったためオナラをした彼女も目を覚ましました。続けてショーン・マグワイアはこう言うのです。「妻が死んで2年たった。こんなくだらないことを覚えていて、こんなくだらないことこそが恋しいんだ。人々は変な癖を欠点と言うけど、違うんだ。いいことなんだよ」 どんなに悪く思えることでも、ある人にとっては愛おしいもの、いい思い出を作るものになるのです。いい思い出とは何気ない日常に潜んでいます。

ショーン・マグワイアの名言

「君は大変な時を過ごすだろう。でも大変な時期にこそ、今まで気づかなかったいいことにも気づくんだよ」

ショーン・マグワイアがウィル・ハンティングにセラピー中に言ったセリフです。 深いセリフですよね。どんなに辛い時間でも、違った角度で見れば今まで気づくことがなかったいい事にも気付ける。苦しい時期に思い出したいセリフです。

ショーン・マグワイアの名言

「君から学ぶことは何もない。君の言うことは全部本に書いてあるんだ。」

ウィルは最初のカウンセリングでショーンの死んだ妻を侮辱します。次のカウンセリングでショーンはウィルを公園に呼び出し、ウィルの言葉は全部本に書いてあるから聞きたくないこと、もしカウンセリングを受ける気があるならウィル自身のことを話すように厳しく言うのです。 たくさんの知識を持つことは素晴らしいことです。しかしどんなに知識を持っていても、自分の言葉、自分で語りたいことがなければ意味がないと言っているようなメッセージ性を感じます。

チャッキー・サリヴァンの名言

「俺の一日の最高な瞬間を教えてやろうか?お前が家を出るのを待つ10秒間さ。ドアをノックしてお前が出てこないんじゃないかと思うこの瞬間が最高にわくわくするんだ。」

チャッキーは毎日ウィル・ハンティングを車で迎えに行き、酒を飲んだり何か馬鹿をするのも楽しいと言います。でも何よりもわくわくするのは、朝ウィルの家に行ったらウィルがいなくなっていることを想像する瞬間だそうです。 才能ある親友ウィルの活躍を心から願っているからこそのセリフ。上記のセリフの後に続けてチャッキーは「それは(ウィルがいなくなることは)じゃあねでもない。バイバイでもないんだ。お前が去っただけ。詳しくは知らないが、俺はお前が去ったことを知っただけ」と言っています。

ショーン・マグワイアの名言

「あのクソ野。。。それは俺のセリフだ」

これはラストでショーンがウィルから渡されたメモを見て言ったセリフです。メモには「ショーン、もし教授が就職の件で電話したらさ、ごめん、女の子に会いに行かなきゃいけないんだって言っといてよ」と書かれていました。 ショーンは昔野球観戦に友人と行く予定でしたが、急用があると言い断ります。その時に行ったセリフが「女の子に会いに行かなきゃいけない」です。このメモを見たショーンは満足げな表情を浮かべます。 実はウィルは教授の紹介でいいところに就職が決まっていたのです。エリートとして人生を歩むかと思いきや、本当に自分がしたいこと、大切なこと(=別れた彼女の元に向かう)を見つけました。それを知ったショーンの幸せそうな顔は印象的ですね。権力やお金よりも大切なものについて考えさせられるセリフですね。

ショーン・マグワイアの名言

「初めの一歩を踏み出すのを恐れている君は決してそのような関係を持つことはないよ。君は離れたところでマイナス面だけを見ているからね」

ショーンはウィルに魂に触れるような心の友はいるのかと尋ねます。ウィルは回答に困りますが、シェイクスピア、ニーチェなどの偉人たちを心の友だと言うのです。 すでに死んでいる人物たちを心の友と言っているウィルに対してのショーンのセリフが「初めの一歩を踏み出すのを恐れている君は決してそのような関係を持つことはないよ。君は離れたところでマイナス面だけを見ているからね」です。 心でつながるような関係を持つには自分をさらけ出す勇気を持つことが大切だと言っているようなセリフ。ウィルは幼いころに受けた虐待の影響で人を信じることができない。自分のことをさらけ出すこともできない状態でした。そんなウィルだけではなく、私たちにも突き刺さるセリフです。

ショーン・マグワイアの名言

「お前は俺が失敗したと思っているのさ。俺は自分のことをわかっている。俺は自分がしてきたことを誇りに思っているんだ。」

ショーンが学生時代の同級生ジェラルド・ランボー(ステラン・スカルスガルド)と口論をした際に行ったセリフです。 ジェラルド・ランボーはウィルにショーンと同じ様な思いを味合わせたいのか、負け犬になってほしいのかと尋ねます。その時にショーンが言ったセリフが「お前は俺が失敗したと思っているのさ。俺は自分のことをわかっている。俺は自分がしてきたことを誇りに思っているんだ。」なのです。 自信がなくなった時や人生に迷った時に思い出したいセリフですね。自分がやってきたことに誇りを持てば、他人がどう思おうが関係ない。意志の強さを感じさせます。

ショーン・マグワイアの名言

「君は悪くないんだ」

ウィルがショーンに心を開き涙を流す場面でのセリフです。ショーンはウィルと同じように虐待を受けた過去を持っていました。そしてウィルの目をじっと見つめて優しく「君は悪くないんだ」と何度も言うのです。ウィルは泣き出しショーンと抱き合う感動のシーンです。 このシーンに感動を覚えた人も多いと思います。とてもシンプルな言葉ですがウィルの心にとても響いたのでしょう。

ショーン・マグワイアの名言

「君は僕に朝、愛する女性の隣で起きるという、心からの幸せがどんなものか教えることができない」

ショーンはウィルがどんなに頭がよくても、人を本当に愛したことがないウィルには、愛する女性の隣で起きることがどれだけ幸福なことかは教えることができないと言います。ウィルは天才でたくさんの知識を持っています。しかし実際に五感で味わって得た経験は少ないこと、そして愛の尊さをショーンはウィルに伝えるのです。 愛妻家だったショーンが言うと一層説得力がありますよね。映画を通じてショーンは日常の幸せについて語っています。

スカイラーの名言

「あなたは私に愛してもらえないことを恐れているのよ」

ウィルが彼女であるスカイラー(ミニー・ドライヴァー)と口論した時に言われた一言です。ウィルは幼少期の虐待の経験で人を愛することを恐れています。完璧な彼女を見つけたウィルですが、いつもスカイラーがウィルを愛さなくなることを恐れているのです。そんなウィルの心に突き刺さったセリフです。 その後スカイラーは続けてこう言うのです。「少なくとも私はあなたに対して正直でいるのよ」と。スカイラーもウィルに全てを打ち明けてほしかったことが分かります。

スカイラーの名言

「ピクルスの味がする!」

スカイラーはウィルにおやすみのキスがほしいんでしょうと言います。ウィルは本当はスカイラーと寝たいけどキスで我慢するよとユーモアを交えて答えました。その後2人はロマンティックに初めてのキスをする、スカイラーは笑い転げながらこう言ったのです。 「ピクルスの味がする!」と。彼らはハンバーガーを食べた後にキスをしたので、ウィルの口にはピクルスの味が残っているのでした。 これはファンの間では印象深いシーンなのではないでしょうか。初々しいカップルのほほえましい光景。そして何よりウィルが楽しそうにしている様子が印象的ですよね。この時点でウィルはスカイラーこそ運命の人と考えていたのかもしれません。