2017年7月6日更新

『ハイスクール・ミュージカル』の最高にかっこいい曲13選

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『ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー』

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社会現象を巻き起こした『ハイスクール・ミュージカル』!

『ハイスクール・ミュージカル』は、2006年にディズニー・チャンネルで放送されたオリジナルTV映画(3作目のみ劇場版)。3作目まで制作されて人気を博し、2016年にはキャストを一新した『ハイスクール・ミュージカル4』の制作が発表されました。 このシリーズの根強い人気の一つは、やはり魅力的な曲の数々でしょう。1作目のアルバムは全米で2006年度のアルバム売上を記録。3作品のシングルカットされた曲も、ビルボードチャートで100以内に入っています。今回は作中で歌われた曲の中から13曲をご紹介します。

1:始まりの予感/ハイスクール・ミュージカル

「始まりの予感」は、大みそかのパーティーでトロイ(ザック・エフロン)とガブリエラ(ヴァネッサ・ハジェンズ)が突然デュエットすることになった曲で、作品のオープニングを飾る記念すべきナンバーです。 まったく知らない仲だったトロイとガブリエラですが、歌うと息がぴったりで楽しい時間を過ごします。歌詞は運命的な恋の出会いを歌ったもので、まさにこのシーンの二人にリンクした内容になっています。

2:最高のパートナー/ハイスクール・ミュージカル

シャーペイ、ライアンver.

ニューメキシコ州・アルバカーキにあるイースト高校。トロイはここでバスケ部(通称:ワイルドキャッツ)の部長を務める皆の人気者。なんとガブリエラはイースト高校へ転校して、トロイと同じクラスに。突然の再会に二人は驚きながらも喜びを感じます。 年明けのイースト高校では、演劇部が公演するミュージカルのオーディションが開催されようとしていました。バスケ部である自分の立場を考えるトロイと、実は人前で歌うと気絶するほど苦手なガブリエラは興味を持ちながらも参加をためらいます。 こうして迎えたオーディションの日。散々な参加者達に、演劇部顧問のダーバス先生(アリソン・リード)が「模範例」として指名したのは、演劇部部長シャーペイ(アシュレイ・ティスデイル)とライアン(ルーカス・グラビール)の双子姉弟。 常に主役である事にこだわるシャーペイと、才能はありながらも姉に振り回されてばかりのライアンの力関係がなんとなく感じられるシーンです。

トロイ、ガブリエラver.

こちらはトロイとガブリエラによるスローバージョン。同じ曲でもアレンジでだいぶ雰囲気が違いますね。伴奏しているのはこの曲を作ったケルシー(オレーシャ・ルーリン)。実はシャーペイの曲のアレンジが内心気に食わなかった彼女は、二人の歌い方に満足したようです。

3:みんなスター!/ハイスクール・ミュージカル

『ハイスクール・ミュージカル』のラストを飾るのは、ワイルドキャッツの逆転優勝後にイースト高校の体育館で歌う「みんなスター!」。 トロイ、ガブリエラ、シャーペイ、ライアンの主要メンバーがメインボーカルを取りながらも、トロイの親友チャド(コービン・ブルー)やガブリエラの親友テイラー(モニーク・コールマン)、その他イースト高校のメンバーがダンスと共に歌いあげます。 バスケと同じくミュージカルに興味を持ち始めたトロイ。今まで「天才」として注目されてきたことが苦痛だったガブリエラ。 実はお菓子作りが大好きなバスケ部員ジーク(クリス・ウォーレン・Jr)や、真面目な秀才だけどダンスも大好きなマーサ(ケイシー・ストロー)など、「意外な一面」を持つイースト高校の生徒達。でも、それは誰もが持つ大切な「個性」です。 「自分の可能性を信じ、お互いの個性を認めて共に生きていこう!」歌詞の内容は個性を認め合うことの大切さを力強く歌い切り、映画はハッピーエンドで幕を閉じます。

4:ホワット・タイム・イズ・イット/ハイスクール・ミュージカル2

シリーズ第二弾『ハイスクール・ミュージカル2』は、「ホワット・タイム・イズ・イット」で幕を開けます。夏休みに入ったイースト高校。生徒達は楽しい夏休みを期待して大はしゃぎし、学校内は騒然となります。これからやってくる夏への期待感、解放感が見ているこちらにも強く伝わってくる楽しい一曲です。 主役のトロイとガブリエラのカップル、ライバル役であるシャーペイとライアン姉弟はもちろん、この曲ではトロイの親友チャドの存在感も見逃せません。

5:ファービュラス/ハイスクール・ミュージカル2

シャーペイとライアンの父親は豪華なカントリークラブの経営者。トロイがお気に入りのシャーペイは、彼をガブリエラから引き離そうと、彼がこのカントリークラブへのアルバイトするように仕向けます。 この曲はひと足先にカントリークラブへやってきたシャーペイが歌う曲(一部ライアンが入っています)。「欲しいのは最高のもの。最高でなきゃ許さない。生きるための元気の素。最高を求めて当然よ!」とキュートに自信満々に歌い上げるシャーペイ。強引で傲慢ですが、その正直さに思わず魅了されてしまいます。

6:あなたは私の心の音楽/ハイスクール・ミュージカル2

ガブリエラ、トロイver.

シャーペイの指示で、楽しいはずのバイトが一転、厳しくこき使われることになったトロイ達。とはいえ、トロイの励ましで一致団結し、ひと夏を乗り切ろうと決心します。 出勤してきたトロイとガブリエラは、ピアノを練習しているケルシーが新曲を作っている事を耳にします。早速息の合ったデュエットを披露する二人。次第に仲間達も加わり、ピアノの周りは歌声で盛り上がります。歌った後、この曲で皆でクラブのショーの出場を決心するメンバー達。メンバーの絆を感じる名シーンです。

シャーペイ、トロイver.

こちらはシャーペイとトロイが歌うバージョンですが、もはや別の曲。シャーペイにひっぱられて、無理矢理ステージで歌うことになったトロイ。しかしガブリエラの時と違ってほとんど歌えていません。伴奏しているケルシーの嫌そうな雰囲気もなんとなく感じます。

7:もう行くわ/ハイスクール・ミュージカル2

シャーペイの父親のおかげで有名なバスケの選手と交流できたり、仲間たちよりもいい待遇でアルバイトをできるようになったトロイ。しかし、相変わらずの環境のメンバー達とは次第にギクシャクしています。 そして、シャーペイはとうとうメンバー達のショーへの参加を禁止するように支配人を通して通知します。ショーへの参加禁止で堪忍袋の緒が切れてしまったガブリエラ。トロイに怒りをぶつけて制止を振り切り、アルバイトを辞めてしまいます。 オープニングで夏休みを楽しみにし、励まし合ってバイトもこなしてきた二人ですが、気持ちのすれ違いで「ここに居場所はない」と涙を流し去っていくガブリエラ。トロイの手に残されたペンダントが切なさを感じさせます。

8:エヴリデイ/ハイスクール・ミュージカル2

『ハイスクール・ミュージカル2』のラストは、和解したトロイとガブリエラ、そしてワイルドキャッツのメンバー達が歌う「エヴリデイ」。 奨学金やバスケ選手としての将来を考えて、シャーペイの勧められるままになっていたトロイ。しかし、ガブリエラや仲間たちとの衝突を通して何が一番自分にとって大切なのか気がつきます。色々あったけれど、さらに絆を深くしたメンバー達は文句なしでドラマチックな幸せに満ちたラストを迎えます。

9:すべて欲しい!/ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー

高校最後のバスケの試合。ラスト16分でウエスト高校に逆転し再び優勝したトロイ達。彼らはそれぞれ将来の進路を考え始めていますが、トロイはミュージカルへの興味も捨てきれず、これまで目指していたアルバカーキ大学の進学を考え直します。 そんな時、有名なジュリアード音楽大の奨学金候補生に選ばれたトロイ、シャーペイ、ライアン、ケルシー。応募した覚えのないトロイは驚き迷いますが、将来の夢が明確なシャーペイは彼を怪しみ、対抗心を燃やします。 将来は名声、実力、財産が「すべて欲しい!」と歌うシャーペイ。最初は冷めた目で見ていたライアンも次第に乗せられていくところが面白いです。

10:踊りましょう/ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー

一方、卒業を間近に控えながらもトロイとガブリエラは相変わらずラブラブ状態。トロイはガブリエラを高校の屋上に誘い、ワルツを踊りながらお互いの愛を確かめます。 このシリーズのお約束でもあるトロイとガブリエラのデュエットシーン。しかし、このシーンが他とひと味違うのは、歌よりもダンスに重点を置いているところです。実生活でもつきあっていたトロイ役のザック・エフロンとガブリエラ役のヴァネッサ・ハジェンズは、このシーンでは歌だけでなく息の合ったワルツを披露しています。

11:忘れられない夜/ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー

アメリカのハイスクールもので、重要視されるイベントのひとつがプロム。プロムとは、アメリカの高校生達の卒業後に開催されるダンスパーティのことです。彼らにとっては高校生活の最後を飾る最重要イベントで、「高校の卒業」をテーマにしている『ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー』の世界でも例外ではありません。 チャドがカフェテリアにいる大勢の生徒達の前でテイラーをプロムに誘い、公認カップルになった後に全員で歌うのがこの「忘れられない夜」。 女子がドレス選びやコーディネイトを楽しみながらロマンチックな夜を願うのに対し、男子は衣装選びからエスコートまで、緊張して気後れしている雰囲気があり、この対照的な様子がなんともユニークです。

12:ジャスト・ワナ・ビー・ウィズ・ユー/ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー

スタンフォード大で奨学生として研修を受けることになったガブリエラ。輝かしい未来ですが、これまで家庭の事情で引越し続きだった彼女はアルバカーキを離れることを嫌がります。 トロイは彼女の将来を考えスタンフォード大の研修を後押ししますが、ガブリエラは「再会後にまた離れるのが辛い」と、卒業ミュージカルとプロムの参加を拒否します。 ガブリエラのためにスタンフォード大へ向かったトロイ。それまで代役をシャーペイとジミー(マット・プロコップ)が務めますが、事前にジミーが相手と聞かされていなかったシャーペイは彼を全力で拒否!「ずっとあなたと一緒にいたい」という歌詞なのに行動がまったく逆、というめちゃくちゃなシーンになってしまいます。 その後トロイとガブリエラが演じ直し、出演者全員でコーラスして感動のエンディングとなり、観客も一体となって盛り上がったイースト高校の卒業記念ミュージカルは大成功に終わります。

13:ハイスクール・ミュージカル/ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー

スタンフォード大への進学を決めたガブリエラ、テイラーはエール大へ。シャーペイはアルバカーキ大の演劇科へ進学します。 ジュリアードの奨学生になったのはケルシーでしたが、何とライアンももう一人の奨学生として選ばれました。チャドはアルバカーキ大へ進学し、トロイはガブリエラの大学に53キロしか離れていないカリフォルニア大学でバスケと演劇の勉強をすることを決意。トロイは同時にチャドのアルバカーキ大との練習試合を誓い、彼らは卒業します。 映画のラストを締めくくる曲は、シリーズのタイトルと同じ「ハイスクール・ミュージカル」。高校時代の大切な思い出を胸にそれぞれの未来への希望を感じさせる名曲です。 3作目は、アメリカではメリル・ストリープ主演の『マンマ・ミーア!』の記録を塗り替え、4200万ドルの興行収入を得る歴代最高のオープニングだったことでも知られる本作。このことからも『ハイスクール・ミュージカル』の人気がよくわかりますね。 キャストを一新した4作目の詳細はまだ不明ですが、またエンタテイメント性に溢れた作品になることを期待して、これまでの名曲を楽しみましょう!