2017年7月6日更新

キャスティングと続編にかかってる?作品の良し悪しを決める要素とは

作品の良し悪しは、キャスティングで30%から95%決まると言われています。ですからキャスティングディレクターになる人というのは、作品に対して100%の責任を持つといっても過言ではありません。今回は作品の良し悪しを決めると考えられる要素について、ご紹介いたします。

キャスティングディレクターの仕事

彼らの仕事は、まず作品の役に最適な俳優を選ぶことですが、人間性を見るのも重要です。いくら役に合っていても不愉快な物言いをする俳優の場合、記者会見で粗相をしたり、監督とうまが合わなかったりというケースもあります。

役に合わないという理由だけでなく、作品のお荷物になるということで降ろされることもあります。ですから最近ではキャスティングの際、二人以上を候補にいれておくことが多いようです。

『ターミネーター: ジェネシス』(Terminator Genisys)のキャスティング

『ターミネーター: ジェネシス』において、カイル・リース役を演じることになったジェイ・コートニー。彼は未来の兵士役には適していると思われましたが、第一作でリース役のマイケル・ビーンが表現した「愛」を表すには、人間性において不向きと見なされました。しかし既にキャスティングし直されたジェイ・コートニーが予告編にも登場し、役の顔になったそうです。

2015年7月に日本公開予定のこの映画、あのアーノルド・シュワルツェネッガー12年ぶりの復活も含め、見所が満載ですね。

『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』のジョニー・デップ

ジョニー・デップはだいたいいつもけだるい感じのキャラクターを演じていますが、多才なのでシリアスかつ伝統的な海賊ジャック・スパロウも演じることができます。

その多才さは『アリス・イン・ワンダーランド』における帽子屋の演技で、やや落ちぶれていたティム・バートン監督を10億ドルのスターの座に押し上げるほど。道化師に真面目な要素を少しふりかけたような役もありますが、いずれもデップの個性的な役作りが全面にでています。

『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』(Mortdecai)のモルデカイは、緻密に作られた台本のキャラクターに適合しているというよりは、単純にモルデカイ演じるデップの新たな面がでていると言えるでしょう。

本作は「風変わりで意図的にコミカルにしようとしている」というマイナスの評価もあるようですが、それは風変わりで意図い的にコミカルに演じるデップの性質が表れているのかもしれません。

宿命の試練を持つ続編『テッド2』

2013年日本公開の『テッド』を観た人は多いと思いますが、その続編『テッド2』が2015年8月に日本公開予定です。

続編をつくるにあたっては、多くの反対勢力があったようです。コメディーの続編はオリジナルの経済的な成功をそのまま引きずってしまうだけでなく、セス・マクファーレン監督のキャリアと将来にも大きな影響を及ぼします。

『テッド』の次に監督が手がけた『荒野はつらいよ~アリゾナより愛をこめて~』(A Million Ways to Die in the West)の評価が、信じられないくらい無関心であったことからも、続編のリスクが分かります。

しかしそれよりはるかに危惧されるのは、作品中のキャストに変更がある点です。ジョンの恋人役だったミラ・クニスは外れ、アマンダ・セイフライド(アマンダ・サイフリッドとも)が綺麗どころの役を担います。

また、マクファーレン監督の声が演じるぬいぐるみのテッドがいかに進化していくかという点も、難しいところでしょう。

『テッド』を見た方は、続編の評価をぜひ劇場で!