2017年7月6日更新

『ダークナイト』シリーズファンが受け入れるべき悲しい事実【ネタバレ注意】

クリストファー・ノーラン監督『ダークナイト』シリーズはアメコミ映画の新機軸を打ち出しただけではなく、その高い演出力により非常に高い評価を得ている作品です。しかしwhatculture.comでは「『ダークナイト』シリーズファンが決して認めない点」があると指摘しています。

『ダークナイト』シリーズとは

大人気アメコミである『バッドマン』は何度も映画化されましたが、その中で最も高い評価を受けていると言えるのが『ダークナイト』三部作(『バッドマン ビギンズ』『ダークナイト』『ダークナイト ライジング』)です。

この作品以降シリアスな路線のアメコミ映画も続き、まさにアメコミ映画の歴史を変えた映画なのです。さらにバッドマンを演じたクリスチャン・ベールや『ダークナイト』のジョーカー演じたヒース・レジャーなど演者のレベルの高さなども非常に高い評価を受けています。

しかし一部では'『ダークナイト』シリーズ'の粗も指摘されているそうで…。

1, 『ダークナイト』が良すぎて他の作品をなかったことにした

『ダークナイト』

ノーランが監督したこのシリーズが大々的な広告のもと大成功を収めてしまったため、それ以前の『バットマン』シリーズ(60年代のものや、ティム・バートンによるバージョン)は評価されなくなってしまいました。

クリストファー・ノーラン監督が産み出した作品と、その他のバッドマン映画は別物として比較せずに楽しむことをお勧めします。

2, マイクロ波放射機は使っちゃダメ

マイクロ波放射機は『バットマン ビギンズ』に登場するアイテムです。この装置を使って水道管中の水を気化させ、毒の拡散を防ぎました。

しかしよく考えてみてください。人間の体の75%は水分なのです。マイクロ波放射機を使うことで人間の体内の水分までも蒸気にしてしまうのです。人間の体には影響を及ぼさない、という設定もありますが一体どうやっているのでしょうか…。

人間の身体には影響を及ぼさないという設定も出ているようですが、説得性があるかどうかは別の話になるでしょう。

3, 編集がずさん

『ダークナイト』三部作のキャストと演技については完璧だと言えます。しかし編集に関しては完璧とは言えないのではないでしょうか。

例えばブルースと影武者ラーズ・アル・グールによる氷上でのアクションシーンは正直かなり稚拙な編集だと言えます。

さらに『ダークナイト ライジング』では時間経過の描写が正確ではなかったと言えます。特にベインがゴッサムの街を包囲していたシーンで「なぜブルースはそんなに早くゴッサムに戻って来れたのか」と思った人は少なくないはずです。

4, マギー・ギレンホールはケイティ・ホームズよりもいい女優かもしれないけど…

『シェリーベイビー』

ケイティ・ホームズが『ダークナイト』のレイチェル役を降板したため、マギー・グレンホールが代役として抜擢されました。

マギー・ギレンホールの演技力の高さには一定の評価がありますし、マギー・ギレンホールのクールな顔が地方検事としての役柄の信頼性を高めているといます。

しかし一部ではケイティ・ホームズに比べ魅力が少ない、という声が挙がっています。ブルースとデントとの三角関係に揺れるレイチェルが平均的なビジュアルではダメでしょう、とまで言われています。言いすぎな気もしますが…。

5, バットマンは頻繁に「人を殺さない」という彼の信条を破っている

『ダークナイト』シリーズでもバットマンの人殺しをしないという設定は生きていますが、実際にはたくさんの人を死に追いやっています。

例えば、影の同盟を吹き飛ばしたとき、ラーズを電車の上から助けなかったために彼が死んでしまったとき、『ダークナイト』中でたくさんの駐車中の車を射撃したとき、などが挙げられます。

6, ジョン・ブレークがブルースの正体を見抜いていた理由に無理があった

『ダークナイト・ライジング』

『ダークナイト ライジング』の冒頭で、ブレーク警部はブルースがバットマンであることを知っていると告白しました。

その理由というのが、昔ブルースに一度会っており、その顔を覚えていたからだというのです。どんなに物覚えが良くて勘がいい人でもブルースの正体を見抜いてしまうなんてありえない設定ですよね。

クリストファー・ノーラン監督はブレークがバットマンの正体に気づく過程に時間をあまり割きたくなかったと考えられますが、少し無理があります。

7, ブルースは最後に命を落とすべきだった

『ダークナイト』三部作の結末は出来すぎていると思いませんか?特にブルース=バットマンはやはり最後に死ぬべきだったと思います。生きていたのはクリストファー・ノーラン監督の方向性からでしょうか。

観客にバットマンはバットに乗っていると思わせておいて、実際は数分前に抜け出し爆弾の自動自爆装置の解除をしていました。

バットマンを死なせることでこれ以上シリーズものを作らせないということもできたはずですが、クリストファー・ノーランはハッピーエンディングを選んだのです。