アメコミファン必見!スーパーマンの名エピソード15選

2017年7月6日更新

DCコミックを代表とする”スーパーマン”は長い歴史を持つスーパーヒーロー。これまでコミックで魅力的なストーリーやエピソードが数え切れないほど語られてきました。今回はスーパーマンの名エピソード15選を紹介します。

1.スーパーマンが社会主義のために戦う!?

マーベルの“シビルウォー”や“キックアス”のクリエイターとして知られるマーク・ミラーが生み出した『スーパーマン:RED SON』は多くのコミックファンから高い支持を獲得しているエピソード。もしもスーパーマンを運んだ宇宙船がアメリカのカンザスではなく、ソビエトに着陸していたら?というアイデアを基に構成されています。

本作のスーパーマンは正義や真実のためではなく、ロシアの秘密兵器として社会主義のために戦うヒーローとして描かれていました。

またソビエト人のバットマン、アメリカを率いてスーパーマン討伐を目指すレックス・ルーサーなど他のお馴染みDCキャラクターたちにも新たなアイデンティが与えられています。

2.スーパーマン信仰!?

1975年に発売された“The Last Boy on Earth #29”は少しシュールなスーパーマンの物語。前置きとしてこのエピソードにスーパーマンは登場しません。

カマンディとベン・ボクサーが“マイティワン”伝説を信仰する猿人たちを発見する物語が語られます。“マイティワン”とはもちろんスーパーマンのことです。

クリエイターのジャック・カービーはこのエピソードでスーパーマンの神話としての側面を強く打ち出していました。

3.スーパーマンがゴッサムシティ育ちだったら!?

1993年の『スピーディング・ブレッツ』はもしもスーパーマンを乗せた宇宙船がゴッサムシティに着陸して、ウェイン家に育てられたら?というアイデアを基に制作されました。

トーマス&マーサ・ウェインは赤ちゃんのカル・エル(スーパーマン)をブルース・ウェインとして育てます。そして、お馴染みジョー・チルがウェインの命を奪う展開に発展し、カル・エルのスーパーパワーが覚醒するきっかけとなるのでした。

このエピソードはスーパーマンとバットマンのオリジンをミックスしたようなストーリーが語られます。

4.スーパーマンが死亡!?

『デス・オブ・スーパーマン』のエピソードはライターのジェリー・オッドウェイがDCコミックの会議で、“スーパーマンを殺してしまおう”と発言したことをきっかけに生まれたと言われています。

ストーリーはスーパーマンと圧倒的な力を持つドゥームズデイが互いに死ぬまで戦うというシンプルなもの。しかし、このエピソードの反響は想像を超えるものでした。

コミックは1夜にして完売、ニュースや新聞はスーパーマンの死を一斉に報じました。コミックにはスーパーマン追悼のための黒い喪章と黒いビニール袋が付属されていたそうです。

5.スーパーマンの成長物語!?

『スーパーマン・フォー・オール・シーズンズ』はジェフ・ローブとティム・セールが生み出したエピソード。

4つの章に分かれ、農場の少年だったクラーク・ケントがメトロポリスの救世主スーパーマンになるまでを描き、ストーリーはジョナサン・ケント、ラナ・ラング、レックス・ルーサー、ロイス・レーンなどクラークの成長を目撃してきた人物によって語られます。

本エピソードはスーパーマンの本質を完璧に捉えた作品として高く評価されました。

6.ヒーローから神へ変身!?

『オール・スター・スーパーマン』はゴールデンエイジ時代のスーパーマンコミックやグラント・モリソンへのラブレターのような作品です。典型的なクラシック作品の焼回しでもなければ、現代解釈版でもない革新的な物語と言えるでしょう。

スーパーマンが遺書を書き、徐々に死にゆく姿が描かれます。スーパーヒーローの物語というより、ヒーローから神に変わる瞬間を目撃するような神秘的ストーリーです。

7.リアルな設定が評判のクラークケント物語!?

『スーパーマン・シークレット・アイデンティティ』は一般的なスーパーマンコミックと一線を画した設定の作品。スーパーマンがコミックの中でしか存在しない世界に住むクラーク・ケント少年を主役とした物語です。

隕石の不思議なエナジーを浴びたことで、クラーク少年はスーパーパワーを身に付けることになります。本作は“リアルな世界のスーパーマンとは?”というコンセプトを基にしているため、設定が現実世界に忠実な作品として知られています。

8.スーパーマンは時代遅れ!?

アクションコミック#775は“スーパーマンは現代の読者には時代遅れ”という攻めたコンセプトで制作された作品です。

暴力的なヒーローで結成された“ザ・エリート”というチームが登場し、メトロポリスは新たな救世主として彼らを受け入れます。そしてスーパーマンは現代における自分の存在価値を問うことになるのでした。

9.初のスーパーマン&バットマン!?

1952年の『マイティエスト・チーム・オン・アース』はスーパーマンとバットマンが初めて出会う伝説的エピソード。

クラーク・ケントとブルース・ウェインは偶然クルーズ船のルームメイトになり、2人で宝石泥棒を追います。本作はスーパーマンとバットマンが共闘する最もエキサイティングなエピソードとは言えませんは、スーパーマンとバットマンが初めて公式にタッグを組んだという点では歴史的価値があるでしょう。

10.最速はどっち?スーパーマンVSフラッシュ!

1967年に発売された『ザ・レース・ビトウィーン・スーパーマン・アンド・フラッシュ』は“スーパーマンとフラッシュどちらが速いか?”というコンセプトの作品です。

この作品でスーパーマンとフラッシュはチャリティの資金集めのためにレースを行うことに。レース中お互いに市民を助けてしまうため、度々レースは中断、最後は引き分けという結果になりました。

11.オリジンストーリーは10年間語られていなかった!?

意外なことに、アクションコミック#1では現在私たちが知るスーパーマンのオリジンストーリーは語られていませんでした。

オリジンが詳しく語られるのはデビューからおよそ10年後 “Superman #53”でのこと。この作品でようやくケント夫妻がカル・エルを発見し、クラークの農場生活が描かれました。

それ以前、スーパーマンは孤児院で発見されたと読者は思っていたのです。

12.スーパーマンが隠居!?

1996年発売の『キングダム・カム』はマーク・ウェイド&アレックス・ロスが生み出した4巻にも及ぶ大巨編です。

本作の年をとったクラーク・ケントはロイス・レーンを失い隠居状態。自分の理想に対するモチベーションを失いつつありました。そんな中、昔の仲間たちに励まされて何とかヒーローとして復活する模様が語られます。

スーパーヒーローコミックとしてはダークな雰囲気が本作の大きな特徴です。

13.スーパーマンの真の欲望が明らかに!?

1985年の『フォー・ザ・マン・フー・ハズ・エブリシング』は『ウォッチメン』のクリエイター“アラン・ムーア”とデイブ・ギブソンがタッグを組んだ作品です。

スーパーマンはブラック・マーシーという外来植物によって、心の奥底に潜む欲望を映した幻想世界に入り込んでしまいます。

そこで明らかになったスーパーマンの真の望みはスーパーマンとして生きることではなく、カル・エルとして普通の生活を営むことだったのです。

14.リアルなオリジンへ語り直し!?

シルバーエイジの時代が終わり、クリエイターのジョン・バーンは新たな世代のためにスーパーマンのオリジンを語り直す必要がありました。

そこで生み出されたのが1986年の『マン・オブ・スティール』のコミックです。

本作ではケント夫妻に発見された時、カル・エルはまだ幼児でもなく保育器に入れられた状態。本作のスーパーマンのオリジンはファンタジーよりではなく、より現実的に語られています。

また、スーパーマンになった後は、高校のガールフレンド“ラナ・ラング”に自分の秘密を明かし、その結果苦悩するなどヒーローとしての葛藤がより深く描かれることになりました。

15.大統領のスーパーマン!?

2012年の『カース・オブ・スーパーマン』はグラント・モリソンとジーン・ハーが生み出した、スーパーマンの理想の商業化、DCクリエイターたちに対する酷い扱いのメタファーのような作品。

本作にはもう1つの世界アース23のアメリカ大統領になったスーパーマンが登場します。スーパーマンは時空を移動する団体と出会い、邪悪な企業によって自分の理想が利用され、汚されていたことを知ります。