『バタフライ・エフェクト』エヴァンが何度もさかのぼったシーンを徹底解説!【ネタバレ注意】

2017年7月6日更新

バタフライ・エフェクトとはほんの僅かな事象の有無で結果が大きく変わってしまうことを言います。映画『バタフライエフェクト』で主人公エヴァンは変化を起こすために何度もタイムリープを試みます。タイムリープの先にあったものは?

『バタフライエフェクト』を徹底解説!【ネタバレ注意】

エヴァンがタイムリープすることになったきっかけは?

1998年、子供の頃に性的虐待を経験し精神的外傷を負ったエヴァン・トレボーンは、ストレスが高まると意識を失う症状に悩まされるようになりました。寮の部屋に女の子を連れ込み楽しんでいる時、昔の日記を読むことで過去に戻ることができることに気付きます。

過去に戻ることでやり直しができるのです。しかしこの能力には記憶喪失が引き起こされるというデメリットがありました。エヴァンは過去に戻って現在の人生を引き開く道を選択します。

『バタフライ・エフェクト』

出典: www.nme.com

ただの大学生だったエヴァンが逮捕されたり手足を失くす障害を負ったり、過去が修正されることで将来が大きく変化するのです。虐待する父親やサディスティックな兄トミーから愛するケイリーを救い出し幼児期の不幸な出来事をやり直したい。そう願って過去を修正しようとするのですが・・・。

タイムリープのキーとなるポイントは?

バタフライエフェクト

出典: rutracker.org

エヴァンがタイムリープをする上でキーとなるポイントがいくつかあります。ここから派生する事態(ケイリーが心に傷を負う、トミーが少年院に入る、ケイリーが自殺する)を避けることがタイムリープの目的となります。

1:ケイリーの父親・ジョージから児童ポルノを撮られる

バタフライエフェクト

ケイリーの父親であるジョージがあるとき、新しく買ったビデオカメラで映画を撮ろうと子供たちに持ち掛けます。地下室に行くとそこには裸のケイリーと、忌々しい様子の兄・トミーがいるのでした。。この出来事はケイリーの心の傷となってしまいます。

2:ダイナマイトを郵便ポストに仕掛ける

バタフライエフェクト

出典: lifeismine.me

エヴァンたちはケイリーの父・ジョージが隠していたダイナマイトを見つけます。お遊びのつもりでダイナマイトを、向かいの家のポストに仕掛け爆発させてしまいます。

3:エヴァンの飼い犬がトミーに焼き殺される

バタフライエフェクト

廃品置き場から煙が上がっているのを見つけたエヴァン。駆け付けると、そこにはエヴァンの飼い犬がトミーによって焼き殺されていました。

タイムリープ1回目(失敗)

『バタフライ・エフェクト』

1の時点に戻りケイリーの父・ジョージにポルノ撮影自体を止めさせて、ここから派生するケイリーのトラウマを無くし、更にはケイリーに対する虐待を根本から阻止することに成功します。

全て丸く収まったかのように見えたのですが、ケイリーへの虐待を止めさせた分ベクトルが全て兄トミーへ向かうようになり要らぬ恨みを買ってしまいます。

少年院を出所してからのトミーはエヴァンとケイリーをつけ狙い最終的にエヴァンがトミーを刺し殺す事態に!

タイムリープ2回目(失敗)

『バタフライ・エフェクト』

前回の失敗をもとにトミーの少年院行きの原因となった3の時点に戻ります。

トミーが犬を殺さなければ少年院に行くこともなくエヴァンが殺人を犯さなくて済むと考えたのですね。3の場面の登場人物は犬を殺そうとするトミー、阻止しようとするエヴァン、ケイリー、レニー(もう1人の幼馴染)の4人。

エヴァンは袋に詰められた犬を逃がそうとレニーに刃物を持たせます。併せて自ら犬を殺さないようトミーと話をし説得に成功。望み通りに事が運んでと思った矢先レニーがトミーを刺し殺してしまうのです。(トミーに虐められていて恨みがあったため)

トミーは死んで代わりにレニーが精神病院へ。どさくさの中で顔にキズを負ったケイリーは転落人生を歩み気付けば娼婦に身を落としていました。

タイムリープ3回目(失敗)

『バタフライ・エフェクト』

出典: alchetron.com

2で起きた爆発に巻き込まれて亡くなった親子を救うのが目的です。ダイナマイトをポストに入れるように指示をしたのはトミー、実行したのはレニーでした。過去に到着し親子のもとに駆け寄るエヴァン、その後ろに続くトミー、レニー、ケイリーそして暗転。

親子を救うことには成功したもののエヴァンにとっては辛い現実が待っていました。爆発によって手足を失ったエヴァンは友達に助けられながら大学生活を送っています。トミーは非行に走る代わりに宗教に目覚め、レニーとケイリーは幸せな恋人同士に。

自分以外のみんながうまくいっているのを見て1人自殺しようと考えるエヴァンでしたが、今回のタイムリープで救えなかった人がもう1人いたのです。エヴァンの母親は息子の事故を苦にタバコを吸いすぎて肺ガンを発症していました。

タイムリープ4回目(失敗)

『バタフライ・エフェクト』

今回は1と2の両方を阻止しようとケイリーの家の地下室に向かいます。

児童ポルノを撮影されたのも地下室、ダイナマイトが置いてあったのも同じ地下室なのです。ところがダイナマイトが爆発しケイリーを死なせ、エヴァンは精神病院に収容されてしまいました。

タイムリープ5回目(成功)

バタフライエフェクト

出典: ask.fm

1よりもずっと前、エヴァンとケイリーが知り合う時点に戻り、出会い自体を無くしてしまうのです。両親が離婚した時ケイリーが父親のもとに残ったのはエヴァンのそばにいたかったからで、エヴァンを知らなければ迷わず母親について行くはずだったのです。

エヴァンはケイリーに「近寄るな」と言い、二人はそれ以降言葉を交わすことはなかったのです。エヴァンの思惑通り、ケイリーとトミーは母親に引き取られ町を去りました。兄妹は虐待のない違う人生を歩むことになります。

『バタフライエフェクト』のエンディング

『バタフライ・エフェクト』

大学を卒業し医者になったエヴァン。

ニューヨークの街を歩いているとケイリーらしき女性とすれ違います。ケイリーはもちろんエヴァンのことを知らないのですがエヴァンもまた…。一度ケイリーの方を振り返りますが、そのまま歩き出すのです。