是非とも映画・アニメで見たいDC原作ストーリー13選

2017年11月30日更新

バットマンとスーパーマンをはじめとして、DCコミックは数多くのスーパーヒーロー・ヒロインを世に送り出しています。海外記事を参考にして、今回は映画・アニメで見てみたいDCストーリー13選を紹介します。

1.バットガールの起源が見たい!

『バットガール:イヤー・ワン』

バットマンの起源はアニメファン以外にも知られていますが、バットガールとなるとそうでもないかもしれません。

バーバラ・ゴードンがバットガールとして颯爽と初登場し、ブラックキャナリーと仲良くなりながらバットファミリーの名誉あるメンバーとなっていく…こんなバットガールを映画で見ることができれば痛快なことでしょう。

スコット・ビーティとチャック・ディクソンが手がけたコミック『バットガール:イヤー・ワン』では、バットガールがロビンの腹にパンチを食らわします。娯楽と冒険に満ちた作品です。

2. グリーンランタンと戦うシネストロの軍

『シネストロ・コープス・ウォー』

ジェフ・ジョンズの傑作『シネストロ・コープス・ウォー』は二冊の本をクロスオーバーさせたもので、グリーンランタンの人気キャラクターがほとんど全員登場します。

シネストロは恐怖の力を得て、グリーンランタンと戦う軍を自ら組織し、7200名の兵士一人一人は恐怖の力が充填されたイエローリングを揮います。

パララックスからサイボーグ・スーパーマンそしてアンチモニターまで、DCの主要悪役が登場。壮大な激突へ、そしてDCユニバースを縦断する『ウォー・オブ・ライト』へとスパークします。

グリーンランタン映画の第一作では、マーク・ストロングがシネストロを演じました。

3. スケールの大きさなら、これ!

『クライシス・オン・インフィニット・アース』

『クライシス・オン・インフィニット・アース』は80年代半ばに登場した12巻シリーズもの、DCの新時代を築いた作品で、2015年で30周年を迎えました。

DCキャラクターが多く登場し、DCユニバースのなかで叙事詩的で壮大な戦いを繰り広げていきます。キャラクターたちの運命が危険にさらされるストーリー展開です。

この作品はDCにとってまさに一大イベントで、コミック史に歴史を刻みました。そのため映画・アニメ化に伴うリスクをよそに、映画・アニメで見てみたいと思ってしまうのかもしれません。

4. ジャスティス・リーグの傑作

『JLA : ロック・オブ・エイジズ』

JLA(ジャスティス・リーグ・オブ・アメリカ)シリーズの、グラント・モリソンによる『JLA : ロック・オブ・エイジズ』は最高傑作といわれています。

この作品は、JLAとレックス・ルーサーの“インジャスティス・ギャング”との決戦を出だしに描き、二つの物語を拾い上げています。

戦闘によってアースは、ダークサイドの攻撃に対し脆い状態になってしまいます。ダークサイドは、アースを奴隷にするため“アンチ・ライフ・イクエイション”をついに学び利用していくのです。ダークサイドは、DCユニバースで最も邪悪な存在です。

5. アイデンティティに揺れるアクアマン

『ソーン・オブ・アトランティス』

海中ヒーローとして、マーベルに“ネイモア”、DCには“アクアマン”がいます。

『ソーン・オブ・アトランティス』はDCコミック“New52”から展開されたストーリーとなっており、2013年初めにジャスティス・リーグとアクアマンのクロスオーバーものとして登場しました。

アトランティスが地上世界への全面侵略を開始すると、アクアマンはジャスティス・リーグへの忠誠心とアトランティス人としてのアイデンティティの狭間で苦悶しました。

この作品では、アルグス(A.R.G.U.S.)がマーベルのシールド(S.H.I.E.L.D.)のような存在となっていく道筋をつけています。

6. タイタン・チーム、テラに裏切られる

『ニュー・ティーン・タイタンズ : ジューダス・コントラクト』

“ニュー・ティーン・タイタンズ”を映画に登場させるには、マーブ・ウルフマンとジョージ・プレズが手がけた『ニュー・ティーン・タイタンズ : ジューダス・コントラクト』を原作に選ぶのがよいでしょう。

デス・ストロークはアメリカのTVシリーズ『アロー』で人気を博してきたキャラクター。彼はタイタン・チームを内部分裂させるため、テラをスパイとしてタイタン・チームに送り込むというストーリーとなっています。

デス・ストロークはタイタンズにとって最強の悪党であることがこの作品で証明されました。

7. ブライアン・アゾレロによる新生・ワンダーウーマン

ここでは具体的な作品ではなく、新しいワンダーウンマンについて紹介します。

“ギリシャ神話、秘められた意味の束縛、魔法の縄を振り回し、見えないジェットを飛ばして、星をきらめかせる…”これは、従来のワンダーウーマンのキャラクター・アイデアですが、今の時代、なかなか人々を魅了することはできないのではないでしょうか。

作家ブライアン・アゾレロはワンダーウーマンに新風を吹き込み現代化に成功しました。タフなワンダーウーマンは愛と名誉を重んじ、戦い抜くのです。

そしてワンダーウーマンには支えてくれる存在もいます。ギリシャの神々が現代風の容姿と個性をもって現れたりもするのです。ブライアン・アザレロがワンダーウーマンを手がけて5年たったいま(2016年)、素晴らしい映画ができることが期待されます。

8. 復活するバットマン

『バットマン:ナイトフォール』

ブルース・ウェインが二度と歩けなくなってしまったことに、90年代の世代ならば誰でも心乱れてしまいました。もちろん、コミックの典型としてブルース・ウェインは復活するのですが。

90年代の初め、チャック・ディキソンとドグ・ムンチがバットマンをやっつける男であるベインを創りだしました。物語の中で、バットマンのマントとマスクを引き継いだジャン=ポール・ヴァレーは、これまでになかったバットマンになっていきます。

80年代の『バットマン: イヤー・ワン』、そして90年代の『バットマン:ナイトフォール』、それぞれの時代でバットマンは新しく生まれ変わりました。

転落から復活するバットマン物語の要素は、クリストファー・ノーランによる『ダークナイト』三部作のエッセンスですが、とくに『バットマン:ナイトフォール』は独立した固有の価値を有するほどで、大きな影響を与えた作品です。

9. 影響力のあるグラフィック・ノベルの一品

『バットマン:ロング・ハロウィーン』

『バットマン:ロング・ハロウィーン』は、DCの首脳部がいう“夢のプロジェクト”の一つで、13巻に及ぶオリジナル長期連載です。バットマンと犯罪組織ファルコンとの戦い、ハーヴェイ・デントの堕壊、そして殺人事件、これらを軸に物語が展開されます。

『バットマン:イヤー・ワン』から始まるバットマンの犯罪に対する戦いは、ゴッサム市にとって極悪非道なトレードマークへと変容していきます。

ジョーカーからポイズン・アイヴィー、カレンダーマンそしてソロモン・グルンディまで、悪役たちを楽めるように手間をかけて描かれています。

フランク・ミラーによる『バットマン: イヤー・ワン』と『ダークナイト・リターンズ』、そしてジェフ・ローブ と ティム・セールによるこの『バットマン:ロング・ハロウィーン』は、最も影響力のあるグラフィック・ノベルの一品といわれています。

10. ガス燈の灯るゴッサム

『ゴッサム・バイ・ガスライト』

『ゴッサム・バイ・ガスライト』は、“切り裂きジャック”の犯行に似た殺人事件が発生している1889年のゴッサム市にバットマンを登場させるという設定になっており、初の”エルスワールド”物語といわれています。

ブライアン・オーガスティンが執筆し、マイク・ミグノラとP・クライグ・ラッセルがアートを担当しています。

アニメ『ジャスティス・リーグ:ウォー』の製作者ジェームズ・タッカーとジェイ・オリビア監督の両人が、“夢のプロジェクト”として言及した作品の一つにこの『ゴッサム・バイ・ガスライト』が含まれていたので、アニメ化の可能性が高いかもしれません。

11. 幻に終わったニコラス・ケイジのスーパーマン

『デス・オブ・スーパーマン』

90年代の終わり、わたしたちは古典である『デス・オブ・スーパーマン』を原作にしたスーパーマン映画をもうちょっとで見ることができたのです。

ケビン・スミスが台本担当の一人となり、ティム・バートンが監督、そしてニコラス・ケイジが主演となっていました。映画化は結局なくなりましたが、この布陣がベストであることは残ったコンセプト写真が示しています。

実現できなかったこのスーパーマンをもし映画化にするなら、ブレイニアックがドゥームスデイをスーパーマンと戦わせる筋がいいかもしれません。レッスク・ルーサーとゾッド将軍が登場するスーパーマンにはもう十分ですか…ね。

12. スーパーマンが東側の救済者

『スーパーマン:レッド・サン』

『スーパーマン:レッド・サン』は“エルスワールド”作品のひとつ、スーパーマンの番外編として最高のDCコミックとなっています。

ここでのスーパーマンは、スターリンと社会主義、そしてワルシャワ条約の世界的拡大のために戦う労働者のチャンピオンとなっていくのです。

2003年に原作が出版されたこの『スーパーマン:レッド・サン』は、優れたビジュアルの現代の古典といえ、またコミックファンでない人をも魅了する「もしも…」物語の好例といえます。

アメリカがビザロを創るのを手伝うというアイデアは素晴らしく、見ないわけにはいきません。