2017年7月6日更新

『ダークナイト』あらすじ・キャスト【バットマントリロジー2作目】

クリストファー・ノーラン版バットマンの2作目『ダークナイト』。前作から継承されたダークな雰囲気とリアルな描写で、バットマンファン以外をも魅了し成功を収めました。あらすじ、キャスト、見どころをご紹介。

クリストファー・ノーラン監督版バットマン『ダークナイト』

2004年公開に公開された『バットマン ビギンズ』の続編にあたる本作『ダークナイト』(2008)。2012年公開の『ダークナイト ライジング』と合わせてバットマン三部作となっています。

監督は『インセプション』(2010)『インターステラー』(2014)などでも話題となったクリストファー・ノーラン。シリアスで緻密な心理描写に定評があります。

映画『ダークナイト』のあらすじ

『バットマン ビギンズ』での事件から1年後のゴッサムシティ。バットマン、ジェームズ・ゴードン警部補、そして新任の地方検事ハービー・デントは、ゴッサムシティを悩ませる犯罪者の撲滅に成功し始めたところでした。

ところが、ミステリアスでサディスティックな犯罪者ジョーカーが現れ、ゴッサムシティに新たな混沌の波を起こしてしまいます。ジョーカーはバットマンを徐々に、そして深く苦しめようとします。“信じているもの全て”と対決させられ、バットマン(=ブルース)の心は深く傷ついていき...。

そんなジョーカーを止めるため、バットマンは新たなる技術の開発にも取り組むことになるのです。一方、恋の三角関係もブルース・ウェインとハービー・デント、レイチェル・ドーズの間に発展していきます。

映画『ダークナイト』のキャスト

ブルース・ウェイン(バットマン)/クリスチャン・ベール

1974年1月30日生まれ。イギリス、ウェールズ・ペンブルックシャー出身。スピルバーグ監督の『太陽の帝国』(1987)など子役として活躍後、『アメリカン・サイコ』(2000)の殺人鬼役で脚光を浴びることとなりました。主な出演作は『プレステージ』(2006)、『ターミネーター4』(2009)、『ザ・ファイター』(2010)、『マネー・ショート』(2015)など。

出演する映画の役作りのために肉体改造を行い、キャラクター作りに没頭することで有名で、それが『バッドマン ビギンズ』(2005)での起用のきっかけにもなったそうです。『マシニスト』(2004)では不眠症の主人公を演じるために激痩せし、その直後には『バッドマン ビギンズ』のためにトレーニングを行い、30キロ体重を増加させました。

ジョーカー/ヒース・レジャー

1979年4月4日生まれ。オーストラリア、パース出身。オーストラリアでのキャリアで注目を集め、『恋のからさわぎ』(1999)でハリウッドに進出。『ブロークロックマウンテン』(2005)の演技で大成功を収めました。

レジャーは、本作の役作りのために、6週間もの間ホテルに引きこもったそうです。そしてジョーカーの役の深層心理を研究し、発声方法やサディスティックな笑い声など、独自のジョーカー像を作り上げたのです。本作の撮影後、2008年1月22日突然の死去。一周忌の日に、本作によるアカデミー助演男優賞の受賞が発表されました。

ハービー・デント/アーロン・エッカート

1968年3月12日生まれ。アメリカ、カリフォルニア・クパチーノ出身。主な出演作は『サンキュー・スモーキング』(2006)、『アイ・フランケンシュタイン』(2014)など。「ピープル」誌による「世界で最も美しい50人」に選ばれたことも。

『ミッシング』(2003)では『バッドマン フォーエバー』(1995)で同じくハービー・デント役を演じたトミー・リー・ジョーンズと共演しています。

レイチェル・ドーズ/マギー・ギレンホール

1977年11月16日生まれ。アメリカ、ニューヨーク出身。弟は『ブロークバック・マウンテン』にも出演したジェイク・ギレンホール。主な出演作に『セクレタリー』(2002)、『ワールドトレードセンター』(2006)、『クレイジー・ハート』(2009)などがあります。

前作でレイチェルを演じたケイティ・ホームズの降板に伴い、起用されました。2006年10月3日に第一子を出産。その後、この『ダークナイト』の撮影のため、たった6ヶ月以内で女優復帰したそうです。

名優にショックを与えるほど'怖い'ジョーカー

アルフレッド役で出演しているベテラン俳優マイケル・ケインは、レジャーのジョーカーをジャック・ニコルソンが演じたジョーカーを超えていると表現しました。

「ジャックは時におかしく、観客を笑わせ得た。ヒースは完全にジャックとは異なる方向に行ってしまった、まるで本当に怖いサイコパスのようだ。彼はとても素敵な男で、この映画で彼のジョーカーは驚愕の発見になるだろう。」
引用:imdb.com

ジョーカーがブルースのペントハウスを訪ねるシーンの撮影まで、ケインはレジャーに会ったことがありませんでした。そのため、レジャーが到着し、演技を始めた時、ケインはあまりのショックにセリフを忘れてしまったそうです。

通報されるほどリアルで激しいカーチェイスシーン

シカゴのレイクストリートにてカーチェイスシーンの撮影中、シカゴ警察は、「警察がダークカラーの正体不明の車と追い越し競争をしているのではないか」という市民からの数件の電話を受けたそうです。

また別のシーンでは、ジョーカーとSWATのワゴン車のカーチェイス撮影中、そのとき世界にたった4台しかなかったIMAXカメラが破壊されたそうです。

新たなるバットスーツ

本作の中で、ブルースはもっと速く、機敏に動けるようにバットスーツを新調しますが、ノーラン監督によれば、これは監督自身がバットスーツを再デザインしたかった理由だとか。

このスーツでクリスチャン・ベールの演技中の着心地と動きやすさも改善されました。200ピースの異なるラバー、ファイバーグラス、金属メッシュと特殊に作られたナイロンで出来ており、さらにベールの動きにフィットするようにゴムバンドも加えられているそうです。

頭部はモーターバイクのヘルメットをベースに作られており、ベールが頭を上下左右に動かせるよう、首を覆う部分とは分けられています。また、'バットソナー'を使う時のために白いアイレンズが取り付けれています。

『ダークナイト』のCiatrユーザーの感想・評価を紹介!【ネタバレ注意】

壮絶なメッセージ性と極上のストーリー・演出

Dora ビギンズで土台を作っておいてこの傑作である。バットマンって名前が題名にないのはこれはヒーロー映画ではないからだ。たしかにバットマンが主人公で彼は悪と戦うが、その信念は強いがあやふやだ。ビギンズのようにコイツは悪だ!と振り切れない予測不能なところがジョーカーにはある。正義も悪も全てを揺るがす存在、バットマンとジョーカーは紙一重。正義とはなんなのか、と鑑賞後に頭を抱えさせる壮絶なメッセージ性を極上のストーリーと演出によって実現した文句のひとかけらも出ない作品。何度観てもうっとりしてしまうほど。

ヒース・レジャーの演技をもっと見たくなる作品

AtsushiUmezawa これはもう、ジョーカー格好良すぎ! ジョーカー役のヒース・レジャーにとって、これが遺作となってしまったことは本当に残念だった。まだまだ彼の演技を見たいと思わされる作品。 スピード感もあって、息をすることも忘れるくらい引き込まれる映画。

ただのヒーロー映画ではなくヒューマンドラマ映画

Tomochika_Nakano 突如として現れた愉快犯ジョーカーに振り回される市警たち。 愛する人と素顔のヒーローデントの存在によって自分の存在に疑問をもつブルース。過去もデタラメなジョーカーは何を目的に犯行を行うのか?金でもなく、人殺し願望でもなく、正義を問う。バットマンは本当にゴッサムシティに必要なのか。正義は簡単に覆る。ヒューマンドラマでありヒーローショーでもある傑作。 R.I.P.ヒース・レジャー 4.2