映画『ルパン三世 ルパンVS複製人間』の感想まとめ【ネタバレあり】

2017年7月6日更新

映画『ルパン三世 ルパンVS複製人間』は1978年に公開され、当時としては珍しいクローン人間をモチーフにしたストーリーも印象的な作品です。公開から40年近く経った現在も変わらず魅力を放ち続ける今作の感想についてまとめました。

『ルパン三世 ルパンVS複製人間』はルパン三世の劇場公開第一作

ルパン三世「ルパンVS複製人間」[Blu-ray]

アニメ『ルパン三世』の初の劇場公開作品として1978年に発表された『ルパン三世 ルパンVS複製人間』。記念すべき作品であるばかりか、世界初の長編アニメ作品でもある今作は、公開から長い年月が経った今でも多くの人の心を惹きつけています。

傑作と名高い映画『ルパン三世 ルパンVS複製人間』のciatrに投稿された感想をまとめました。

色褪せない、永遠の名作

ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン) [レンタル落ち]

toshibakuon 1978年の作品だが今見ても決して古くなく質の高いアニメーション。カリオストロの城のカーアクションで崖から落ちそうになってもガードレールを使いまた元の道に戻るシーンはここからきてるし不二子に騙されたり次元や五右衛門に愛想をつかされてもやっぱり助けてくれる定番のルパンがぎっしり詰まってる映画。

映画『ルパン三世 ルパンVS複製人間』公開当時、テレビアニメは第2シリーズが放送されていました。第1シリーズよりは幅広い年齢層にアピールする作風となっていた第2シリーズを、初期の大人向けの作風が楽しめるよう意識して作られたのが今作です。

初期の頃からのお馴染みの設定、またルパンと仲間たちのやり取りに加えて、ハードボイルド色やセクシーさあふれる演出など、いつまでも色褪せない魅力がある永遠の名作です。

複製人間、マモーの恐ろしさが印象的

STYLISH COLLECTION ルパン三世(劇場版1作目)&マモー

hoanchan2 恐ろしやマモー。
pleiades_gin サラッと恐ろしいテーマを描いている。

自らを神と称する謎の人物マモーは、自分自身の身体を複製させながら一万年生きながらえ、人類の歴史を操ってきたと豪語する人物。並みの人間では到底かなわない化物だと次元が心底恐れをなすほどの不気味な存在です。

子供のように小さな体にシワだらけの顔、カールした長髪の白髪とその風貌も極めて異様。そのマモーの不気味さ、恐ろしさが一番心に残った人が多いようです。

『ルパン三世』の面白さを実感できる名作

ルパン三世

333io 地上波にて。やっぱ古くてもルパンは面白い!

劇場公開第1作目である『ルパン三世 ルパンVS複製人間』は、クローン人間をモチーフにするなどの斬新なストーリーと、おなじみのルパンならではの展開が見事に融合した、『ルパン三世』の面白さを実感できる作品。長年のファンも、若い世代の方にもやっぱりルパンは面白い!と思わせてしまう魅力のある作品なのです。

【ネタバレあり】不二子ちゃんがとにかく魅力的!

『峰不二子の女』

namizumishi 何度観てもマモーが不気味だわ。独特の雰囲気も。不二子ちゃんが特にセクシーな気がする。

『ルパン三世 ルパンVS複製人間』は、大人向けのストーリー展開や演出が楽しめる作品。いつもルパンを惑わしている美女、峰不二子のセクシーシーンも満載です。いつもルパンをお色気でたぶらかしては利用している不二子ですが、今回は特に魅力的に描かれています。

マモーに言いくるめられて、世界中の不老不死に関する物をルパンを利用して集めていた不二子。エジプトの秘宝「賢者の石」を見つけ出したルパンを冷たくあしらい、何度もたぶらかしては翻弄しています。ルパンに対する本心がまるで見えない不二子ですが、マモーに協力していたのは、ルパンと一緒に永遠の命を手に入れられると信じたから。

マモーにルパンを捨てて自分を選ぶなら、永遠の命を与えてやると言われた時、不二子ははっきりと明言します。「ルパンと一緒じゃなきゃごめんだわ。」ルパンを翻弄してばかりの不二子の思いがはっきりと感じ取れるシーンやセリフがたくさんある今作は、いつにもまして不二子ちゃんが魅力的なのです。

【ネタバレあり】ストーリーのスケール感も素晴らしい

『ルパン三世 ルパンVS複製人間』13

峰不二子

TANIROCK13 ルパン三世映画第一作品、ルパン三世っぽさはあるものの、スケールがでかすぎる

表向きは大富豪ハワード・ロックウッドとして世界の富の三分の一を所有しているマモーは、カリブ海の島に巨大な秘密基地を持ち、歴史上の偉大な人物のクローンを作って再生しています。基地には原子力発電所や核ミサイルまであり、マモーの恐ろしさとストーリーのスケールの大きさに引き込まれてしまいます。

自らを神と称するマモーは自身の身体を複製し続けて一万年生き延びている怪物のような存在。永遠の命を手に入れようと不二子を言いくるめて世界中の不老不死に関する物を集めていました。邪魔な存在であるルパンを消そうと不二子をそそのかすマモー。不二子に騙され、捕らえられたルパンの思考回路を見て驚愕、それは神の意識に近いものだったのです。

ルパンってそんなすごい人だったのか、とマモーでなくてもびっくりしてしまいそうですが、劇場公開映画ならではの壮大なスケール感のストーリーも秀逸な作品です。