2017年7月6日更新

実話を基に描かれた感動のストーリー『グッド・ライ いちばん優しい嘘』

アカデミー外国語映画賞にノミネートされたフィリップ・ファラルドー監督作品が送る感動の物語がまたひとつ誕生しました。主演には、アカデミー主演女優のリース・ウィザースプーンを迎え、脇を固める個性的な俳優陣にも注目したいところ。 制作には「ビューティフル・マインド」でアカデミー賞作品賞と監督賞を受賞しているロン・ハワードとのタッグも話題を集めています。

1983年、スーダンの内戦で生まれた「ロストボーイズ」の物語

本作は実際に起こった計画を基に、映画化したことでも話題となっています。 物語の中心となるのは、「ロストボーイズ」と呼ばれる両親を殺されてしまい、住む場所も奪われた人々です。 アメリカとスーダンはこの若者たちを全米の各地に移住させ、働く場所と住まいを提供する計画を2000年に実施しました。 職業紹介所で働く主人公のキャリーは、スーダンからやってきた若者たちに仕事を与えようと奮闘しますが、それは決して容易いことではありませんでした。

キャリーを演じたウィザースプーン「キャリーは都会によくいるタイプの女性」

本作でその実力を買われ、見事主演を務めたリース・ウィザースプーンは、主人公のキャリーをこう分析しています。 「キャリーは都会に住む女性にはよくいるタイプです。仕事をきちんとこなし、誰にも頼らなくても一人で生きています。 それがある日、ロストボーイズたちの面倒をみるという未知の仕事を任されてしまうことで生活もメンタルも混乱してしまうのですが、徐々に彼らに心を開き引き込まれていきます。」 この二つの人生がめぐり合うという奇跡が、本作のメッセージなのだと言います。

監督の見出した、この物語の価値とは?

本作でメガホンをとったのは、フィリップ・ファラルドー。 彼は本作について、映画化することへの価値を語っています。 「世界からどう見られているか、それは数え切れないほどのパターンがあり、自分たちの価値観がすべてではありません。自分以外の人間を受け入れともに生きるということは大きな賭けですが、そこには賭ける価値が大いにあります。」 また、制作を担当したロンは「この映画は、アメリカという国の移民という文化を歩んできた歴史そのものである。 笑いもあり、常に変化に飛んでいるアメリカという国の、新しい切り口からの見方を知るとても良いチャンスでもあるんだ。」 と言葉にしました。

歴史を勉強するとなると構えてしまいますが、映画を通じてそれを知るというのは素晴らしいチャンスではないでしょうか? ぜひ多くの人たちに劇場に足を運んでほしいと思います。