傑作インド映画『きっと、うまくいく』のあらすじ・見どころ他たっぷり大紹介

2017年7月6日更新

主人公3人の大学生が織りなすハチャメチャな騒動と友情が描かれ、本国インドはもちろん日本でも大ヒットを記録したマサラムービーの傑作『きっと、うまくいく』。観ると笑い必至、感動必至のこの作品の魅力を解説しましょう!

大ヒットインド映画『きっと、うまくいく』とは

2009年のインド映画『きっと、うまくいく』は、本国で歴代興行記録1位を記録したとともに、インドアカデミー賞16部門受賞という大記録を樹立しました。

日本では2013年に公開され、主人公3人の大学生が織りなすハチャメチャな騒動と友情が描かれた内容が多くの支持を集め、同じくヒットとなりました。

『きっと、うまくいく』あらすじ【ネタバレあり】

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ある日、飛行機に乗り込んでいたファルハンに電話がかかってきます。電話の主はかつての大学の親友ラージュで、内容は長らく行方知れずだったもう一人の親友ランチョの消息が分かったから会いに行こうというものでした。

10年前、インドでも有名の超難関工科大学ICEの学生寮で同部屋だったファルハン、ラージュそしてランチョーの3人は、瞬く間に気が合う親友同士となり、いつもつるんで騒動を起こしていたため、周囲から3バカトリオと見なされていました。特にランチョは学力偏重を第一とする学長に目の敵にされながらも、楽しいキャンパスライフをを送っていました。

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ところが、学長の娘ピアとランチョが恋仲となった事を知った学長は激怒、3人に退学を命じます。卒業が出来ない事を悲観したラージュは自殺未遂を起こすもランチョの励ましで再起し、進路に悩んでいたファルハンもランチョの後押しにより、夢だった動物写真家への道を進む事となりました。

そしてとあるどしゃぶりの雨の日、妊娠中だったピアの姉が産気づくも、大雨の影響で救急車が来ず、しかも停電になってしまいます。産まれてきた赤ちゃんは心肺停止状態となるも、ランチョの機転で回復に成功、それを知った学長はランチョとピアの交際を許し、退学命令を止めるのでした。しかし大学卒業の日、ランチョは何も言わずに2人の前から姿を消し去ります。

10年後、ファルハンとラージュはついにランチョの家にたどり着きます。大邸宅だったその家ではランチョの父親と思われる葬儀が行われていました。ところが目の前に現れたランチョという名の人物は、2人が見覚えのあるランチョではなかったのです。

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実はランチョの正体は、この邸宅に住む庭師の子供で、館の主人が引き取られて育ち、替え玉として入学したワングルでした。今や有名発明家になり、貧しい子どものための学校を開いていたワングル。3バカトリオはその学校で久しぶりの再会を果たすのでした…。

『きっと、うまくいく』キャスト

ランチョ/アーミル・カーン

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行方知れずとなった3バカトリオの一人ランチョ。型破りな性格ながら、曲がったことが嫌いな一面も持ち合わせます。

演じたアーミル・カーンは、インドではシャー・ルク・カーン、サルマン・カーンと並ぶ3大カーンと呼ばれる国民的スター。大学生のランチョを演じるにあたり、製作当時44歳だったためにダイエットを実施しました。2016年には最新作『PK ピーケイ』が公開されています。

ファルハン/R・マーダヴァン

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出典: natalie.mu

同じく3バカトリオの一人ファルハン。機械工科大に進みながらも動物が大好きで、密かに動物写真家を目指しています。

ファルハンを演じたマーダヴァンは、俳優になる前はエンジニアや軍人、教師など様々な職歴を持つ人物。近作『ファイナル・ラウンド』では17歳の少女をボクサーとして育て上げるコーチ役を熱演しました。

ラージュ/シャルマン・ジョーシー

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なんでもかんでも神頼みにしてしまう、トリオの一人ラージュ。実家が貧乏ゆえに何としても成績を上げようとするも、一向に上昇せず焦ります。

演じるシャルマンも、本作製作時は30代だったにもかかわらず、大学生のラージュー役を演じました。近作の出演作に『フェラーリの運ぶ夢』があります。

ピア/カリーナ・カプール

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ICEの学長の娘ピア。学長が目の敵にするランチョが彼女と接触したことで、3バカトリオに波乱が起こります。

演じるカリーナ・カプールは、インド映画界の大御所カプール家に生まれた文字通りのサラブレット女優。主な出演作に『ラ・ワン』、『エージェント・ヴィノッド 最強のスパイ』があります。

マサラ・ムービーに欠かせない9つの要素

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インド映画では、“ナヴァ・ラサ”という9つの感情が盛り込まれる作品が多いです。それは、シュリンガーラ (恋愛)、ハースヤ (笑い) 、カルナ (悲しみ) 、ラウドラ (怒り) 、ヴィーラ (勇敢) 、バヤナカ (恐怖) 、ビーバッア (嫌悪) 、アドゥブタ (驚き) 、シャーンタ (平穏) です。

もちろん、9つ全てを必ず入れなければならないというルールはありませんが、『きっと、うまくいく』の評価が高いのは、この9つの感情全てが詰まった作品だからと云われています。

挑戦的なテーマを盛り込む監督のラージクマール・ヒラーニ

『きっと、うまくいく』では、学生の自殺問題もテーマに含んでいます。これは、学歴が重視されるインド国家において、学業の不振を苦に命を絶つ若者が多いという実情があるからです。

監督のラージクマール・ヒラーニは、こうしたインドの社会構造にメスを入れるようなテーマを盛り込む人物で、最新作で本作の主人公アーミル・カーンと再タッグを組んだ『PK ピーケイ』でも、神や宗教に対する素朴な疑問をテーマにした内容となっています。

『きっと、うまくいく』の感想・評価は!?

これぞインド映画!

Spicysablet インド映画。 コメディ映画かと思わせながらもきちっとしめるところはしめる感じで飽きずに観ることができた。 間の歌って踊ってがインドぽい。 スッキリ終われて気持ち良い。

3人の友情に感動!

Pit7775Pit インドの工科大学でのコメディ青春映画 インドらしい踊りが含まれ、バラエティ番組でのSEが多く使われていた。 3時間と長めではあるが回想と現状をうまく掛け合わせていた。その中での伏線は勉強になる。 「うまくいく」単純ではあるがまるで魔法のようだ。 友を友が変える。未来は自分で切り拓くもの。とても元気になるとともに友を大事にしようと思う。

友の涙はもらい泣きしますね。

3時間という長さを感じさせない面白さ

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インド映画を初めてみたけど、面白かった。3時間もあったけどあっという間。真剣にお互いのこと考えて泣いて怒ってあれこそ真の友達。ミュージカル要素もあって楽しかった。