2017年7月6日更新

映画『ハッピー・エンド (原題) 』あらすじ・キャストまとめ【ミヒャエル・ハネケ待望の新作】

アカデミー賞外国語作品賞やカンヌ国際映画祭パルム・ドール賞を受賞して話題となった『愛、アムール』のミヒャエル・ハネケ監督による新作『ハッピー・エンド(原題)』のあらすじやキャストなどをご紹介します。

映画『ハッピー・エンド (原題) 』!世界的に評価の高いミヒャエル・ハネケ待望の新作

2001年公開された衝撃作『ファニーゲーム』、2013年に公開されカンヌ国際映画祭でパルム・ドール賞を、そしてアカデミー賞で外国語映画賞を受賞して話題となった『愛、アムール』などで知られるミヒャエル・ハネケ監督作『ハッピー・エンド(原題)』の制作が始まったようです。

今回はハネケが難民問題を背景に描く本作のあらすじやキャスト、気になる情報などをお届け。

『ハッピー・エンド(原題)』のあらすじは?

映画『ハッピー・エンド(原題)』はヨーロッパの難民問題を背景に、世界で何が起っているか気づいていないフランスのブルジョワ家族をめぐるドラマとなるようです。

『ハッピー・エンド(原題)』のキャストは?

『愛、アムール』などハネケ監督の作品に常連のイザベル・ユペール

セザール賞に15回ノミネートされ、カンヌ国際映画祭で2度女優賞に輝いているフランスの女優イザベル・ユペールが本作にも出演するようです。

彼女は2002年公開の『ピアニスト』エリカ役、フランスで2003年公開の『タイム・オブ・ザ・ウルフ』のアン役、そして2013年公開の『愛、アムール』エヴァ役など3本のハネケ監督作品に出演しています。

1996年公開の『沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇』ジャンヌ役でセザール賞主演女優賞を、そしてハネケ監督の『ピアニスト』でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞しました。

『愛、アムール』主演のジャン=ルイ・トランティニャン

2013年公開のミヒャエル・ハネケ監督『愛、アムール』ジョルジュ役で主演したフランスの俳優、ジャン=ルイ・トランティニャンも本作に出演するようです。

彼は2016年現在85歳となりますが、25歳で映画デビューして以来現役の俳優として活躍し続けています。

1966年公開の『男と女』ジャン・ルイ役で有名なほか、1970年公開の『Z』では予審判事役でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞、『愛、アムール』ではセザール賞男優賞を受賞しました。

『アメリ』などに出演のマチュー・カソヴィッツ

2001年公開の『アメリ』ニノ・カンカンポワ役で知られるフランスの俳優マチュー・カソヴィッツも出演するようです。

彼は映画監督としても活躍しており、1996年公開の『憎しみ』ではセザール賞最高作品賞を、そしてカンヌ国際映画祭では監督賞を受賞しています。

モロッコ出身の女優ルブナ・アビダルも出演の噂

『ハッピー・エンド(原題)』にはモロッコ出身の女優ルブナ・アビダルも出演するという情報があります。彼女は2015年公開の『Much Loved(原題)』ノハ役で主演し、セザール賞女優賞にノミネートされました。

ミヒャエル・ハネケ監督ってどんな人?

『ハッピー・エンド(原題)』の監督をつとめるのは、1942年にドイツに生まれオーストリアで育ったミヒャエル・ハネケです。ハネケ監督は大学卒業後映画の批評家となり、その後ドイツのテレビ局の編集者として働きました。映画監督としてデビューしたのは、1989年にドイツで公開された『セブンス・コンチネント』でした。

1997年の『ファニーゲーム』は公開当時、見て入れられないほど過激なバイオレンスと救いのないエンディングが話題となり、現在ではカルト映画化しています。

2002年公開の『ピアニスト』でカンヌ国際映画祭のグランプリを受賞。2010年公開の『白いリボン』ではカンヌ国際映画祭のパルム・ドール賞やゴールデングローブ賞外国語作品賞を受賞しました。

続く2013年公開の『愛、アムール』ではパルム・ドール賞とアカデミー賞外国語作品賞を受賞するなど、次々と名作を世に送り出しています。

人間の奥底に潜む暴力性や醜い心理を描くことに長け、気軽には鑑賞できない作品が多いことから、好き嫌いが分かれる監督かもしれません。

ミヒャエル・ハネケ監督『ハッピー・エンド(原題)』の関連情報は?

フランス北部のカレーが舞台に

ヨーロッパの難民問題が取り上げられると言われている『ハッピー・エンド(原題)』の舞台は、フランス北部のカレーとなるようです。

カレーはフェリーでイギリスへ渡る際の玄関口となっており、1999年頃からイギリスへ渡ろうとする難民たちが多くキャンプに居住し、社会問題になっていました。

なお難民問題は、本作の重要な要素となるようですが、メインテーマではないと言われています。

『ハッピー・エンド(原題)』に出演するイザベル・ユペールのコメント

本作でミヒャエル・ハネケ監督の作品4作目となるイザベール・ユペールは、次のようなコメントをしています。

『ハッピー・エンド』と名付けられたミヒャエル・ハネケ監督の映画がどんなものになるかおわかりでしょう。(その映画には)ある種の皮肉、・・・物事をはっきりと見る視点があることが想像できます。私にとって『ハッピー・エンド』というタイトルは、ハネケ監督が世界をいかに明瞭に見ているかを物語っています。

撮影は2016年6月から開始

『ハッピー・エンド(原題)』のエキストラを集めるためのオーディションに、何百人も参加したという情報も。キャスティング・ディレクターのデーヴィッド・エル・ハキムはキャスティングについて次のように話しています。

プロの俳優も、一般の人も登場する予定です。今のところ、何も決定していません。ミヒャエル・ハネケ監督は時間をかけるんです。それに彼は秘密にしておくことが好きなんです。まだ我々は作業にあたっています。

その後キャスティングは終了し、2016年6月から撮影が始まっているそうです。

カンヌ国際映画祭の大本命『ハッピー・エンド(原題)』公開はいつ頃?

本作は2017年5月のカンヌ国際映画祭に出品されるのではと噂されています。ハネケ監督はこれまでに2度、最高の賞にあたるパルム・ドール賞を受賞しており、今回の『ハッピー・エンド(原題)』も大きく期待されています。

気になる日本公開日は現在のところ未定ですが、ハネケ作品となれば公開されることは間違いないでしょう。