『インターステラー』『ダークナイト』監督、クリストファー・ノーランの謎とは

2017年7月6日更新

様々な名作を生み出し続けるクリストファー・ノーラン監督。『インターステラー』『ダークナイト』三部作などの監督、と言えばわかる方も多いはずです。今回はcinemablend.comよりクリストファー・ノーラン監督のあまり知られていない秘密についてまとめました。

【1】マシュー・マコノヒーの演技を評価し『インターステラー』に抜擢

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マシュー・マコノヒーと言えば長らくロマコメでよく見る俳優でしたが、『MUD マッド』でノーランの目に留まります。ノーランは『インターステラー』の主役に、観客が共感できる「普通の男」を演じられる俳優を探していました。ノーランはマコノヒーについて「『インターステラー』の撮影により、一層演技に磨きをかけた」と評価しています。

【2】『インターステラー』のために本格的な宇宙船のセットを作った

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ノーランはこの映画の詳細をできるだけ秘密にし、ミステリアスな雰囲気を維持しようとつとめていました。CGの代わりに巨大セットを使い、内装だけではなく宇宙船の外側、つまり俳優が窓越しに見える宇宙空間までもセットとして作り上げました。ノーラン曰く、CGを使うと観客がそれを「感じ取ってしまう」のだそうです。

【3】3Dを敬遠する理由は意外な理由

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3Dがメジャーになってから久しいですが、各方面から異論の声も上がっています。その理由は具合が悪くなるなどの健康面を配慮したものが多いですが、ノーランは別の理由を挙げています。3Dでは眼鏡をかけてしまうので、映画館における観客同士の一体感がなくなってしまうことを嘆いているのです。

【4】テンプトラックは好きではない

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映画編集の段階で、映画専用の音楽を作る前に既製品の音楽をつけてこのような雰囲気にしてほしいと作曲家に依頼することをテンプトラックといいます。たくさんの監督が使っている方法ですが、ノーランはテンプトラックを好みません。もしその既製の音楽があまりにも作品に合ってしまったらどうなるのか心配だからだそうです。どんなに大好きでも使うことはできないですからね。

【5】テレビと宅配ピザの影響で映画のストーリーは単純になる

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引用: www.lego.com

『メメント』は一筋縄ではいかない考えさせるタイプの作品でしたが、その作風は初期で消えます。

「テレビで放映されるようになるとわかりやすく一直線なストーリーのほうがいいんだ。そうすればピザを頼んで玄関に取りにいっている間にストーリーが変わって話がわからなくなるなんてことはないからね。」

【6】マイケル・ケインはラッキーチャーム

Christopher Nolan, Anne Hathaway, Joseph Gordon-Levitt, Michael Caine

引用: cinedork.com

ノーランが誘ったことで『ダークナイト』シリーズのアルフレッド役を演じるようになったマイケル・ケイン。その後必ずノーラン作品に出演しています。

ノーランは「きちんと役作りをしていい演技をすることに常に驚かされる。他のキャストのお手本にもなるしね。」として、ケインをラッキーチャーム(幸運のお守り)のようなものと話しています。

【7】どの作品でもこれが自分の最後の作品になると思って撮影している

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今自分が持ち合わせる全ての能力を費やして最高のものを作りたいという気持ちの表れだそうです。

【8】『バットマン』シリーズには時間をかける必要があった

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引用: comicbook.com

当初は三部作を一気に制作することが考えられていました。しかしノーランは構想を練るために時間をかけ、時に別の作品を撮ることも厭わなかったそうです。

【9】『スターウォーズ』シリーズと『2001年宇宙の旅』は子ども時代に最も影響を受けた映画

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引用: inktank.fi

7歳の時に始めて『2001年宇宙の旅』を観たものの、全く意味が分からなかったそうです。しかし、この映画の創造性とスケールの大きさに子どもながらに畏怖を抱いたのだとか。

【10】『インターステラー』は彼にとって新しい試みだった

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『ダークナイト』シリーズや『インセプション』によってノーランが監督したと言うだけで、事前にヒットが約束されているような雰囲気になってしまいました。しかし、ノーラン自身が『インターステラー』ではそのトーンを変えようと試みたといいます。この映画で描きたかったのは「私たち人間としての普遍性の魅力について」だそうです。