藤竜也、『龍三と七人の子分たち』にも出演した人気俳優を紹介!

2017年7月6日更新 654view

かつて大島渚監督の映画『愛のコリーダ』に出演し、過激な演技を披露した藤竜也。現在も数多くのドラマや映画で、幅広い役柄を演じ活躍中です。大人の色気漂うオールバックが似合う俳優藤竜也の魅力を紹介します。

大人の魅力あふれる渋い俳優・藤竜也の魅力

藤竜也

藤竜也は、1941年に北京生まれで、神奈川県横浜市育ち。俳優になったきっかけは、大学生時代に彼女とデートの待ち合わせをしていたところ、日劇(現在の有楽町マリオン)の前でスカウトされたこと。日本大学芸術学部演劇学科を卒業後、日活で俳優としての活動をスタートさせました。

若い頃は悪役を演じることが多かった藤竜也ですが、現在はシリアスな役もコミカルな役も演じることができる演技派俳優です。渋い風貌が魅力的で、映画やドラマで独自の存在感を醸し出し、男女問わず人気があります。

ここでは主な出演作を辿りながら、その魅力に迫ってみます。

『愛のコリーダ』など2本の衝撃作出演で映画界をあっと驚かせた藤竜也

過激官能シーンで衝撃を巻き起こした大島渚監督の映画『愛のコリーダ』

藤竜也映画『愛のコリーダ』

大島渚監督の映画『愛のコリーダ』では、藤竜也と松田英子や中島葵との濃厚な濡れ場が大変な話題となりました。阿部定事件(1936年)の実話を題材に社会の底辺に住む男女の性愛を描いた本作は、日本初のハードコア作品。検閲を避けるために日本・フランス合同で制作されましたが、裁判沙汰になるほどの問題作となりました。過激な描写や映像で、現在も上映する際には修正が入ります。

本作のキャストに藤竜也が決定したのは、制作記者会見の7,8時間前の飲みの席でした。本作に出演後は二年間、他の作品への出演依頼が全くなくなったそうですが、それも覚悟だったようです。藤竜也の俳優としての転機となった作品であることは確かです。

衝撃作第2弾!!映画『愛の亡霊』

愛の亡霊

『愛のコリーダ』に引き続き性愛を大胆に扱った作品で、大島渚が監督と脚本を担当しました。中村糸子という茨城県の郷土作家であった女性が、実話を取材して書いた小説『車屋儀三郎事件』が原作です。

不倫相手と夫を殺害し死体を隠した妻・せき。周囲には出稼ぎに行っていると嘘をつきますが、徐々に村人が怪しみだし、村の駐在が捜査を始めます。そのうちせきの元に、殺した夫が「亡霊」として戻ってきます。不倫の情愛に溺れ夫を殺害してしまった妻の苦悩が描かれます。

主人公の妻・せきを、女優の吉行和子が大胆に演じました。吉行は当時40歳を過ぎており、周囲は猛反対しましたが、本作で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞します。不倫相手役に抜擢されたのが藤竜也でした。

北野武監督作品に初主演し、コミカルな演技で魅せる!

noyud71 藤竜也えらいカッコいい
Nikuhasami_daisuke ジジイのヤクザコメディ!笑 テンポや、それいる?みたいなやりとり感がツボです! 好きな一品!

藤竜也は、2015年に公開された映画『龍三と七人の子分たち』では渋いながらもコミカルな役どころを演じています。ヤクザが主人公でありながら、ユニークな設定が面白い北野武監督のコメディー映画です。

かつては恐れられた元ヤクザの組長・龍三が、高齢になりオレオレ詐欺の被害者になってしまいます。憤慨した龍三は、自分と同じように年老いた子分たちを引き連れ、孫のような年齢の詐欺グループのもとへ乗り込み大暴れします。主役の元ヤクザの組長・龍三を、藤竜也が務めました。

ピアノに苦戦?様々な役に挑戦する藤竜也

藤竜也ドラマ『はじめまして、愛しています。』

出典: www.asahi.com

ハードボイルドや強面のヤクザの役が良く似合う藤竜也ですが、2016年に放送されたドラマ『はじめまして、愛しています。』では、主人公の父親で世界的なマエストロという役柄を演じています。

トレードマークのオールバックを崩し、これまでとは違った存在感が目を引きました。劇中でピアノを弾くシーンがあり、1か月ほど猛特訓して本番に挑んだようです。

藤竜也の趣味は陶芸!

藤竜也映画『KAMATAKI』

渋い演技が魅力的な藤竜也ですが、意外にも陶芸が趣味とのこと。「藤竜也陶芸展」を開催したり、自宅の裏に立派な陶芸工房を建築するほど陶芸に夢中のようです。

映画『KAMATAKI-窯焚-』(2005年)やドラマ『汚れた舌』では陶芸家役をリアルに演じています。ちなみに『KAMATAKI-窯焚-』では吉行和子と共演しており、『愛の亡霊』を彷彿させるような衝撃的なシーンもあります。

藤竜也の若い頃がカッコよすぎる!!

藤竜也

若い頃からイケメンの藤竜也の身長は173cmで、スクリーンで想像するほど高くはありませんが、スポーツジムで鍛えあげられた筋肉質な肉体は、70歳を過ぎた今も素敵です。

『愛のコリーダ』出演後、映画やテレビへの出演依頼がなかった時期にもスポーツジムで熱心に体を鍛えていたそうです。

藤竜也の奥さんは美人女優の芦川いづみ

芦川いづみ

出典: citydiver.net

愛妻家としても有名な藤竜也の妻は、元女優の芦川いづみです。2015年に出版した自身の著書で、妻の芦川いづみを「ものすごくプレシャス-かけがえのないもの」と表現しています。

芦川いづみは、石原裕次郎と何度も共演し日活の黄金期を代表する女優でしたが、1968年に藤竜也と結婚し女優を引退しました。当時、藤竜也は無名の俳優だったため、結婚には反対も多かったようです。そんな時に、石原裕次郎が、自身も人気女優北原三枝との結婚の際に苦労した経験から、二人の結婚を認めるよう会社に口添えしてくれたようです。

2人の間には、一人息子がいるようですが、芸能活動は行っておらず、名前はもちろん年齢まで公にされていません。

渋い魅力を放つ藤竜也の熟練した演技に、これからも注目です。