(C)2017「メアリと魔女の花」製作委員会

『メアリと魔女の花』は『魔女の宅急便』のパクリなのか?【声優・原作も紹介】

2017年5月18日更新 7422view

米林宏昌監督による新作映画『メアリと魔女の花』。スタジオジブリで『借りぐらしのアリエッティ』、そして『思い出のマーニー』を監督した米林監督の新作だけに注目を集めています。気になるあらすじ、声優キャストから「『魔女の宅急便』のパクリなのか?」という噂までしっかりとご紹介します!

映画『メアリと魔女の花』は元ジブリスタッフによる魔女の物語

映画『メアリと魔女の花』は、スタジオジブリで『借りぐらしのアリエッティ』と『思い出のマーニー』で監督を務めた米林宏昌が監督する長編アニメーション映画です。スタジオジブリを彷彿させる美しい絵とアニメーションですが、本作はジブリではありません。元ジブリのスタッフたちによって立ち上げられた「スタジオポノック」によって制作される作品となります。

原作となるのは、メアリー・スチュアートという作家によるイギリスの児童文学「The Little Bloomstick」です。この記事ではあらすじ、声優だけでなく『魔女の宅急便』のパクリなのかなどについてもご紹介していきます!

そもそも『メアリ』が作られることになった経緯

WEB用_メアリと魔女の花_サブ01(PC壁紙画像・携帯待受画像には使用できません)

(C)2017「メアリと魔女の花」製作委員会

プロデューサーである西村は、ジブリ映画『かぐや姫の物語』制作中に、ジブリが解体するという事実を知り、最後のジブリ作品になるであろう『かぐや姫』の完成に向けて全力で挑みました。

その後に米林監督に「今後も映画を作りたいか」という質問をした西村は、彼の「作りたい!!」という即答を聞きジブリを去ったあとも映画を作っていくことを決意したのだとか。

11歳の少女メアリーのキャラクター性に関しては、『思い出のマーニー』とは大きく異なる、明るく元気な女の子にするつもりだったそうです。

「ジブリの魔女の宅急便に似すぎ!」な件がSNSで話題に

そのような魔女の宅急便への意識もあってか、SNSではその「魔女宅感」が話題に。

このように予告編やCMを見た人がほぼジブリ作品『魔女の宅急便』を想起している様子。また、今までのいろいろなジブリ作品の要素が散りばめられていると感じたファンも多いようで、パクリではないか、との声も…。

『メアリと魔女の花』はジブリ映画『魔女の宅急便』を強く意識している

『魔女の宅急便』

本作の監督である米林とプロデューサーである西村が子供の頃に公開された映画がスタジオジブリの『魔女の宅急便』。そのため今の21世紀の子供達にとっての『魔女の宅急便』といえるような作品を作りたいと西村は考えたのだそうです。

その決意は作品のキャッチコピーにも色濃く反映されており、本作のポスターに記載されているコピーは「魔女、ふたたび。」となっています。

とはいえ『魔女の宅急便』とはかなり異なった雰囲気の作品に仕上がるであろうことは特報からも明らかです。険しい表情でほうきにまたがって空を飛ぶメアリの姿や、ジブリらしいぶよぶよの敵が攻撃をしている戦闘シーンも確認することができます。どちらかというと、ジブリの『ハウルの動く城』を彷彿させる映像ではないでしょうか。

パクリじゃない!『メアリと魔女の花』で描かれるのは全く新しい「魔女」像

WEB用_メアリと魔女の花_メイン(PC壁紙画像・携帯待受画像には使用できません)

(C)2017「メアリと魔女の花」製作委員会

また、SNSでの『魔女の宅急便』に似ているとの声に対して、米林監督は全く異なる話になる、とコメントしています。『魔女の宅急便』は主人公キキがスランプに陥り、そこから脱出する、というのが大まかなテーマの作品になっています。

しかしこの『メアリと魔女の花』は逆の構造を持っており、今までにない斬新な魔女の物語になっているそうです。

『魔女の宅急便』の主人公キキは唯一の取り柄が「空を飛ぶこと」ですが、物語の後半でその取り柄である能力を失ってしまいます。そして終盤にかけて人との交流を通じて成長し元気と自信を取り戻していく、という物語になっています。

一方『メアリと魔女の花』の主人公メアリは何も取り柄のない女の子。そのメアリが夜間飛行という花に出会い、「空を飛ぶこと」ができるようになります。そして彼女が冒険の中で成長していく物語が本作となっています。似ている絵柄で似ているテーマを扱っているので「パクリなのか」と思われやすかったのかもしれません。

『メアリと魔女の花』のあらすじ

WEB用_メアリと魔女の花_ポスタービジュアル(PC壁紙画像・携帯待受画像には使用できません)

(C)2017「メアリと魔女の花」製作委員会

平凡な11歳の少女であるメアリは、いつも物事が自分の思い通りに進まず、不安な日々を過ごしていました。そんな彼女はある日黒猫のティブと出会い、彼に連れられて七年に一度しか咲かないと言われている禁断の花、「魔女の花」を見つけます。

メアリは魔女の花を持ち帰り、自宅の庭に置いてあったほうきにつけてみると、なんと宙に浮きます。そんな不思議な花との出会いから始まる、新しい魔女の物語です。

『メアリと魔女の花』の声優キャスト

『メアリ』の主人公メアリは杉咲花!

『メアリと魔女の花』のヒロイン、メアリ役の声優が杉咲花だと発表されました。杉咲は、幼いころからジブリ作品のファンで、特に『借りぐらしのアリエッティ』には思い入れがあると語ります。そんな彼女は、16歳の時、米林がプロデューサーを務めたジブリ作品、『思い出のマーニー』で物語後半に登場するキーパーソン、彩香を演じた過去を持ちます。

米林監督からの大抜擢で決まった杉咲花がどんな風に演じてくれるのか、非常に楽しみですね。

『メアリ』を彩る豪華すぎる追加声優キャストが発表

近年のジブリ作品では芸能人が多数起用されているのが特徴となっていました。そのため本作でもジブリと同様に芸能人を声優として起用する戦略をとる可能性は非常に高いと考えられていました。

やはり新たに発表されたキャスト陣はあまりにも豪華すぎるものでした!メアリが入学することになるエンドア学園の校長マダム・マンブルチューク役に女優・天海祐希、魔法が中心となった世界でひたすらに科学を研究し続ける男ドクター・デイ役を小日向文世が演じます。

またエンドア大学のほうきの番人で人ではないフラナガンを俳優・佐藤二朗が演じ、物語でもキーパーソンとなる魔女の花を盗んだ赤毛の魔女を人気女優・満島ひかりが演じることが決定しています。その他にもメアリの住む家のお手伝いさんを渡辺えり、メアリの大叔母さん役を大竹しのぶが演じます。いきなり公開された大御所俳優・女優の名前に期待が高まります!

『メアリと魔女の花』を作ったスタジオポノックとは?

スタジオジブリの製作部門が解体した後に設立された会社です。代表を務めるのは、西村義明です。

西村は、以前はスタジオジブリに所属して、『ハウルの動く城』や『ゲド戦記』、『崖の上のポニョ』で宣伝を経験した後、『かぐや姫の物語』『思い出のマーニー』ではプロデューサーを担当していた重要人物です。

彼が本作『メアリと魔女の花』でプロデューサーを担当し、今回監督を務めることになったのがジブリで『マーニー』や『アリエッティ』の監督を務めた米林宏昌なのです。まさに近年のジブリのキーパーソンによる渾身の一作ですね!

『メアリと魔女の花』の原作小説が新訳版で発売決定!

原作は、魔法使いの本家であるイギリスの小説家、メアリー・スチュアートによる児童小説『The litle broomstick』です。1971年に発行された今作は、日本でも翻訳され人気を呼びました。メアリーは魅力的でリズミカルな文章と、想像力豊かなファンタジーで、世界中の子供たちにワクワクを与えた、英国では非常に著名な作家です。 そんな本作の読みやすいように翻訳し直された『新訳 メアリと魔女の花』が角川文庫より2017年6月17日発売します。映画の前の予習にいかがですか?

原作のあらすじは....?

メアリーは10歳のごく普通の女の子。魔法使いでもありません。田舎のおばさんのところに預けられて退屈な日々を送っていました。しかし偶然が重なって魔法の花と古いほうきを見つけるのです。魔法の花粉がほうきにかかると、突然動き出したほうき。 ほうきがメアリーを連れて行ったのは、なんと魔法学校!そこから始まるハラハラドキドキ、賑やかな冒険譚です。

『メアリと魔女の花』の公開日は2017年7月8日!

メアリと魔女の花
(C)2017「メアリと魔女の花」製作委員会

そんな公開が待ち遠しい本作の公開日は2017年7月8日!『思い出のマーニー』の米林監督の新作映画は果たして『魔女の宅急便』などのジブリの殻を破ることができるのでしょうか。 全く新しい魔女映画をぜひスクリーンで体感してください!