2017年10月11日更新

映画『カーズ クロスロード』あらすじ・声優・キャラクター紹介【カーズ3】

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カーズ 3

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『カーズ クロスロード』人気シリーズの第3弾が公開!

全世界が待ちわびたピクサーシリーズ最新作『カーズ3』、その正式タイトルは『カーズ クロスロード』! 本作は2006年公開、音速のスポーツカー”ライトニングマックイーン”を主人公とした『カーズ』、2011年公開『カーズ2』に続く第3作となります。中年レーサーとなったマックイーンが再び表舞台にカムバックするために、若手女性技術者とタッグを組み奮闘する、物語となるようです。 この記事では本作のあらすじ、キャスト、関連情報などをはじめ、記事のラストでは知っていれば『カーズ3』がより楽しめるトリビアをご紹介します!

映画『カーズ クロスロード』のあらすじ

新世代敏腕レーサーの台頭によって追い詰められた中年のライトニング・マックイーンは、ピストンカップで限界を超えた走りをして大クラッシュ!その結果、レースから退かなければならないほどの大怪我を負います。 4ヶ月後、修理を終えたマックイーンはシリーズでおなじみの町ラジエーター・スプリングスを訪れます。そこで1作目で彼を導いてくれたドック・ハドソンのクラッシュ映像を見て、マックイーンは再起を胸に誓います。 彼には若くやる気に満ちた女性技術者クルーズ・ラミレスのサポートとチャンピオンとしての誇りを胸にマックイーンは新たなライバル、ジャクソン・ストームに挑むこととなるのでしたーー。

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『カーズ3』はかなりエモーショナルな作品に

The next generation is coming. ⚡️ Watch the new #Cars3 extended look on YouTube.com/DisneyPixar, and follow @pixarcars for more!

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本作には主役マックイーンに加えて、メーターやサリーなどラモーンなどお馴染みのメンバーがカムバック。公開された本作の予告編映像を観る限り、どうやら前作よりもシリアスな雰囲気を持つ作品となるようです。ピクサーのジョン・ラセターは本作について、第1作『カーズ』のようにとてもエモーシャルな物語になることを明かしています。

『カーズ クロスロード』の新キャラクターはマックイーンの新たな相棒とライバル!

ライトニング・マックィーン

『カーズ』マックィーン

本作の主人公、ライトニングマックイーンは真っ赤なボディが特徴のレースカー。最初は自信過剰、自分勝手な性格のため友達はいなかったが1作目のラジエーター・スプリングスでの住人達とのふれあいをきっかけに心身ともに成長していきます。 彼のヘッドライト部分は実はステッカーになっています。そのため仲間たちからは「ステッカー」という愛称で親しまれることも。決めゼリフは「カチャウ(日本版ではカッチャオ)」で、由来はマックイーンの声優であるオーウェン・ウィルソンが稲妻の音を尋ねられた際に「カチャウ!」と表現したところから来てるのだとか。また日本語吹き替え版の「カッチャオ」には「勝つぞ」という意味も込められているのだそうです。 一人称は「僕」。トレードマークは名前の通り「イナズマ」。

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クルーズ・ラミレス

本作に初登場し、マックイーンの新しいトレーナーとなるのがクルーズ・ラミレス。 レーサー育成施設のラスティーズ・レーシング・センターの若手女性トレーナーで、明るく前向きな黄色い車ですが、実は自分に自信が持てないことが悩み。実は幼少期マックイーンに憧れ、レーサーになりたかったが挫折したという過去を持っています。 大クラッシュを起こしスランプに陥るマックイーンを、豊富な技術と知識で再起へと導いていく、とても重要なキャラクターです。

ジャクソン・ストーム

マックイーンの前に突如立ちはだかり、結果的に彼をスランプへと追い込んでいく本作におけるヴィランのような存在が、ジャクソン・ストームです。 車体が低く角ばっており、黒のボディをしている彼は自信に満ち溢れており、実力を鼻に掛ける様子はまるで『カーズ1』で登場する若い頃のマックイーンのよう。その効率的なルート取りは最新技術を駆使したトレーニングによるもので、新技術こそが至高だと考えています。そのためマックイーンたち旧世代レーサーを見下す態度を取ることもしばしば。

『カーズ3』にはその他にも愉快な新キャラクターたちが登場!

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ナタリー・サートゥン

ワイン色のような赤紫色のボディを持っています。ドアは4つの車体を持っており、手前のライトも丸い形をし、全体的に丸みがあるのが特徴的です。そして車の種類はセダンをモチーフに作られています。統計アナリストとして登場し、カーズ3を盛り上げる新キャラクターとして登場します。

ミス・フリッター

傷ついた黄色い車と”STOP”と書かれているマークが目印です。車体はスクールバスのような形をしています。タイヤには工具が×印に白くペイントされており、可愛いモンスターのような印象を受けるお茶目さがあります。地元レースでは伝統的な存在として、新たに今回登場します。

スターリング

高級さとシックな印象をもつ、グレーのボディをしています。ドアは2つで、他の車体よりも縦の幅が小さく、横長なサイドミラーを持っています。今回ラスティーズ・レーシング・センターの運営者として、新たに加わる新キャラクターです。

『カーズ クロスロード』声優陣をご紹介

ライトニングマックイーン/オーウェン・ウィルソン

He’s the legend. ⚡ #LightningMcQueen | ?: @pixarcars

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本作で中年スポーツカーとなったライトニングマックイーンの声優を務めるのは、本作でも変わらすオーウェン・ウィルソン。1968年11月18日アメリカのテキサス、ダラスで生まれたウィルソンは1996年ウェス・アンダーソンがメガホンを取った『アンソニーのハッピーモーテル』に出演後、ハリウッドへと活躍の場を広げることに。 その後、『ザ・ロイヤル・テネンンバウムズ』(2001)『ライフ・アクアティック』(2004) 『ダージリン急行』(2007)、『グランド・ブタペストホテル』(2014)に出演するなどアンダーソン作品には不可欠な存在となっています。

クルーズ・ラミレス/クリステラ・アロンゾ

本作でマックイーンをサポートするトレーナー兼技術者クルーズ・ラミレスを演じるのは1979年1月6日生まれのアメリカのスタンドアップコメディアンやプロデューサー、女優として活躍するクリステラ・アロンゾです。2016年には大人気携帯ゲームを映画化した『アングリーバード』で声優を務め話題となりました。

ジャクソン・ストーム/アーミー・ハマー

He’s the next generation. ⛈ #JacksonStorm | ?: @pixarcars

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マックイーンの新たなライバルとなるジャクソン・ストームの声を担当するのはアーミー・ハマーです。ハマーは1986年8月26日生まれのアメリカ人俳優。2010年デヴィッド・フィンチャーがメガホンをとり、Facebookの創設者マーク・ザッカーバーグを描いた『ソーシャル・ネットワーク』で双子を一人二役で演じ、高く評価されました。 その後もジョニー・デップと共演のアクション映画『ローン・レンジャー』、ガイ・リッチがメガホンをとったスパイ映画『コードネーム U.N.C.L.E.』など話題作に数多く出演の人気俳優です。

日本語吹き替え声優には松岡茉優、オリラジの藤森慎吾

ディズニー映画作品の日本語吹き替え声優は毎回豪華なことでお馴染みですが、もちろん本作もとっても豪華!なんと本作での新キャラクターの二人(二台?)を演じるのは女優である松岡茉優と芸人・藤森慎吾です。 松岡茉優が演じるのは本作でマックイーンの新たな相棒となる黄色の車であるクルーズ・ラミレス。実はマックイーンの大ファンであり、本作では彼のサポートをすることになる彼女は明るく元気な性格で、透明感のある松岡茉優の声はイメージにぴったりなのではないでしょうか。 また藤森慎吾が演じるのは本作でマックイーンの前に立ちはだかる最強のレーサー、ジャクソン・ストームです。新進気鋭の新人レーサーで、マックイーンたち旧世代のレーシングカーを小馬鹿にしている少し生意気なキャラクターですが、藤森は彼のイメージである"チャラ男"を完全に封印して挑むそうでどんな演技を見せてくれるか楽しみですね!

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『カーズ3』の日本版主題歌を歌うのは奥田民生!

『カーズ クロスロード』の日本版主題歌を担当するのは歌手・奥田民生です。新しく公開された予告編では奥田民生による書き下ろし曲「エンジン」が流れ、マックイーンの大クラッシュ、後輩の新人レーサーの台頭などが描かれています。 実は奥田民生も製作総指揮を務めたジョン・ラセターも同じく車好きだそう。そんな素敵な製作陣によって『カーズ クロスロード』の世界が彩られています。

『カーズ クロスロード』がもっと面白くなるトリビアを紹介!

本シリーズにまつわるある法則

ピクサーの大人気シリーズ『カーズ』には公開に関するある法則が存在します。それは、必ずジョニー・デップ主演の大人気アクション映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズと同じ年に公開されるというものです。2006年パイレーツシリーズ第2弾となる『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』が公開された年に第1作が。そして2011年『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』が公開された年に第2作が公開となりました。 そして、パイレーツシリーズ最新作『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』が公開する2017年にピクサーのシリーズ最新作『カーズクロスロード/』がリリースされることが決まったのです。

マックィーンの”カッチャーウ”の意味とは?

ディズニー カーズ ボイスコントロール マックィーン
マックィーンが良く使う言葉の”カッチャーウ”とは、決めゼリフともなっており、「勝ってやるぞ!」という意味が込められているそうです。よく海外で活躍するプロサッカー選手やプロ野球選手など、スポーツ選手は活躍するプレーをした際に、ファンサービスとしてカメラにアピールしますが、そのアピールと同じように、マックィーンがファンに向けてのサービスで使っています。 また”カッチャーウ”は英語の「Catch you up」が原語となっており、子供に覚えやすいように独特のセリフを持たす為と、発音の面白さで”カッチャーウ”となったそうです。

マックィーンの”95”の意味とは?

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マックィーンが車に付けているゼッケンの”95”ですが、こちらの数字にもきちんと理由があります。 カーズを制作するピクサーといえば、映画『トイ・ストーリー』が有名ですが、『トイ・ストーリー』が本国アメリカで公開されたのは1995年です。そのアメリカで公開された年を取って、95という数字を付けられたと言われています。 最初の案では、カーズの監督であるジョン・ラセターの生まれ年である1957年から取った”57”を使うことも出たそうですが、結果的にトイストーリーの公開年が使用されました。カーズ以外にも、ピクサー作品にはちょっとした部分にも意味を含めている要素が所々にあります。映画を見るときは、細かい部分まで目が離せません。

『カーズ クロスロード』には『スターウォーズ』の血が流れている!?

『トイ・ストーリー』におけるバズとザーグの関係性や『Mr.インクレディブル』の空飛ぶ円盤の音が『スターウォーズ』のスピーダーバイクに似ているなど、ディズニー作品では『スターウォーズ』に対して数々のオマージュが捧げられてきました。 そして本作『カーズ/クロスロード』でも同様のオマージュがなされているそう。脚本家たちは絵コンテの段階で何度も『スターウォーズ』を見直し、その他にもいろいろな部分に『スターウォーズ』愛が隠されているのだそうです。 また本作のプロダクションデザイナーであるジェイ・シャスターは以前ルーカスフィルムに所属しており、『エピソード1』『エピソード2』の乗り物のデザインをしていました。『カーズ3』はまさに『スターウォーズ』の血が流れている、というべき映画なのではないでしょうか。

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故ポール・ニューマンの未公開音声でドックが帰ってくる!

声優を務めていたポール・ニューマンが亡くなってしまったため、『カーズ』でマックイーンを導いたドック・ハドソンは、『カーズ2』には登場しませんでした。 しかし、本作『カーズ3』ではドックが再登場しマックイーンを導く、という重要な役割を果たします。その手法は以前『カーズ1』製作当時にジョン・ラセターがポールの音声を収録する際にマイクをずっと回していた際の未公開音声から使える音声を探し、つなぎ合わせて使用するというもの。 製作陣のポール・ニューマンへの敬意が現れていると言えるエピソードですね。

『カーズ』シリーズの今までのあらすじ

『カーズ1』

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主人公は真っ赤なボディが特徴の人気のレースカー、ライトニング・マックィーンです。ピストン・カップの決着をつけるためにカリフォルニアに向かっていたマックィーンは、トラブルによりルート66号線沿いにあるラジエイター・スプリングスという田舎町に迷い込んでしまいます。 初めはラジエイター・スプリングスを出る事ばかり考えていたマックィーンですが、街の住人たちと触れ合ううちに今までに感じたことのなかった友情や恋心を感じはじめます。 ラジエイター・スプリングスで心身ともに成長したマックィーンはカリフォルニアで決勝戦にのぞみます。しかしレース中、またしてもトラブルが…。

『カーズ2』

『カーズ2』DVD
ピストン・カップで連続優勝し続け、大活躍中のマックィーンは休息のためラジエーター・スプリングスに訪れていました。そこでワールド・グランプリへ招待されます。イタリア代表のF1カー・フランチェスコの挑戦を受けるため、親友のメーターをピット・クルーのメンバーとし、第一レースの会場・東京に向かいます。 メーターの無線でのミスによりフランチェスコに負けてしまったマックィーンはメーターを責めてしまいます。責任を感じたメーターはラジエーター・スプリングスに帰ろうとします。 しかし空港でスパイ仲間と勘違いされてしまったメーターはイギリスのスパイ、フィン・マックミサイルたちに仲間に引き入れられてしまいます。フィンたちからワールド・グランプリの真の計画を聞いたメーターはその計画を阻止するためフィンたちに協力することになります。

こいつらももちろん活躍!『カーズ』シリーズおなじみのキャラクター

メーター

『カーズ』メーター
マックイーンの親友で、優しく天然で、陽気な性格をしているシリーズの人気キャラクターです。『カーズ2』やスピンオフ作品では実質主役となっており、ファンの間でも人気が高いです。 元々は水色の可愛らしいボディをしていましたが、今となってはキズとさびだらけになってしまい、ライトなどの重要な一部のパーツも欠けてしまった中型レッカー車です。モデルは実際にルート66の廃ガソリンスタンドにおいてあったInternational Harvester L-170です。 得意技はバックで高速走行することでこれが後に物語の重要なシーンで発揮されることになります。趣味はトラクター転がしで、夢はヘリコプターに乗ることです。一人称は「俺」、または「オイラ」。

サリー

『カーズ』サリー
車体は2002年型ポルシェ911カレラでタトゥーを入れています。小さな町の敏腕弁護士兼「コージー・コーン・モーテル」のオーナーをしています。 都会での生活で疲弊した彼女は、偶然行き着いたラジエーター・スプリングスに美しい景色に心奪われ、移住を決意しました。サリーはマックイーンに、ドライブの本当の楽しさを教えることになるキャラクターです。 廃れてしまったラジエーター・スプリングスを立て直したいと考えている彼女は、町おこし運動にも積極的に関わっています。一人称は「私」。

ラモーン

『カーズ』ラモーン
車体は1959年型シボレー・インパラです。カスタムペイントを施す「ラモーンズ・ボディペイント」の経営者をしています。車高の調節が可能なハイドロリクス仕様にもなっています。ラモーンの塗装技術は一級品で、メタルペイントのカリスマ的存在であります。 ラジエーター・スプリングス全盛の頃は、自慢の塗装技術で店に来た客を満足させていましたが、町が寂れて客が来なくなってからは自分自身の車体のペイントが日課になってしまっています。

ドック・ハドソン

ドック・ハドソン カーズ
ラジエーター・スプリングスの住人で、『カーズ1』でマックイーンの成長を大きく助けるキーパーソンがドック・ハドソンです。町の診療所の医者である彼は、ある秘密を抱えておりマックイーンにダートという舗装されていない道路の走り方を教えることとなります。

『カーズ クロスロード』同時上映作品は謎の生き物といじめっ子の心温まるストーリー

ディズニー映画と同時に短編アニメーション映画が上映されるのはもはや恒例となりました。この同時上映の短編映画は何度もアカデミー賞にノミネートされ、才能ある監督の長編監督への道の登竜門であるとも言えます。 そして本作の同時上映短編映画は『LOU(原題)』。「忘れ物箱」の中の赤い布と野球ボールでできた謎の生物といじめっ子の心の交流を描いた作品であり、こちらも『カーズ3』に負けず劣らずエモーショナルな作品になっているようです。

カーズ3作目、『カーズ クロスロード』の公開日は2017年7月15日!

ピクサーが今夏送るシリーズ第3弾『カーズ/クロスロード』は2017年6月16日全米公開。日本公開はそのおよそ一か月遅れとなる7月15日に公開されることが発表されています。