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傑作ミュージカル『ラ・ラ・ランド』がもっと面白くなる10のこと

2017年5月12日更新 31152view

原題のロサンゼルスを舞台にしたミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』。ヒット曲を取り入れていないにも関わらずアカデミー賞6部門受賞という高評価を得た映画をより楽しめるための事実10選をご紹介します。

アカデミー賞最多13部門にノミネートされたミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』

現代のロサンゼルスを舞台に、ジャズピアニストと女優のラブストーリーを描いたミュージカル作品『ラ・ラ・ランド』。2014年『セッション』が5部門のアカデミー賞にノミネートされ、3部門で受賞を果たしたデミアン・チャゼル監督の新作がより面白くなる情報10選をご紹介します。

1.ピアノを猛特訓したライアン・ゴズリング

『ラ・ラ・ランド』

映画の音楽を担当したジャスティン・ハーウィッツによると、劇中のピアノ演奏シーンは、制作途中の段階ではピアニストのランディ・カーバーが演奏していたそうです。

主演のライアン・ゴズリングは撮影に当たって一日2時間のピアノレッスンを週6日こなし、すべての曲をソロで演奏できるように練習しました。そして、撮影が始まった時には、すべての楽曲をゴズリング自身がCGIや代役など一切使わず自分で弾けるようになっていたそうです。

2.ミア役はエマ・ワトソンだった

『ラ・ラ・ランド』

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主人公の恋人のミア役には、最初エマ・ワトソンがキャスティングされていました。しかしワトソンは2017年に公開されるディズニーアニメーションの実写化『美女と野獣』のヒロイン役に選ばれたため、『ラ・ラ・ランド』の撮影に参加できなくなってしまいまいした。

主演のライアン・ゴズリングは逆に、『ラ・ラ・ランド』の出演が決まっていたため、『美女と野獣』の野獣役のオファーを断ったそうです。

3.リモコンキーに関するトリビア

『ラ・ラ・ランド』

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劇中で、セバスチャンが車のリモコンキーを顎に挟むことで、信号が届く領域を広げるシーンがあります。これは実際に効果がありますが、映画で言っているようなガンになる恐れはありません。

領域が広がる理由は、人間の脳はほぼ水分でできているため、水分を通してリモンコンの信号が広範囲に広がるからです。

4.ピアニストを嫉妬させたライアン・ゴズリング

『ラ・ラ・ランド』

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監督のデミアン・チャゼルが、昔のミュージカル映画のようにワンカットでシーンを撮影したかったためゴズリングはピアノを猛練習し、撮影初日までに自分ですべての曲を弾けるように準備していました。

映画に出演しているピアニストのジョン・レジェンドは、ゴズリングがあまりに早くピアノを習得したのでその才能に嫉妬したと言っています。

5.ゴズリングが追加したセリフ

『ラ・ラ・ランド』

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ゴズリングはプライベートでは女優のエヴァ・メンデスとパートナーの関係にあり、2人の子供ももうけています。

劇中でセバスチャンは、”LAの人は全てを崇拝するが、全ての価値を認めない”というセリフを言いますが、このセリフはメンデスが冗談でいったセリフをゴズリングが気に入り、演技に追加したものだそうです。

6.『セッション』と同じ曲が使われている

『ラ・ラ・ランド』でセバスチャンとミアがジャズについて話しているシーンで流れている曲は、ハーウィッツ作曲の”When I Wake”という曲です。

この曲は2014年の映画『セッション』でも使用されており、その時に使用されていたシーンもメインの2人がデートをするという場面で、しかも同じジャズについて話しているという設定でした。

7.ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンの共演は3作目

『ラ・ラ・ランド』

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ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが恋人役を演じるのは、実は『ラ・ラ・ランド』で3作目となります。

1作目は2011年の『ラブ・アゲイン』、2作目は2013年の『L.A. ギャング ストーリー』です。2015年の『フォーカス』でも2人は恋人役でキャスティングされていたのですが、最終的にその役はウィル・スミスとマーゴット・ロビーに変更になってしまいました。

8.過酷だったダンスシーンの撮影

『ラ・ラ・ランド』

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夕闇のハリウッドヒルズでのダンスシーンを撮影するチャンスは、2日間で30分間しかなかったそうです。

主役のゴズリングとストーンは、1日5回のダンスシーンの撮影をこなし、一度終わるとアシスタントに抱えられスタート地点に戻り、汗を拭いて再び踊るということを繰り返したそうです。

9.オープニングは真夏に撮影された

『ラ・ラ・ランド』

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映画のオープニングシーンは気温43度という猛暑の中行われました。そのため出演者達は予備の衣装を2つ用意し、テイクごとに着替えなければなりませんでした。

また振り付けを担当したマンディ・ムーアは、撮影中に写り込んでしまうことを避けるため、車の下に隠れてダンサーに指示を出していたそうです。

10.制作に至るまでの苦労

『ラ・ラ・ランド』

監督のチャゼルが『ラ・ラ・ランド』の着想を得たのは、まだ彼が大学生の時でした。ちなみに作曲担当のハーウィッツも同じ大学の同級生でした。

2010年に脚本は完成していましたが、ヒット曲に頼った形でなく、ジャズを使用したミュージカル映画にどのスタジオも興味を示しませんでした。また、スタジオが興味を持っても、脚本や主人公の設定を変更するといった要求が多かったそうです。中にはセバスチャンをジャズではなくロックミュージシャンに変更しろといったものもあったそうですがチャゼルはその要求を拒否しました。

2014年の『セッション』がヒットし、たくさんの賞にもノミネートされた実績から、『ラ・ラ・ランド』の制作につながったそうです。