"もうひとつ"のヘレン・ケラー物語。映画『奇跡のひと マリーとマルグリット』が泣ける

2017年7月6日更新

2015年5月から順次劇場公開される『奇跡のひと マリーとマルグリット』。ブランスを舞台とした実話が基となっておりもうひとつのヘレン・ケラー物語ということで注目を集めています。今回はこちらの作品についてご紹介します。

聴覚障がいを持った少女たちが暮らす修道院にやってきた一人の少女、マリー。目も、耳も不自由な彼女は余命いくばくもない修道女、マルグレットによる教育で奇跡的にも言葉を覚えていく。しかしそんな2人が互いに別れを告げなくてはならないときまで、残された時間はそう長くはなかった…。

"もうひとつ"のヘレン・ケラー物語

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この映画は、フランスの町ポルティエに実在した2人の女性がモデルになっています。目も見えず、耳も聞こえなずに14年間教育を受けることなく育ってきた少女、マリー。修道院に入学してきた彼女の面倒を見るのは、マリーが持つ野生の嗅覚に惹きつけられた修道女、マルグレット。お互いに衝突しながら、2人は学びを続けていきます。そしてマリーが学び始めてから8ヶ月後、ついに奇跡が起きるのです。

教えてくれるのは"生きる喜び"

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ついに言葉を発することができるようになったマリー。その後も苦闘しながら徐々に物の名前を発することができるようになります。喜びを感じるマルグレットでしたが、実は彼女ある重い病を患っていたのです。死が迫っていることをだんだんと自覚するマルグレット。そこでマルグレットはマリーが言葉を覚えたてであるにもかかわらず、彼女に対し"生きる喜び"をなんとか教えたいと努力していくのです。それを汲み取ろうとするマリー。別れの時期が迫る2人は、観る者にも"生きる喜び"とはなにか、教えてくれるのです。

フランスの"名優"と注目の"新人"がコラボ

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今回の作品はマリーとマルグレット、どちらの女優さんにも注目株を起用したことで話題を浴びています。修道女マルグレット役には『記憶の森』でセザール賞主演女優賞を獲得し、フランスの"名優"と評価されるイザベル・カレを、またマリー役には実際に耳にハンディキャップを抱え、今作で映画デビューとなる期待の新星アリアーナ・リヴォアールを配役するなど、実力のあるベテランとフレッシュな新人が魅せる劇中での掛け合いも見どころの一つです。

フランス西部の優しい雰囲気が流れるこの作品に、ぜひ劇場で浸ってみてください。